2025年4月18日に、サントリーホールブルーローズ(小さいホール)にて、
合唱団の一員として舞台に立ってきました。
〈とんでもない体験〉4回シリーズ4回目です。
3.ハーモニー編はこちらです。
4.【本番】
前日のリハーサル、当日午後のゲネプロ(本番と同じ条件で行う最終リハーサル)を経て、
意外と、想像よりは緊張しませんでした。
でも、とても集中していた。
2か月間、とにかく毎日何かしら練習を重ねてきたからでしょうか。
練習は裏切らない、とよくアスリートが言う気持ちがちょびっとだけわかった気がします。
合唱団は最後の最後にお辞儀をするけれど、それまではしない、とは聞きました。
でも、拍手してくださる皆さまの笑顔に、何か応えたいぃぃ💦と思いつつ、
どうしていいかわからないから立ち尽くす。
”え~と、え~と”と思いながら呆然とす、な時間がありました💦
お作法って大事✨つまり型って大事!が学びです。
舞台にはプログラムに従って出たり入ったりしましたが、
メサイアの演目では25分間舞台上にいて、オケの演奏はもちろん、
テノール、ソプラノの歌手の皆さまのソロを一緒に聴いているわけですが、
思わず聞きほれて、舞台の上にいることを忘れている時がありました。
あれはやばかった。ペンライトを振る気分で拍手したくなったりしちゃいました。
そんな中で合唱「ハレルヤ」を歌い終わった時に、
確かに感じた会場からのエネルギーの高まり!
会場全体の空気が膨らんだかのような、熱を帯びたかのような、ナニかが伝わってきました。
そして指揮者の三ツ橋先生のうなずきと、包み込むような笑顔。
忘れられません。泣きそうでした。
三ツ橋先生の在り方、エネルギー、表情、会場の巻き込み力、
オーケストラの皆さんの演奏を1メートル~3メートルくらいの距離で一緒に味わえたこと、
プロのソプラノ歌手、テノール歌手のソロを同じ舞台で聞けたこと、
すっごいものを間近で体感させていただいたことは、一生の宝です。
プロ歌手のソロや、オーケストラの演奏は文句なくすっばらしかった!
でも合唱はどうだったか、届けた側の想いはあっても、何が伝わったかはわかりません。
そんな中、とても嬉しかったのは、私たちの「挑戦」に向かった気持ちやエネルギーを
受け取ってくださったことが伝わる感想をいただいたことでした。
「勇気づけられた」、「自分も頑張れそうだと思った」、「元気が出た」、
「歌が好きな気持ちが伝わってきた」「楽しんでいる姿を見て、自分も楽しめた」などなど…。
客席で涙を流されている方もいらして(一緒に歌っていた人が教えてくれました)、
何かが伝わったこと、それが本当にありがたかったです。
もちろん、何を受け取るかはその人次第ですから、色々なご感想がおありでしょう。
届ける側はお届けするのみ。
本当に色々な受け取り方があるものだなぁ~と、それも今回実感したことの1つです。
そういえば「シニアの方々の挑戦が素晴らしかった」という声も複数あったそうで、
”シニア”と言えば、私も夫も入るだろうなぁと(グレーヘアですし)。
最近は、色々な場で最高齢の参加者だったりすることも増えてきていて、
そんなお年頃よね、と思っていますが、
”シニアの挑戦”というインパクトがあったとは、想定外でした。
少しでも応援になったなら、良かったよかった✨
今回、「挑戦」の想いを込みで受け取ってくださったことの喜びを味わったものとしては、
人の想いへの想像力を、これまで以上に培っていきたいと、感謝を込めて思うのでありました。
奇しくも先日参加した読書会で学んだ言葉、
「何かを本当に知りたいと思うなら、心のうちに無知の部屋を作らなくてはならない。
分かったと思うとき人は、なかなかそれ以上に探求を続けようとはしないからだ」
(『悲しみの秘儀』若松英輔著より)
の実践あるのみ。
今回、とんでもない体験に飛び込んでみて、何がどうだったか、と聞かれると
一言ではとても語り切れないのです。
本当にとんでもなかった!
想像は軽く超えていた。
何が支えだったかというと、一緒にがんばる仲間の存在と、応援してくれる人たちの力です。
「行くよ~!」「楽しみにしてるよ♪」の声が、どれだけエネルギーになったか!
とんでもない体験だったけれど、おそらくこれからの私は、
今まで通りのことを今まで通り丁寧に続けて毎日を送っていくのです。
その中に、今回感じたとんでもない体験のエッセンスがにじんでいくのではないかなぁと、
そんな風に感じています。
最後に、この挑戦への機会を創ってくださった、Mirai Music Resonance代表の柿澤寿江さん、とてつもないエネルギーで、音楽への、歌への向き合い方、大切にする具体的な方法を教えてくださった指揮者の三ツ橋敬子先生、
素晴らしいご指導をいただいた丸山夏季さん、
全体練習の時にご指導いただいた及川豊さん、
素晴らしい音色を奏でてくださったオーケストラの皆さま、
ずっと練習に付き合ってくださって、温かく見守ってくださったピアニストの永原緑さん、
スペシャルオーガナイザーのクラリネット奏者 川井夏香さん(この方がいらしてこそ!)、
合唱団のメンバーでありつつ、寝る間を惜しんでずっと支えてくださった運営チームの皆さま、
一緒に歌った合唱団の皆さま、アルトチームのみんな、
本当にほんとうにありがとうございました!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
本番前の舞台からの風景。
天井と客席との間の空間に、祈りのような神聖なエネルギーが宿っているような気がしました。
アンコールで客席に語り掛ける三ツ橋敬子先生。
写真は来てくださった安海玲子さんからいただきました。
アンコール場面。いや~、本当にすごい体験でした✨



















