株式会社イプラ社長のブログ【タイツ社長のこちら販売促進課】 -98ページ目

あいおいニッセイ損保東京本社で講演します

あいおいニッセイ同和損保様主催にて
『女性来店率UP集客改善セミナー』
を講演させて頂きます。

あいおい損保東京本社にて12月6日開催予定です。定員数150社のためご希望されるディーラー様はあいおい損保担当または弊社までお声かけください。
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腐る経済

こうしてパンをつくりはじめて10年が経った。気がつけば「天然菌」や「自然栽培」にのめりこみ「パン屋でこんなことしている人はいない」「不思議なパン屋」「面白いパン屋」とまわりからいわれるようになっていた
友人より「この本、面白いよ」と勧められた食と経済に関する本。
 
岡山の古民家で、無農薬、無肥料の材料を使って自然界にある天然菌でパンを作っているタルマーリー。材料にこだわるあまりパンの市場価格からは乖離するけれど、それでも自分たちが安心して食べたいと思えるものを追求する。
 
とても共感しました。本書ではマルクスの資本主義について触れながら「腐らない経済」と「腐る経済」について語られます。
 
本来、自然界におけるすべてのものは腐り、土に還り、再生を繰り返すもの。しかし、競争原理を前提とした資本主義は食べ物を腐らないもの、それは加工し、防腐剤を混ぜて利潤を優先していくあまり大量の安価なパンと安価な労働力を生み続けていく。つまり経済自体も「腐らない」なかで恐慌やバブルという反作用を待っている。
 
とても読み応えのある本でした。
 
ふと、自分がモーター業界に足を踏み入れた時のことを思い出しました。まだモータリゼーションブームの余韻が残る中で、どの展示場もセンスのない、同じような景色だと感じました。
 
例えば展示場を飾るのぼり旗ひとつとっても、初回制作時の版下代がかかっているため時代遅れのデザインでも流通させ続ける方が提供メーカーとしては利益率が良くなります。その代償として旧態以前の景色から発展が見られなくなり、中古車市場を「ダサい」イメージに変えてしまいました。若者のクルマ離れはメーカーだけの責任ではありません。
 
ここに書いてある『簡単に手に入る人口的に培養されたイースト菌』ではなく自然界に存在する天然菌を育てて発酵されたパン作りの苦労とは比になりませんが、「腐らない経済」という利潤優先主義はその反作用として「市場を腐らせる」ということの意味が少しわかるような気がします。
 
当社も業界では少し変わったサービスを提供しています。それは利潤よりも世の中に与える影響力を意識しているからです。もちろん利潤がマイナスなら会社は成り立ちませんが、売れるからといって同じ旧態依然の景色を焼き直すようなものは提供しない、と決めています。
 
そうすることで淘汰される商品が新しいものを生み、そして市場を再還元させていくのだと思います。
 
手っ取り早く何者かになろうとしたってなれっこない。何かに必死で打ち込み、何かを極めようと熱中していると、ひとりひとりがもつ能力や個性が、「内なる力」が、大きく花開くことになるのだ
 
最後の一節にとても胸が熱くなりました。今度、岡山まで足を運びタルマーリのパンを食べてみたいと思います。

スポットライトの作り方

広島の自動車販売店様に展示場集客の支援に伺いました。
 
 
よくショールーム内に新車が置かれている店舗を見かけますが、意外にも展示ブースまでお客様が足を向けずに退店されるケースが多いのではないでしょうか?

 

この店舗様も同じご感想をお持ちでした。

 

そこで私が気をつけた点は以下の3点です。

 

・「あれなに!?」という注意導線

・「見たい!」と思わせるきっかけ

・「試乗してみたい!」という欲求

 

アイドマの法則の法則というものがあります。

 

Attention(注意)⇒ Interest(興味)⇒ Desire(欲求)⇒ Memory(記憶)⇒ Action(行動)

 

つまり

 

知る ⇒ 興味を持つ ⇒ 欲しいと感じる⇒ 記憶する ⇒ クルマを買う

 

購買行動の心理として有名ですが、これをショールームで実現します。

 

導線が弱かったためエントランスの床に矢印誘導のポップを提案しました。また展示車には空間演出のための説明ポップと現物の展示、またクイズ形式で問いかけるようなアイデアを提案しました。

 

例えば「このフロアマットに肉球はいくつあるでしょうか?」などのような内容です。この質問内容に意味はありません。お客様と店舗とのコミュニケーションが生まれるきっかけ作りが一番大切です。

 
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差別化はどの業種でも避けられませんが、世の中のほとんどの商品は扱うモノが同じです。例えば本であればamazonでも書店でも手に入るものは同じです。

 

では差別化とは何か?

 

それはスポットライトの作り方。例えば本屋であれば「店長が選ぶ!漫画ワンピースを100倍楽しむための海賊の歴史コーナー」などを作れば親が子供に買い与えるかもしれません。

 

ひとつひとつは変わらない商品でも組み合わせや、深く掘り下げることで魅力を作り出すことができます。つまり、向ける光の角度を変えればamazonのような画一的なハブシステムに負けないスポットライトを作ることができるのです。

 

これは自動車業界でも全く同じことが言えます。

 

ハードが同じ(中古車は年式・走行距離などの差異はありますが)かつ、競争価格と営業だけでは大手にはかないません。

 

大切なことはスポットライトの作り方です。展示場はスポットライトひとつで大きく流れが変わります。

 

どの展示場も同じクルマ、同じ展示場、違うのは価格だけ。それではきっとお客様にも「買う楽しみ」を得られません。いろいろな光の当たり方があるからこそワクワクする市場になるのだと思います。

 

イプラはお客様と一緒に集客のお手伝いをいたします。

 
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