エピソード①
母親への思いに
苦しんでいませんか?
今回はわたしと母との
関係についてお話したいと思います。
体験談を書くのはリスクなのですが…
自分と深く真正面から向き合うには
必要な通過点だと判断し、
開示することにしました。
私は今両親と疎遠な状態で
かれこれ5ヶ月になります。
育児で激しく悩み、疲弊して消えたくなって
こんな自分から狂おしくなる程抜け出したいと
2年前にママ向けの長期講座に通いました。
そのときに育児の辛さは
自分の幼少期における母親との関係が
大きく影響しているということを学びました。
お母さん あれは
嫌だった
悲しかった
苦しかった
迷惑かけてごめんなさい
当時のエピソードをいくつも思い出しては
ひたすら自分を癒やしてきました。
学びの中で、幼い子どもならではの
単なる思い込みや勘違いに気づいたことで
母親に直接確認をしたり、
真偽を確かめる過程で
口喧嘩になったこともありました。
別の機会では
母はわたしをいたわり、謝り、
共感し、応援してくれたりもしました。
今さら昔の話を掘り起こすことは
相当な抵抗があったけれど
子どもを攻撃してしまう日常から
何が何でも脱出したかったので
学んだことや、やってみたら良いことは
片っ端から実践しました。
努力のかいあって
母の誕生日には「産んでくれてありがとう」と
言えるまでにわだかまりが溶けていった。
そんなハッピーもありました。
自分が癒やされていくと同時に
子どもに対して激しく怒鳴るということが
激減し、夫との仲も良好になって
わたしの願望は確かに叶いました。
けれど、次第に“より戻し”というものにも
悩まされるようになったのです。
一番酷かったころに比べると
はるかに家族に優しいまなざしを
向けられるようにはなりました。
けれど、子ども達の勉強に関しては
厳しい目を緩めることができなくなって
しまったのです。
テストや成績の評価が低いと
怒りが抑えられなくなる。
これには本当に悩まされました。
「人の価値は成績や評価で決まるものではない」
知識としては分かっている。
けれど心が激しく拒否るのです。
カウンセリングも何度もしてもらいました。
子どもを責めると同時に
自分のことも同じくらい責めていることも
よく分かりました。
でも状況は大して変わらなかったのです。
特に勉強が苦手な長男を激しく非難しました。
ありのままを優しく受け止めたいのに
どうしてもそれができない。
言いようのない悲しみやもどかしさ、苦しみが
身体中に充満しました。
やっぱりわたしは母親失格なままなのか。
激しい失望の後に、母親に対して
再び激しい憎悪が湧いてきたのです。
お母さんがわたしを厳しく育てたことが許せない。
小2のころに算数のドリルを
11時57分までさせたこと、
まだ怒りが治まらない。
アンタのせいだ!
アンタがいつもヒステリーだったから。
許せない。
憎ったらしい。
大っ嫌いだ。
今年6月に送ったLINE。
衝動的でした。
後先のことを考えられないほどに
わたしは正気を失っていました。
続く…