前回、ある娘さんが急にリストカットを始めて困っていたところ、ディープな台湾スピリチュアル「祭改ツェーカイ」へ連れて行くよう老師からアドバイスを受けたケースを紹介しました。
で、この「祭改ツェーカイ」と似たものに「収驚シューキャ」というものもあって、こっちのほうが台湾の民間ではポピュラーなんですね。
我が家は「収驚シューキャ」も行ったことがないので、ちょっと知人の体験を聞いてみました。
私「ねえ、収驚シューキャの経験ある?」
知人「あるよ。学生時代に一週間原因不明の高熱が続いて…、それで。」
知人の話では、学生時代にノリで友達と肝試しすることになって夜中に山に行ったら、それから一週間高熱が続いて起き上がることもできなくなったそう。
家族が医者に往診を頼んだけれど、それでも熱が下がらなくて…
知人「で、アマー(お婆ちゃん)が、これは収驚シューキャしないとだめだ~と言うので、近所のおばさんのところに担ぎ込まれたのよ」
そのおばさんというのは普段は市場でチマキを売っている人なのだけれど、それは世を忍ぶ仮の姿なのか?実はアパートの自宅に祭壇を設けて神仏を拝んでいたのだそう。
(…怪しい大丈夫か?思わずつぶやく私…)
知人によると収驚シューキャのプロセスは…。
①本人が行くときに、本人の服も持参する。
➁指示された供物も祭壇の前にお供えする。
③おばさんが本人の生年月日や名前、干支などを尋ねる。
④おばさんがお線香を手に何か唱えながら、本人や供物や服の周りをグルグル回る。
⑤持って帰ったその服を三日連続で本人が着用する。
そしたらなんと…あ~ら不思議
知人の原因不明の高熱がすっと下がり、きれいさっぱりよくなったとさ
前回のブログの「祭改ツェーカイ」はごく一部の正統派の廟しかできませんが、この「収驚シューキャ」は、割とあちこちの廟でもお願いできるし、知人のケースのように個人で運営している小さな廟や信仰の場でもやってくれたりします。(やり方はそれぞれ違うらしい)
もちろん変なものを祀っていて、収驚シューキャ頼んだら逆効果になる場合もあるので要注意です
ご利用は計画的に
ともかく例えば、子供の夜泣きが止まらないとか、事故などショックなことがあってから情緒不安定とか、或いは墓場や葬儀に行ってから異常に具合が悪いとか…
そういうとき、台湾人はよくサラッと
「収驚シューキャに行きなよ」と言います
収驚シューキャで有名なのはこちら行天宮
服を持参して収驚をお願いしている人がいますね。もちろん不調がなくても、平穏無事を願って収驚を依頼する人も多いです。
収驚シューキャは動揺している魂をなだめる効果があるそうです。
※これは以前のまだ行天宮でお線香が使われていた時の映像です。現在も行天宮で収驚はお願いできますが、お線香は使われていません。
で、結局「祭改ツェーカイ」と「収驚シューキャ」は何が違うのよ「収驚シューキャ」は予約不要だし、これでよくない
…ということで、老師に違いを聞いてみました。
老師「祭改ツェーカイと収驚シューキャの違いは、複雑なので簡単に説明できないのだけど…、祭改ツェーカイには収驚シューキャも含まれる。要するに沖煞チョンサーの大小によって、どっちを行うべきかが決まる。」
…ということで、つまり、沖煞チョンサーのダメージが軽いなら収驚シューキャで済むらしいです。それでもダメな場合は祭改ツェーカイへGO
(沖煞チョンサーについては、に貼り付けてある前回ブログ記事をご覧くださいね。)
なお、誤解のないように申しておきますが、異常を感じたときに台湾人も最初はちゃんと病院に行ったりします。
でもそれでも治まらないときの次の一手としてこういった台湾スピリチュアル手段をチョイスすることもあるということなのですね。
それにしてもチマキ売りのおばさん、必殺仕事人なの
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