常磐線が全線運転再開してからまもなく1年が経とうとしていますが、未だに全区間に乗車できていない1910番です。
開通後しばらくして落ち着いたら行こうと思っていたのですが、さすがに落ち着き過ぎです…。
来春のダイヤ改正の概要も続々と発表されて、さすがにそろそろ行かねばと思っているところに、ちょうどよい臨時列車が走りました。
水戸始発で仙台まで運転される「ひたち97・98号 のんびり冬の仙台号」です。
これはよい機会と、とりあえず水戸から仙台までの97号の指定をゲット。
えきねっとの企画で乗車券込みで50%オフという破格で仙台へ行きます。※帰りは普通列車です。
一人では寂しいので、今回も1910番に散々付き合わされている船長氏をお誘いしました。
今回使用した乗車券類
乗車券は、列車の運転区間と同じく水戸から仙台市内までなので、復路には青春18きっぷを使用することにします。
というわけで、さっそく水戸駅からスタートです。
早朝の水戸駅改札口
改札口の発車標には「のんびり冬の仙台号」の文字が…。
イラストもあって凝っています。
改札口の発車標
発車まで少し時間があるので、ホームにある立ち食い蕎麦で温まります。
確か、7:00から開いているはずです。
5・6番ホームの立ち食い蕎麦屋
しかし、ここにもコロナの影響が…。
朝早くから水戸駅で蕎麦を食べようとしている方、ご注意ください!
営業時間が9:00~20:00になっていました
そうこうしているうちに、列車が入線です。
見た目だけではただのひたち号と区別がつきませんが、「ひたち97号 のんびり冬の仙台号」です。
水戸の3番線に停まっているのも注目ポイントです(通常の下り特急は4番線に入る)。
K9編成でした
弁当を買い込んで、いざ乗車です。
これからおよそ4時間の長丁場、弁当も奮発して2個仕入れます(いつもと同じ)
「常陸牛と山の恵み弁当」と「豚べん」
片方がお隣の船長氏と被りました(いつもと同じ)。
お隣の様子
1910番が乗車した車両は、10人ほどの乗車で発車。
このあと、終点の仙台までほとんど乗り降りはありませんでした。
昨今の状況を考慮して旅行を中止した方もいるのかもしれませんが、結構な空気輸送列車です。
日立にて
朝日を浴びながら走っていきます。
日立を出ると、ちらっと太平洋が見えます。
おはよう日本
そして茨城と福島の県境、勿来あたりで一気に太平洋が近くなります。
勿来の関付近
特急らしく順調に飛ばしていきますが、四ツ倉を過ぎると単線区間に入り、名前の通り(?)のんびりとした感じで走っていきます。
651系では何度か通過したことがある区間ですが、E657系だと不思議な感じになります。
そして富岡に到着。
ここから先は、震災後初めて通過する区間となります。
富岡
ここから先は12年くらい前に通ったことがある区間ですが、ほとんど覚えていないので初めて同然です。
何事もなく走っていきますが、ここまで来るのに様々な出来事があったのだと考えてしまいます。
そして原ノ町まで到着。
ここでもE531系が見られるようになりました。
原ノ町
単線なので、臨時列車らしく普通列車との行き違いで待たされたりします。
原ノ町から先は交流電車と顔を合わせます。
駒ケ嶺にて
駒ケ嶺~浜吉田間は、津波の被害を受けて線路が内陸に移された区間となるので、本当に初見の景色となります。
田園風景の中を高架線で走り抜けていきます。
山下付近
山下駅では、仙台発のひたち14号とすれ違います。
もちろん、こちらが待たされます。
ドアは開かないので車内から見送り
そして岩沼で東北本線に合流し、仙台までラストスパートです。
車窓は一気に雪景色となりました。
仙台近郊
水戸を出て3時間48分後、定刻で仙台に到着です。
景色を眺めて弁当を食べ、弁当を食べて景色を眺めていたらあっという間の乗車時間でした。
では、今日はこの辺で…。
長くなってしまいましたので、続きは後編へ。
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