BOSS /FZ-1W発表 | DIGEQUIPMENT -JR御茶ノ水駅から徒歩2分!クロサワ楽器お茶の水駅前店スタッフブログ-

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Dig into Equipment
筆者の主観と偏見で、機材を掘り下げご紹介します

TB-2Wの混乱も落ち着いてきた?今日この頃、BOSSからまた、「Fuzz」が発表されました。

『FZ-1W』

既存の名機たちを現代版にアップデート・モダナイズ化といった内容の技Craftシリーズにおいて、はじめて既存のモデル名にないネーミングの製品が発表です。

メーカー曰く「特別なモデルのみに採用するスペシャル・ナンバーの “1” を使用」とのこと

確かにBOSS製品でここしばらく、技CraftシリーズやデジタルのXシリーズ、復刻や限定品以外でアナログ仕様の「-1」のナンバリングされた製品は1989年5月発売のCH-1 Super Chorus以来かと思われます。
(現在ではCH-1はデジタル仕様になっていますが、、、)

1989年から32年ぶりのオリジナルモデルの『-1』ナンバリングの製品。

FZ-1ってなかったっけ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、BOSS製品でFUZZモデルは
1993〜97年生産のFZ-2 HYPER Fuzz (ファズ1号機なのに既にハイパーて、、、)
1997〜99年生産のFZ-3 Fuzz (2•3は共にアナログ)
2007〜現行のFZ-5 (こちらはデジタル)のラインナップとなっており
世のPedal Geeks達からするとFZ-1の型番は史上初のファズペダル製品Maestro / Fuzz Toneの方が思い浮かぶはずです(笑。

細かいことを言えば、RolandブランドでBeeBaaやBeeGee、さらにRolandの前身ブランドAceToneにてFuzz MasterシリーズFM-1/FM-2/FM3等まで遡ることもできますがやはり、「FZ-1」の型番はないはずです。

はてさて、新製品「FZ-1W」に関してはどうしても先の「TB-2W」からの影響は考えられるモデルだと思われます。
流石に「TB-2W」同様に良質なゲルマニウムトランジスタを大量に(世界的規模の供給を賄えるほどに)用意するのは流石のBOSSも懲りたのか(笑、シリコントランジスタ仕様となっているようです。

ヴィンテージモードは「きらびやかさを備えたハイゲインなファズ・サウンドと粘りのあるサステイン、かつてないギターのボリューム追従性を備えています。」
との記載であり、「ボリューム追従性」ということを考慮するとやはりFuzzFaceを意識せざるを得ないかと思われます。
モダンモードは「サウンドはダークで中低域にハリのある分厚いファズ・サウンドが得られます。モードを切り替えるとTONEノブの効き方も変化。中低域のキャラクターを損なうことなく、サウンドを明るくしていくことも可能です。」
「ダークでダークで中低域にハリのある分厚いファズ・サウンド」の記載からはToneBenderMk2を思わせるような記載ですが、

TONEノブの追加を考慮するとMk3やBigMuffなどに準するの仕様かも知れません。

 

現状FZ-1Wのサウンドを確認する方法はBOSSの製品ページ上のTonePedia(トーンシュミレーター)のみとなっておりますので気になる方は是非一度ご確認を。

 

 

 

ともあれ発売を首を長くしてお待ちください。