アナログシンセ・ファン待望のSEQUENTIAL PROPHET-5 「rev.4」が入荷しました!
お茶の水店6Fのヴィンテージシンセ/中古フロアにて、店頭展示を開始しております。
それも、ヴィンテージの「PROPHET-5 rev.3.2」と並べての、同時展示!
両方のPROPHET-5を同時に試奏できるという、ゼイタクなセッティングです!
(現在は店頭展示品のみで、販売できるものは、もう少し後に入荷予定です)
新発売の「rev4」とヴィンテージの「rev.3」の音を比較してみましたが、ほぼ一緒!
さすが、デーブ・スミス!期待を裏切らないものとなっていました。
今回は、スマホユーザー的にあえてマニュアルを「読まない」で試奏してみます。
まずは、音質から!
「VCO」の音が、「rev.3」に負けない強い音が出ています。
前の記事に書きましたけど、「CEM3340 rev.G」という、rev.3と同じVCO用のICを使っているので、ここは楽々クリア。
次は、「ノイズ」。
rev.3のノイズ音は「疑似ノイズ発生IC」を使用していて、周期的な「抑揚」のある独特のノイズなのですが、それもクリアしていました。
修理の交換用に、この「疑似ノイズ発生IC」を探すことになった時は探すのに苦労したのですが、どこから手に入れたのかしっかりとそのICの音がしていてビックリです。
そして、肝心の「VCF」! まずは、「rev.3」のものをボタンで選択。
シンセベースを作ってRESONANCE(レゾナンス)を効かせてみましたが、rev.3のVCFの音がドンピシャ!で出てきました。
シンセリードも、ディレイの乗りがいい!YMOの「THE END OF ASIA」のイントロシンセの刻みを弾くと、いい感じです。
rev.4のVCFは、CUTOFF(カットオフ)のキースケール(KEYBOARD)が「0/HALF/FULL」で選べますが、これはなにげに便利ですね。
アナログシンセ音源に関しては、ほぼ100点満点の出来ばえ!
さすが、デーブ・スミス!(SEQUENTIALの社長です)
ベンダーホイールの使い心地も、スプングリターンでありながらタッチが「軽い」ので、左手の親指へのストレスがありません。
キーボードは「ファター社」のものなので、これも合格点。
ちょっと気づいたのが、全体の音質がちょっとだけ中低音寄りで、軽く「ファット」な感じになってるところくらい。
→ 追記 2021/2/22: 現在は仕様変更されて、フラットな音質になっています。
再発もののアナログシンセサイザーというと、ちょっと触っただけで、「アレが違うコレが違う」と見つけちゃうものですけど、「PROPHET-5 rev.4」に関しては、なかなか違いを見つけるのがたいへんでした。
これは、期待通りのものだと思いますよ!
マニュアルを読まなくても、楽勝で操作できるくらいわかりやすい。rev.3をさわったことのある人なら、ぜんぜんだいじょうぶ。
電源も、AC100~240Vのユニバーサルタイプになっているので、便利。悩まなくて済みます。
まだまだ書ききれないので、次回、パネルにある「VINTAGE」ツマミの効果と、内蔵されてる「rev.2」のVCFについて記事にする予定です。
なぜ、VINTAGEつまみは左から「4~3~2~1」と数字が振ってあるのか!?
SEQUENTIALの社長 デーブスミスは、意外と「ジョーク好き」なのがわかります。
現在、SEQUENTIAL PROPHET-5 rev.4のご予約を受付けています!
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ヴィンテージシンセ担当の吉田が、記事にまとめました。
GENELEC1032モニターで、ビンテージシンセの「ほとんど」の機種の音を聞いてきましたので、的確に特徴や音の違いをご説明できます。 NEVE1073、1272、3045、API550などのビンテージマイクプリも、同様です。
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ヴィンテージシンセ担当 吉田