当店EMS SYNTHI-AKSのメンテナンス内容 | DIGEQUIPMENT -JR御茶ノ水駅から徒歩2分!クロサワ楽器お茶の水駅前店スタッフブログ-

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Dig into Equipment
筆者の主観と偏見で、機材を掘り下げご紹介します

当店では、EMS SYNTHI-AKS/A、VCS3のメンテナンスを行なっております。 

 

これらのシンセサイザーは1971年に発売され、ブライアン・イーノなどの著名なミュージシャンに使用されてきました。

 

EMSのシンセサイザーというのは、お客様によってはたいへん思い入れがあって、大事にしたいと考える人が多いようです。

あるサウンドクリエイターの方は、アタッシュケースのような「SYNTHI-AKS」を持って、渋谷の街を歩きたいと言う人もいるほど!

 

 

EMS製品は、イギリス製の部品や特殊な部品を多く使用しているので、「オリジナル」の状態を保ち続けるには独特のノウハウが必要です。部品入手のノウハウもあります。

 

また、「リファレンス」となる音と動作の反応も、数多くのEMS製品を直した実績から、オリジナルの状態を「熟知」しております。

 

 

EMS SYNTHI-AKSの概要はこちら。 

https://ameblo.jp/eki-kurosawa/entry-12618859451.html?frm=theme

 

 

この特徴を損なわないために、当店ではこちらのようなメンテナンスを行なっております。

 

当店でのメンテナンス内容

■操作系

1)キーボードの弾きやすさを向上

   キーボードのタッチセンスの感度を、弾きやすいように調整!

2)ジョイスティックの使い勝手を調整

   CVコントロール用のジョイスティックを、スムースに動くようにメンテします

3)パネル ツマミの接点洗浄、確実な動作

   汚れのたまったボリュームを、洗浄/保護して「接触不良」を解消!

   + VCOの多回転「バーニャ」で滑っている物を、オリジナルと同等品に交換!

 

■アナログシンセ音源

4)EMS独特の「パッチングボード」とジャックの接点を洗浄して、音程の不安定さを解消

   アナログシンセは、接点の鮮度が命! 音程への影響「大」

5)出音の確認

   実際に音を聞いて、EMS SYNTHI-AKSらしいシンセ音が出ているかチェックします

   VCOとVCFのいかにも電気的な音質と、リングモジュレータの電気的サウンド、

   スプリングリバーブの残響、トラぺゾイド(VCA-ENV)の動作などを確認

 

■キーボードと、256ステップ・デジタルシーケンサー

6)1971年製造のデジタル回路の、確実な動作

   SYNTHI-AKSのキーボードは、1970年代に出始めてきたデジタルICを採用しています

   ですが、そのデジタルICを、今の視点では「変態的」に使用している箇所があるので、

   修理にノウハウが必要になります

 

   これまで26年の修理実績の中で、数多くのEMSシンセを修理してきましたので、

   入手困難な部品の不良以外につきましては、対応が可能です

 

 

お知らせ

上記の内容で修理を受付けています。 

 

SYNTHI-AKS/A、VCS3が良く手入れされている物でしたら、メンテナンス項目が少なくて済みますので、価格も下がります。

https://www.kurosawagakki.com/sh_ocha/digital/index.html

 


ヴィンテージシンセ担当の吉田が、記事にまとめました。

 

GENELEC1032モニターで、ビンテージシンセの「ほとんど」の機種の音を聞いてきましたので、的確に特徴や音の違いをご説明できます。 NEVE1073、1272、3045、API550などのビンテージマイクプリも、同様です。

 

クロサワ楽器では、ビンテージシンセを絶賛買取しています。

詳細はこちらのURLから! https://kurosawagakki.com/vintagesynth/

 

 

買取のお問い合わせは、こちらへ

 株式会社 クロサワ楽器 お茶の水駅前店 デジタル館  営業時間11時~20時

 TEL: 03-3293-5627  メール:eki@kurosawagakki.com
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-2

 

お気軽にお問合せとご利用のほど、よろしくお願いいたします。