「ダンス・イン・ザ・ダーク6~マスターゼロ外伝」~気ままに「秘宝探偵キャリーMAX」 | ジョリリのブログ「秘宝探偵キャリーとか...」

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こんにちワン♪


「ダンス・イン・ザ・ダーク」を
ご愛読ありがとうございます♪


これからは、
深夜と、お昼頃にアップしていく
予定です..あくまでも、予定です(笑)


ついて来てね (ノ◇≦。)



o(TωT )o(TωT )o(TωT )o(TωT )




【ダンス・イン・ザ・ダーク】



「エピソード6:承の章~王宮」




僕は、思わず飛び起きた!





何て夢を見るんだ...僕は...

悪夢...


昨晩の出来事...

生々しい光景がはっきりと...。

ホールから出た
グレイさんが、

祭壇を覗き見る、
ゾルゲを手にかける光景...。


僕は汗まみれになっていた。


しばらく、
ボーッとしていたが、
ドアのノックに気がついた。
慌てて、ドアに駆け寄る。

「あっ、はい!」

ドアを開けると、




疾風のグレイさんが立っていた。


「あっ!」

僕は、思わず声を上げてしまった。

「ん、どうした、フウ?
顔色も悪いぞ?
マスターが、お前を呼んでこいと。大丈夫か?」

グレイさんは、僕の顔を覗きこんで言った。

「あっ、いえ、最近、眠れなくて。
す、すぐ、用意します!」

「門の所に来いよ。」

そう言って、グレイさんはドアを閉めた。

僕は、全身から、力が抜けた。

「あっ、準備しなきゃ。」

そして、素早く身支度を済ませ、
門前に向かった。



門の所に行くと、




マスターと、






トルさん達がいた。


「スミマセン、遅くなりました!」

僕は、ゼイゼイ言いながら、駆けつけた。

「悪いね、急に♪」

マスターが、笑いながら言った。

「最近の若いもんは、駄目ニャ。」

トルさんが目を細めて言った。

「まぁ、まぁ(笑)、
んじゃ、シバ頼むわ♪」

マスターが言った。

「えっ、どこへ行くんですか?」

僕は慌てた。

「王宮から、緊急の使いが来てね♪」

マスターが答えてくれた。

「では、行きますよ。」




シバさん。
物質転送の術者。
文字通り、生き物問わず、
物質を他の場所まで転送する、
と言う、便利な術である。

「これ酔うから嫌ニャ、ワシ(>_<)」

トルさんが、そう言ったと同時に、
フワリとした感覚が身体を襲う。

そして、次の瞬間には、
王宮の門の前に立っていた。






「やれやれニャ。」

転送されたのは、
マスター、トルさんと、僕の三人だった。

城門には、大臣のゼウスさんがいた。




「これは、マスターゼロ、ご足労頂き感謝致します。」

ゼウスさんは、そう言ってマスターに頭を下げた。

「ジジィの葬式と思いきニャ、
まだ、生きてるのニャ、残念。」

トルさんが、嫌みったらしく言った。


(  ゚ ▽ ゚ ;)

大臣に向かって、何てことを...。


「また、野良猫がノコノコと(笑)
おい!誰か、保健所に連絡を!」

ゼウスさんが、誰ともなしに叫んだ。

「ニャにお~!」

トルさんは、爪を立てた。(-_-;)

「まぁまぁ、二人とも(笑)
王妃を待たせてはいけないんじゃあないの♪」

マスターが間に入る。

「そうでした、マスター。
急を要する事態が!」

ゼウスさんは、我に返り、
門の中に入れてくれた。

そしてー

「また、転送ニャー(>_<)」

そうなのだ。
城は別の土地にあったのだ。

門から、また、王国の術者により、
城まて転送されるのだ。

「つべこべ言わないの♪」

マスターがトルさんを促した。


そして、

我々は、







王妃の待つ、城まで転送され、
王妃の間に通された。


道中、ゼウスさんとトルさんの
くだらない自慢話が
炸裂していた....(-_-;)



王妃の間に入るや否や、




「これは、マスターゼロ。迅速な対応ありがとうございます。」

そう言ったのは、

王宮騎士団の団長、
王国一の剣士、
アルカナさん...。


「ありゃ、王妃様は?」

マスターがキョロキョロしながら言った。

「実は、マスター、今回の件はまだ、王妃様のお耳には...。大臣と私
で止めております。是非、マスターとトル様のご意見が聞きたくて...。」

見ると、ゼウスさんも頭を下げていた。

「スミマセン、急を要しますので、
早速ですか、みなさん、予言の間にご案内します。」

アルカナは、何か焦った口調で、
みんなを促した。

「やれやれニャ(>_<)」

トルさんがぼやいた。

横を見ると、マスターは何やら考え込んでいた。

予言の間....。
話によると、この地に伝わる古の予言
がかかれた石板を保管している部屋らしい...。


僕達は、いくつもの階段と長い廊下を歩き、予言の間に到着した。

さっきまで陽気であった、ゼウスさんも口数が減り、難しい表情を浮かべている。

扉の前で、ゼウスさんが重々しく口を開いた。

「昨夜の巡回が、見回りをした時に、
予言の間の異変に気がつきました。」

そう言って、扉を開いた。


その光景を見た、マスターとトルさんは、珍しく驚きの声を上げた。


「こ、これは、まさか....。」

「また、予言が...。」


予言の間には、たくさんの石板が並んでいた。

そして、一番奥の石板が....












眩い光を放っていた。




「そうなのです。また、石板が光を放っています。あの時と同じように、
闇の祠の時のように...。」



ゼウスさんが、重い口調で言った。





つづく♪







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