太古の昔から人が住み、戦国時代前期には江戸城を築城したとされる太田道灌(おおたどうかん)が防衛拠点に国府台(こうのだい)城を築城し、幕末の鳥羽伏見の戦いの後には新撰組が兵力の再結成を試みて駆け抜けた市川市の歴史を感じてみたいと思います。
蒸気機関車とデカ盛りと道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカー「eK-Camp(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむし乗りのnorizoです。
現在、外環道の開通を控える北総線の北国分(きたこくぶん)駅の南口を西に250mほど、突き当たりのT字路を南に250m進むと南側の砂利敷きの駐車場と共に坂道の先に姿を現すのが「市川市立市川歴史博物館」と「市川市立考古博物館」です。
最寄り駅から徒歩圏にありますが無料駐車場があり、入館料も無料です。
ちょっとした高台の上にあるのが「考古博物館」です。
約4000年から2500年前に出来たと言われる堀之内貝塚(馬蹄形貝塚)の頂上付近に建てられており、正面入口から向かいを見ると、新たに出来た外環道路が広がっています。
市川市には、姥山(うばやま)・曽谷(そや)・堀之内(ほりのうち)という縄文時代の貝塚や、下総国(しもうさのくに)国分僧寺(こくぶんそうじ)・国分尼寺(こくぶんにじ)跡が史跡として保護され、縄文時代から平安時代にかけての重要な遺跡が残ります。
市川市考古博物館は、5つの展示室にわかれ、原始から古い順に展示されています。
前室 には「環境の変化」を示す木下貝層、沼サンゴ、コククジラの化石などが展示されています。
展示室は「最初の住民(先土器時代)」、「貝塚の形成(縄文時代)」、「農耕の開始(弥生時代)」、「古墳の出現(古墳時代)」、「律令の時代(奈良・平安時代)」と時代別に分かれて貴重な資料が展示されています。
同じ国史跡堀之内貝塚の敷地内で少し下ったところにあるのは「市川歴史博物館」です。
こちらは時代も下って鎌倉時代以降の市川市の歴史や文化を紹介する博物館です。
鎌倉時代には鎌倉から難を逃れた日蓮(にちれん)が滞在し、戦国時代には北条氏綱(ほうじょううじつな)と里見氏が国府台城で戦い、江戸時代には徳川家康(とくがわいえやす)が行徳(ぎょうとく)の塩産業を保護しました。
展示室は4つあり、「中世以降の市川」、「海辺の人々の生活」、「水路と陸路」、「台地の人々の生活」として鎌倉時代以降の市川市の発展の歴史を生活の変化と共に伝えています。
古くは史跡と田畑が中心のエリアだったようですが、外環道路の建設と共に大きく変化していますが、その工事の際に新たに八苦退れた史跡も数多くあるようです。
現在のところ、展示物にその情報は追加されていませんが、今後の展示の変化が楽しみなエリアでした。
□市川市歴史博物館・考古博物館
TEL:047-373-2202(考古博物館)
千葉県市川市堀之内2-26-1
開館時間:9:00~16:30
休館日:月曜日、年末年始
入館料:無料
駐車場あり
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2018/03/10 9::30 天候:晴れ