銀色テントむしで関東の駅百選…第79回東京「国立駅」 | 軽キャン♪銀色テントむし660

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今週は「長野」!デカ盛り・SL・道の駅!このキャンピングカー「テントウムシ」ですか?いいえ、「テントむし(テントムシ)」、「eK-Camp(ekキャンプ)」です。
家族4人、軽キャンカーで日本全国行脚します♪たまに、車中泊しながらお城と新撰組も巡ります。

認定から15年となると、すでにその姿を消してしまっている駅舎が増えつつあります。
蒸気機関車デカ盛り道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカーeK-Campテントむし屋根開き(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむしテントむしオレンジ乗りのnorizoです。

「関東の駅100選」は1997年から2000年にかけて、各年24~26駅選定されたそうです。
エリアは国土交通省の関東運輸局管内にある茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨となります。
選定理由として…
・駅舎の保存価値が高く、記念碑や名所旧跡などがあり、歴史を物語る駅・近代的な駅施設で、便利で人に優しい駅
・図書館、ホール、温泉等公共的施設を備えた多目的な駅
・ユニークなデザインの駅
といった、特色のある駅が選ばれました。
選定された駅の内、現存する駅は98あります。

今回やってきたのは「関東の駅100選1998年第2回選定」、JR中央線の「国立(くにたち)駅」です。
選定理由は「赤い三角屋根の駅舎が駅前の桜並木とマッチした駅。」だからです。
ところが、訪問してみると、赤い三角屋根を見つけることができません。
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確認してみると、認定の5年後の2003年(平成15年)に線路の連続立体交差事業を開始し、2006年(平成18年)10月に認定を受けた旧駅舎の供用を終了したとのことです。
現在も駅近辺の回収が続いていますが、改札付近は支障なく利用できます。
外観は新幹線が停車しそうな美しさがありつつ、近代的な様相となりましたが、旧駅舎の面影が残らないのは少し寂しさもあります。
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駅舎が新築されてからおよそ10年ということで、「関東の駅100選認定プレート」を見つけることができません。
そんな時には…駅員さんに確認してみます。
ちょっと可愛い女性駅員さんにズキマル君がプレートの場所を聞いてみると、あまりに古い話のため、駅務室に確認に行ってくれました。
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結果は…残念ながら、すでに撤去してしまっているとのことで、プレートを確認することができませんでした。
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せっかくなので、解体された旧駅舎の行方について調べてみるとウィキペディアに詳細が確認できました。

~ウィキペディアより抜粋~
旧南口駅舎は現存当時、原宿駅に次いで東京都内で2番目に古い木造建築駅舎であり、その美しさは、当駅が「関東の駅百選」に選出された理由ともなった。
解体後も選出は取り消されていない。
当駅が中央線の連続立体交差化事業に伴い工事範囲に入るため、その駅舎を移転又は撤去する必要が発生した。
国立市はJR東日本による鉄道遺産としての保存を希望したが、同社が拒否した事で、国立市による保存か撤去の選択を求めた。
また、同事業の一環としてその費用で保存する要望も事業主体である東京都に拒否されている。
これに対して国立市は、独自費用で駅舎を曳き家により工事範囲から移転して仮保存を行い、立体化工事終了後に再度曳き家により元の場所で保存する計画を立てた。
しかし、費用負担の問題で議会と対立し、予算案が正式に否決されるに至った。
国立市はなおも保存の方法を探っていたが、工事のタイムリミットに近付いたため、妥協案として解体・保存し、立体化工事終了後に復元する事となった。
なお、駅舎の防火などの法的問題のため、一度解体すると現地での復元ができなくなるため、2006年10月26日に文化財の指定を行い、法がかからないようにしている。
同月8日に旧駅舎の使用を終了し、10日からJR東日本により復元可能な状態に解体され、現在も市の費用で保存されている。
高架化工事終了後、国立市では元の場所或いはその付近に復元する事を計画している。
しかし、南北通過道路と駅前広場の関係で通過道路整備の状況によっては南北通過車両を現状通り駅前広場に流さざるを得ず、また、市が保存用地を取得或いは借用する必要があり、詳細はまとまっていなかった。
2014年2月3日から国立市のふるさと納税制度の寄付金の使いみちに「旧駅舎再築のために」が加わり、再築費用の寄付を募っている。
~抜粋終わり~

なるほど、フェイスブックなどでも、再築に向けた募金や動向が伺えるのですね。
是非とも再築後には訪問してみたいと思い、ズキマル君と小さな約束を交わして、古き町並みと新しい時代の風が交じり合う都心のベッドタウンに別れを告げました。


□国立(くにたち)駅
 東京都国立市北一丁目14-22
 所属事業者:JR東日本(中央線)
 開業年月日:1926年(大正15年)4月1日
 駐車場:なし


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1998年(第二期)選定駅
関東の駅100選 選定理由
赤い三角屋根の駅舎が駅前の桜並木とマッチした駅。

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2015/03/07 10:30 天候:晴れ
測定値:未測定(測定器具:エアカウンターS