4月21日(日)「いい会社」就活会大阪開催致しました。就活会では就活生およびご両親に「いい会社」とは何かを伝え、また企業側の担当者や中小企業経営者に採用計画を有利にするため「いい会社」を目指して頂きたく、更に、学校関係者には、中小企業の「いい会社」にも着目してもらうというのを目標としております。今回は東京開催に続き、大阪開催という事で関西外国語大学講師の梶川先生と牧野代表と就活生との対話方式で行いました。
○牧野代表よりあいさつ
・出版までのいきさつ、意図、タイトル決定までのエピソードなど
○梶川先生プロフィール紹介
・2012年3月より、いい会社の勉強会に参加。
・大学で教鞭をとる立場だが、久しぶりに「聞く側」になって学びたいと感じたのがきっかけ。
○就活生→今春社会人になった「就活先輩」から自己紹介とあいさつ
【現在の就活システムはおかしい?!】
・出版のきっかけとなったのは、「現在の就活スタイルを考えたい、変えたい」という思い。
・学生側:大手、有名企業に応募が殺到 → 合格する一部を除き、大量の不合格者が出る
→こんなはずではなかった、社会から必要とされてないのでは‥‥?と悩む学生が多数。
・就活とは、自分と向き合うチャンス。粘り強く頑張りぬくことで、成長できる。
【書籍『はじめての就活』 内容とタイトルについて】
・最初は「4回生が書いた、3回生のための‥‥」というようなタイトルだったが、牧野代表のアドバイスや相談の末、「ふつうの学生が作った」を強調することに決定。
・ノウハウや面接の書籍は多数出ているが、学生が書いた本はない。
・学生の目線で書かれていることが最大の特徴。
○就活生先輩への質問
Q:就活および関連することで、最もつらかったことは?
A1:周囲と比較して、精神面で辛いことがあった。
A2:ある会社(ベンチャー系)の選考で、28㎞のランニングをさせられて、とてもつらかった。
【知ってる会社、いくつある?】
○参加していた学生さんに質問
Q:知ってる(受けた)会社、いくつ名をあげられる?
A:だいたい100社ぐらい という回答が大半。
Q:では、日本には何社ぐらい会社があると思うか?
A1:7万社
注)この数字は単なる勘ではなく、企業情報誌に掲載されている大手クラスの数
・正解は、420万社(うち185万社が、2人以上の法人組織。残りは個人事業か、休眠中など)。
・情報誌に掲載されている7万社は、わずか1.6%にすぎない。
・新卒の定期募集を行っていない会社も多い。
【学生さんから質問、悩み】
○最終選考まで行くが、最後に落とされてしまう。
・人事がみて採用したいと思うが、最終選考で細かな専門性が異なって不合格になることがある(特に技術系)
・最終選考まで残っているのだから、差はわずかなはず。
・印象が良いと初期選考では通りやすい。しかし相対評価になると押しが弱いことがある。
・最終選考まで行く過程で、しっかり自分の個性や得意分野をアピールしておくことが必要。
【おかしいところ、変わってほしいところ】
・説明会で、情報を見ずにエントリーだけしている学生が多い。
・大学のキャリアセンターが、エントリー100社せよ、と指導している。
・内定者の経験談でも、多数応募したから成功したという事例が多く紹介されている。
・就職情報誌の情報が多すぎる。どの企業を受けたいのかわからなくなってくる。
・情報誌で見て説明会に行くと、会社のことがよくわからない会社がある。
・キャリアセンターのスタッフも「職員的」で、民間企業の出身者が少ない。
・面接官が重視する項目がバラバラである。
・企業が重視すると言われる積極性、挑戦意欲は、面接や試験でわかるのか?と感じる。
○梶川先生から
・今の学生は、学校か家かバイト。社会人と積極的に交流しようとしていない。
・学生には、よく「社会人と付き合え!」とアドバイスしている。
○就活卒業→社会人1年生の先輩に質問
Q:どんなところが評価されたと思いますか?
A1:笑顔や敬語、身だしなみなど、基本的なところは見られていると思う。
A2:文章力が評価された、と聞いている(目的意識、構成力)
A3:「素直さ」が良かったかも。情報誌にある「○○した方がいい」「合格のための××」に合わせてばかりいると、自分を見失ってしまう。
【就職しなくても良いとしたら、何をするか?という質問をしたら】
○バブル期は海外旅行が多く、現在は専業主婦希望が増えている(女子)。
・社会人にアドバイスを乞うと、「学生にしかできないことをやっておけ」が多数。
・入社した後でためになるようなことを、内定の後にやっておくのも良いと思った。
【注意したいところ】
○会社の好みに合わせて「評価されたいポイント」を合わせようとする人が居る(特に大手狙い)
・無理な調整は面接官に見抜かれるし、頑張って合わせても入ってから続かない。
○女性の合格率が上がっている理由
・元気(集団面接などでは、特に女性の快活さが目立つ)
・切実さ
・理系女性が有利だと言われる理由として、(特に技術開発系)ものづくりの現場へ女性の視点や意見を反映させたいという傾向が高まっている(キッチン・美容家電の開発など)。
○受ける会社によって、戦略を変えてみよう、と思ったことはあるか?
・無理に合わせる必要はないが、「猫かぶり」が有効だと思ったらやってみるのも良し。
○いわゆる「美形」は、前半戦での成功率が高い(最終選考で落ちる)ので注意。
・本当にアピールしたいことは、意図的に笑顔を出さない、語調や目力を強めることも必要。
○「明るい/暗い」の定義を誤らないで!
・「明るい」には、性格の明るさの他、「物事に明るい」という意味もある。
・気質が地味でも、特定の分野について詳しいのも「明るさ」である。
・快活な人ばかりが求められているわけではない(業種、職種に注意)。
【参加後の就活生の感想】
・今日からまた、取り組み方を変えていきたい。第一志望の会社のことしか見えていなかった。
・持ち駒が少なくなってきて悩んでいたが、皆さんの話で励みになった。
・社会人と接触できる機会が少ないので、参加してよかった。
・人より就活が遅れていると感じている。遠方の会社も多く、焦りが出ているが、ターゲットを変えることも考えてみようと思った。
・(地方出身者)大阪の会社にも応募していたが、最近地元で働く決意をした。
地元では就職がない、と思っていたが、実際に調べてみると結構あることがわかった。
もっと自分の足で情報を取りに行こうと思った。
・希望する業界を絞っていたが、すでにほとんどの選考が終わってしまった。面談で自分に足りないところも見えたので、他の業界もみていきたい。
○最後に 梶川先生、牧野代表より
・今思い返すと、人事担当時代に、自分のやり方が間違っていたかな?と感じることもある。特に初期選考の行い方。
・最近、某大手がネット応募をやめ、直接履歴書を持参させるようにしたら、2万人の応募数が800に減った。このような会社が増えてくれると良いと思う。
・学生たちの悩みの共有、情報交換の場を大切にしたい。
・中小企業で、「これからいい会社」を探すのも一つの手。
・福利厚生や給与の額では大手に負けるかもしれないが、中小独特のやりがい、良さを皆さんに知ってほしい。







