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5年前の娘の結婚式。珍しい姉弟ツーショット。
ライトワーカー＆龍の魔法使い🧙🐉
愛知県のぽこです。
今月に入って
一緒に暮らしている長男が
広島の呉に転勤になりました。
半年間限定の転勤ですが
長男にとって人生初の転勤。
ひとり暮らしは初めてなので、どういう心境なのかはわかりません。
嫌だな、というわけでもなく、淡々と「10月から転勤になるから」と知らされました。
長男と離れて暮らすことは今回で三回目です。
普通なら息子の転勤、そんな大したことではないのですが
過去二回、長男と離れて暮らすことになった理由を思い出すと
とても感慨深いものがありました。
私の最初の離婚のとき
長男は一歳になったばかり。
別居をすることになり、私と最初の旦那さん、舅、姑との話し合いで
娘と長男は嫁ぎ先に置いていかざるを得なかったのです。
その期間はわずか一ヶ月でしたが
期間なんていつまでなのか当時はわからなかったので
いつまでこんな日々が続くんだろう
私が帰りさえすれば丸く収まるんだけど…
母親失格だ…
見えない未来に大きな不安を抱える日々を過ごしていました。
毎日毎日後悔しつつも
離婚に向けての話し合いを進め、とりあえず子供たちは私の手元に置いてくれる決断をしてくれた当時の旦那さんには感謝しています。
きっと長男は記憶はないのですが
私にはしっかり記憶に残っていて、自分を責める材料となりました。
そこから離婚が成立し、
六年後には再婚しました。
小さい頃の長男は
一見明るくて誰とでも仲良くなれて気の優しい子供でした。
新しい父親にも積極的に話しかけ
新しいおじいちゃんおばあちゃんにも積極的に話しかけていました。
おじいちゃんおばあちゃんは、おしゃべりな長男に時々手を焼きながらも可愛がってくれました。
再婚相手も、自分の子供として愛を持ってくれてはいましたが
自由奔放な長男にしつけではあるけども
非常に厳しく接する人でした。
しつけと称して当時の自営業の手伝いをさせていましたが
厳しさはどんどんきつくなり
とうとう長男は、「お父さんと一緒に暮らしたくない」
と私に打ち明けてきました。
お父さんに逆らうことはあってはならない、という空気が我が家の中にはありました。
お父さんは絶対的な存在でした。
長男は、自分が悪いことをして怒られるのはしょうがないと思っていましたが
もう暮らせない、と感じたのは
長男の大好きな先生のことを悪く言われたからだったそうです。
もちろん、再婚相手は意地悪で言ったのではなく
歪んでいるけど、彼なりの長男のことを想ってのことだったのですが
当時の長男にとっては、とても大事なものを否定されたと感じたようです。
長男だけ、私の実家で暮らすことになりました。
当時から離婚の話が出ていたので
「お母さんも離婚して帰ってくるからね」
と約束をしましたが
離婚もなかなか話は平行線で
私も自律神経失調症になってしまって
離婚どころではなくなってしまっていました。
でも離婚したい。
でも、このまま離婚しても生活できない、どうしよう?
そんな私に
「どうせお母さんは離婚なんてできないよね」
と悲しそうな顔をして諦めた言葉をかける長男に
申し訳なくて
こんな自分が大嫌いで
子供を幸せにしてあげられない自分が嫌で
勝手に離婚して、勝手に再婚して
自分がやりたいことをすると人を不幸にする
そんな自分が大嫌いでした。
そんな頃からもう、約15年が経ちます。
今度の長男との別生活は
長男が会社からある程度一人前と認められた証。
勉強も支度も全然出来なくて
でも困ってる人がいると声をかけて手を差し伸べることができる優しい長男。
大人になったんだなぁ。
もう私なんかより立派な社会人なんだなぁ。
30年も前の、15年前の
地獄だと思っていた日々が嘘のようなんです。
いえ、勝手に地獄にしていたのは私だったのかもしれませんね。
あの当時
自分がやりたことをしたら人を不幸にする
と思っていたけど
今思えば、それは本当のやりたいことだったのか？と感じます。
心の奥底の本音の願いよりも
上っ面の欲望ばかりを叶えようとしていたのかもしれませんね。
そして、
こんな私だけど愛されてる
もう赦されている いや、
そもそも嫌われてはいなかった
そんなことを感じられて今
幸せです
こんな、人生どん底から一転
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ぽこ