明治17年創業、そして場所は東京千代田区…

 

そう、正真正銘、東京ド真ん中に存在する超有名なソバ屋さん。有名人も集うこの店は常に客でいっぱい。

 
こんなご時世ですので、アルコール消毒等の感染対策をとったうえでの入店。やや密?と思えなくもない店内ですが、仕切り板などで隔離…この店に限らず、この仕切板(たいていの店はアクリル板)って、果たして効果はあるのだろうか…COVID-19、実は空気感染って噂もあるし(苦笑)
 
さて、気を取り直して注文。
 
ソバ好きキムニイ、超基本形であるもりそば(大)をオーダー。
 
因みにこの店ではソバに付きもののわさびは有料、メニューの一番左端、生わさび77円と表記されてます。
 
亭主のおすすめメニューもあるけど、これは酒のお供…今回はスルーします。
 
店内はほぼ満席でしたが、さほど待たされる事もなく大盛りソバ(935円)到着。
 
ま、見た目は普通ですネ。
 
これ、別料金の生わさび(77円)
 
江戸っ子を気取って、ソバの半分程度をツユに漬け、その後、チュルチュルっとすする…至福の瞬間。これ、関西人に理解できる人は少ないんだろうなぁ ← 西日本地区にお住まいの方は、一部地域を除きソバよりウドンを好む文化なので(実際、僕の第二の故郷、福岡でソバ屋を探すのは大変でした=笑)
 
あっという間に胃袋に納められた、まつやのソバ。
 
食べログ3.72の高評価&好コメント連発…ほどの感動はありませんでしたが、ま、普通に旨いっす。そもそも茹でたてのソバですし、不味かったら困ります(笑)
 
多分、ここのソバは自身の味もさることながら、やはり、江戸のど真ん中で食する老舗ブランドのソバといった、プラスαの部分も影響してるのかと…
 
歴史を感じます。
 
でも、両隣はビルに挟まれて…
 
靖国通りに面して(厳密に言えば靖国通り沿いではないけど)ます。
 
僕は全国のソバ店を食べ歩いてますので、結構、ソバにはうるさいかと…
 
そんな中、前述のとおり、ソバ自体の旨さプラスαの部分も大きいかなぁと思います。SNS上で大絶賛してる人もいますが、そこまでではないかなぁ ← 個人の好みもありますからネ
 
 
 
吉祥寺にも店舗を出してる神田まつや、僕の評価は以下のとおりで~す。
 
キムニイのオススメ度指数…★★ (超オススメ★★★ オススメ★★ ノーコメント★)

深夜の救急要請。

 

「7ヶ月の男児、咳き込んで息が苦しそう」との通報。

 
「咳き込んで息が…」この情報でまず思いつくのは窒息。つまり、喉に物(食べ物とは限らない)が詰まったというもので、ホントに窒息なら緊急性が高い事態。が、指令内容は数時間前から息が苦しそうとの事で、窒息の可能性はなし。が、ここに少々厄介なオマケが…それはコビット(COVID-19=新型コロナ感染症)陽性。
 
アイソレータ積載(No.805 新型コロナ対策 参照)の救急車に乗り替えての出動となりました。
 
出場途上、プレアライバルコール(出動中の救急車から直接通報者に電話をいれ、情報収集及び口頭指導するもの)を入れ、現在の状態を確認。通報者である母親から「家族全員コロナにかかってます。7ヶ月の息子が昼頃から咳が出始め、119番通報する10分前から犬が鳴く様な変わった咳が出始めたので心配になり救急車を呼んだ…」との情報を得ることができました。
 
ピンときたのがクループ症候群です。

チビっ子の救急要請の代表格は熱性けいれん(No.53 熱性けいれん 参照)ですが、反してクループと呼ばれる病態はかなりレア。数ヶ月から2~3歳までの発症が多く、救命士歴18年の僕も過去に3度しか対応したことがありません。
 
下図の赤丸で囲まれた部分が腫れてしまい「ゴホン、ゴホン」という咳ではなく、「ケン、ケン」と、まるで犬の鳴き声のように聞こえる事があり、これは犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)と呼ばれ、クループの特徴でもあるのです。

 
家族がコビット感染と言う事で、プレアライバルコールの最後に「病院搬送に際し、ビニル製の隔離装置に入ってもらいます。サイレンの音が聞こえたら、他人と接触しないようお子さんを抱いて待っててください…」と指示し、現場に向かいます。
 
その約5分後、現場の住宅街に到着。近隣住民への配慮からやや遠くでサイレンを消した事と、深夜帯である事から付近の住民はおらず、コビットの症状がほぼ無い父親がお子さんを抱き、玄関前で待っていました。アイソレータを車外に出し、父親と共に入ってもらい隔離完了。お子さんは落ち着いており、熱もなく、SPO2(No.843 SPO2とパルスオキシメーター 参照)も安全域。が、咳き込んだ瞬間「ケン、ケン…」と、まさに犬の鳴き声。教科書的にはオットセイの鳴き声と称される事もある独特の咳、やはりクループのようです。
 
クループは直ちに命に危険が及ぶ病態でなく、外来処置を受けて帰宅する事が多いと聞きますが、僕が経験した過去3回のクループ患者は、何れも入院した事を記憶しています。
 
 
搬送先は小児科輪番病院へ…普段は部下に行わせるホットラインを今回は僕が行い「もしもし、○○救急隊のキムニイです。小児救急、7ヶ月の男児、軽度呼吸苦、コビット陽性でアイソレータ対応中、犬吠様咳嗽が診られクループ疑いです…本日、昼頃から咳が断続的に出始め…」と伝えると…
 
対応した小児科医から、病院到着後は救急車内でしばらく待機の条件下、受入OKの返答。搬送中&病院到着後も状態は変わらずでまずは一安心。医師引き継ぎの際、同小児科医から「オミクロン株でクループ…って報告、結構あるんですよねぇ、とりあえず、今日は様子をみようと思います」と、慌てる様子もなく、一晩様子をみる事を伝えられました。
 
 
クループはウイルス感染が原因とされ、前述のとおり多くは軽症で済み、外来治療で帰宅すると言われてますが、ごく稀に挿管適応、重症化する事もあるそうで、必ずしも軽症=安心と言う訳にはいかない病態のようです。一度聞いたら決して忘れられない「ケンケン」の咳。クループは自然治癒する事もあるようですが、安心を担保するため医療機関受診は必須かと…思います。
 
 
以上、今回はクループのお話でした、では、また次回 (^_^)/~

4月の人事異動で、中心市街地を管轄し、我が消防でもっとも出動件数の多い署に配属(8年ぶり)となったキムニィ。

 

新配属となった署の救急車は一昨年に車両更新され、真新しいものに…が、その内部を見てア然。

 

 

資機材配置がかなり雑に思えたから。

 
キムニイ的にはダメダメです(苦笑)
 
資機材は単に積まれてるだけにしか見えないゾ。
 
このバッグには外傷専用の資機材が入ってるそうだけど…
 
単に詰め込まれてるだけじゃん(笑)
 
各部の収納スペースも活かされていない…
 
効果がとっくに切れた病院情報等の用紙と共に、車内のあちこちからヨレヨレになったクリアファイルの残骸も…
 

と言うことで車内大改造、イキまっせ、ビフォーアフター!

 

ビフォー↓

 
アフター↓
 
機能的にスッキリまとめてみました。
 
僕の救急活動は攻めるタイプ(現場滞在時間を短く、挿管、LT、アドレナリン投与を実施し医師へ引継ぐ)。前年度はクオリティの高い救命士が配下に多くいた幸運もあり、我が消防内でも超ダントツの気管挿管、LT使用、ルートキープ、アドレナリン投与数を誇ってました。結果、心肺停止の救急事案に対し、若年者を含む完全社会復帰者が数名出る成果にも繋がった…と、僕は思ってます← 自慢野郎です、思いっきりぶん殴ってやって下さい(笑)
 

外傷バックも改造しちゃいましょ。

 

デッドスペースになっている部分は全て有効活用しま〜す。

 
それと、こちらの黒いバック、これには救命士が行う特定行為と呼ばれる資機材が入ってました。
 
こんな感じで、多くはクリアケースにまとめられてはいますが…
 
取り出すとこんな具合…これだと出動中の救急車内での準備段階で遅延が生じます。バックを開け、中からクリアケースを取り出し、そこから準備…この作業だけでも5~10秒は余計にかかる、もったいない。
 
そもそもスタイレット(挿管に使用する)ががっちりパッケージングされてる時点で…(苦笑)

バックの底からパッケージを取り出し、更に封を切り取り出すだけで5秒のロス、もったいない。
 
では、この外傷バックとやらも改造しちゃいましょ!
 

はい、変身~↓↓↓↓
 
気道確保も挿管を前提として前面に挿管チューブを配置、裏側にはLTをフルサイズでラインナップ。外傷に用いるガーゼや三角巾類、簡易ターニケットなども全て一緒にまとめちゃいます。
 
これで産科救急以外を除き、救命士に出きうる救命救急処置に素早く対応できます。
 
そもそも外傷バックを分ける発想自体ナンセンス。何故なら消防の救急隊活動レベルの外傷対応であれば、このバックに納めた外傷セットの量で十分。これは経験則で学んだもので、必要以上に詰め込んでも邪魔になるだけ、携行資器材は機動性を考え必要最小限が大大大原則。消防の救急隊は現場に長時間滞在ではありませんから。
 
僕が考案したレイアウト(キムニィバージョン)、異動するごとに救急車内をこの形に変えてます。そして異動後も継承してくれているので、僕の分子が増えたようで少し嬉しい…
 
車内上部の収納スペースも整理。ここに納めらた資機材はあくまで予備・補充用で、病院へ搬送した帰り道に出動があった場合に備えてのもの。
 
産科救急関連の機材は、使用頻度(年に数回)から一番端に収納です。
 
限られたスペースを有効に使います。
 
改造は未完成。細々とした部分は部下の意見も聞き入れ再調整しようと思ってます。
 
で、早速、このレイアウトに変更した効果が昨日の救急事案で発揮されました…社会的ステータスある50代男性が意識障害と血圧低下。現場で直ぐにドクターカーを要請、救急隊は点滴をとりドッキングポイント(救急車とドクターカーが接触する場所)で傷病者を引継ぐに至りました。救急隊の現場離脱まで8分、現場からドッキングポイントまで5分、つまり傷病者接触から13分でドクターカーへの救命リレーができたのです。

傷病者はショック状態で救命センターに搬送され、集中治療室で治療を受けるに至りましたが、会話もでき、当面の生命危機は脱したとの事。短時間で活動が達成できた要因の一つにレイアウト変更があったと確信しています。
 
使い古された言葉ですが「たかが数十秒、されど数十秒」ここに拘りたいかなぁ。新所属のメンバーも前向きかつソコソコ技量のある輩なので、今後が楽しみ(笑)


 
助かる命を助けられた命にしないため 
for you…💕 ← 久しぶりにカッコよくまとめてみました(笑)(笑)(笑)

青森県の津軽鉄道、津軽五所川原駅から延びる全長20.7キロの小さな路線。

 

ここにはユニークな列車が走ります、ストーブ列車がそれで、例年12月~3月まで運転されます。

 
この津軽鉄道に辿り着くには少々苦労が生じます。

まず新幹線で新青森駅へ、そこから奥羽本線に乗り換え川部駅へ、更には五能線に乗り換え五所川原駅へ…何れも運転本数は決して多くありません。

そしてJR五所川原駅に併設されている津軽五所川原駅、ここでストーブ列車に乗ることができるのです。
 
JR五所川原駅のホームで、階段を登りきり、跨線橋を向かって右側に進むと津軽鉄道の乗り場(ホーム)があります。但し、改札は別で、跨線橋を左側へ進み、一旦JRの改札を抜け、新たに津軽鉄道の改札を抜ける必要があります。
 
津軽五所川原駅のホーム、この角度からだと判りやすいかな。
 
JR五所川原駅…
 
その隣にポツンと小さくあるのが津軽鉄道、津軽五所川原駅です。
 
津軽鉄道も運転本数は多くないため、ストーブ列車に乗る迄の時間潰しが必要となります。と言うことで津軽五所川原駅の目の前にある食事処へ…
 
ここでは地元B級グルメがいただけます。
 
ぼんじゅそば&若生(わかお)おにぎり。
 
ぼんじゅそば…歯ごたえ皆無の素っ気ない、駅の立ち食い細ゆで麺って感じ。
 
若生おにぎり、結構でかいっす。
 
店員さんから食べ方を教わりました。昆布で巻かれた縦長のおにぎりは、一方向にしか昆布が裂けないとの事で、この様に上から食べていきます。真横からガブリだと、昆布がうまく千切れないそうです。
 
津軽出身の太宰治が好んだ若生おにぎり、ま、特段旨いとは感じません、普通です。
 
こちらの津鉄汁も気になりましたが、とりあえずこれは次回の宿題。
 
駅に戻ります。
 
切符は購入済み、終点の津軽中里駅まで870円、そこにストーブ列車券500円がプラスされます。
 
駅の待合室はこのとおり…渋谷、新宿駅とはまるで違いますね(笑)
 
さぁ、では、いざ津軽鉄道ストーブ列車の旅へ…跨線橋を渡ります。この階段を降りるとJR五能線ホーム、真っ直ぐ行くと津軽鉄道ホームです。
 
はい、見えてきましたストーブ列車。
 
じゃじゃ~ん、ストーブ列車参上。
 
意外と、いや確実にボロい…正直な感想(笑)
 
ホームから周囲を見渡すと、走れメロスと書かれた列車が止まってました。
 
一方、直ぐ近くには死に絶えた列車が…
 
それもあちこちに…おいおい大丈夫?津軽鉄道さん。
 
そんな心配はよそにストーブ列車、いざ出発!
 
ストーブ列車をけん引するのは、走れエロスならぬメロス号。
 
3番ホームから出発です。
 
車内は昭和にタイムスリップ、味があります。
 
車内販売があり、スルメ(500円)と津軽鉄道ストーブ酒(350円)を購入。
 
少しだけワクワク(笑)(笑)
 
ストーブの燃料は石炭、いいですねぇ、古き日本の成長を支えた石炭が力を発揮します。
 
客室アテンダントさんがスルメを焼いてくれます。因みにこの人、津軽鉄道の従業員ではなくボランティアらしいですよ。
 
まぁ、それにしても歯と顎が丈夫になるスルメさんでした(笑)(笑)(笑)(笑)
 
途中の嘉瀬駅では、SMAPの慎吾君がテレビ番組でペイントした列車(廃車)が置かれてました。
 
F4ファントム戦闘機も車窓から見えます。
 
今では貴重な列車用の信号機だそう…

これらの案内は、前述のアテンダントが移動中の車内で解説してくれます。
 
そんなこんなで終点、津軽中里駅に無事到着。日本酒、飲み切るには時間が少々足りませんね。
 
乗客の殆どは、僕を含む観光客。
 
終点の津軽中里駅も小さな駅、津軽五所川原駅と比すると小綺麗です。
 
but、駅周囲にはほぼ何もありません。
 
津軽鉄道グッズの販売もやってます。
 
でも、帰路の車内で気付いたこのポスター。
 
大丈夫な訳ないじゃん…そう思える車内でありました。因みに帰路はストーブ列車ではなく、走れメロス号(ストーブ列車別料金500円は不要)に乗ってます。
 
応援はあるようですが、何年か先に「津軽鉄道の廃止が決まりました…」なんて悲しいニュースがない事を祈ってます。
 
線路は続くよどこまでも…負けるな津軽鉄道!
 
津軽中里駅から帰路につき、津軽中里駅に到着するとこの出口から外に出ます。因みにこの奥がJRの改札(出口)になってます。
 
こんな味のある駅、中々ありませんよぉ…これ、れっきとした津軽中里駅の改札口ですから。
 
アメリカ発のモータリゼーションの影響か、鉄道乗客の減少が続き、地方のローカル線ではJRを含め、私鉄各社の苦戦が続いてます。鉄道って一度廃線にすると二度と復活はできないんですよね、何やかんな言おうと、定時運行が期待できる鉄道、何とか頑張って欲しいかな。
 
そんな思いを持ちつつ、今日はここまで。
 
 
では、また次回、アディオ~ス!

消防署の異動の話を続けてきましたが、この期に署内各所の整理整頓を徹底的に行う事もあります。

 

その一つが冷蔵庫。

 

 

食堂にある冷蔵庫の中身を整理しました…スッキリ、スッキリ~

 
一応、共有物なので、こんな案内も…
 
今回、冷蔵庫の中身もキレイに整理整頓…済んだはずの冷蔵庫。おや、このセブンイレブンの中身は何じゃラホイ?
 
おぉ、これは消防職員が大好きなパスタ、それもミートソースじゃないか。
 
因みに今、3月下旬。
 
ゲゲッ、賞味期限ならぬ消費期限は12月11日、な、なんと3ヶ月以上も期限オーバー。
 
危険が危ないパスタに変身、白く見えるのはカビ。
 
実は、前々からず~っとこの茶色いセブンイレブンの袋が存在していたのは気づいていたのですが、保存が効く物と皆が思っていて、結局その結果がこの状態…ヤバイっす。
 
そこでキムニイはこんな注意書きを…持ち主は現れませんでしたが、けしからんと言う事で注意喚起を促しました。
 
他にも怪しい袋がありましたが、中身を確認するもこちらはセーフ(笑)
 
他は大丈夫?
 
昼に売りに来るヤクルトおばさんから購入したジョア姉妹、二人揃って冷蔵庫で横になっています、念のため確認。
 
はい、ビンゴ~!本日は3月26日、アウト~、20日オーバー!
 
賞味期限は美味しく飲食できる期間と言いますが、飲む勇気があるものは皆無でしょ。このジョア、結構高いのにねぇ。
 
とまぁ、こんな具合に消防署の冷蔵庫には危険がいっぱい。
 
恐らく、日本全国の消防職員の多くがうんうん頷いてると思いますよ。夏場は特に注意するのですが、冬場はついつい油断が…
 
 
これから気温も上がり、食べ物も痛みやすくなります、皆さん十分注意しましょ(笑)
では、また次回 (^_^)/~

最近、めっきりブログさぼり気味のキムニイです。と言うか、サボっていたのではなく、コレ、業務多忙のせい。忙しいのです、キムニイは…

 

 

さて、前回の続編。

4月の人事異動についてですが、通常3月に内示があり異動に備えることになります。そしてこの時期特有の光景が、まるでエンドレステープの様に毎年毎年繰り返されます。どう言う事かと申しますと、異動が決まった者は新所属の上司や先輩に電話をかけ「○○署の○○です、4月からご一緒させていただきます、どうぞ宜しくお願いします…」的な内容を伝える訳です。すると、電話を受けた側の上司や先輩は「はい、宜しくお願いします、わざわざ連絡有難う、楽しくやりましょう…」と、返事をかえすのです。中には「楽しくやりましょう…」と言ってる本人が、職場の明るい雰囲気全てをブチ壊す超本人であるケースも決して珍しくありません。← これって、消防に限らずどこの職場でもあると思います

 

異動が決まった瞬間から、気持ちは半分新天地。つまり、普通に業務はこなしてはいるものの、魂が入ってない状態となるのが一般的。そして異動に伴う個人の荷物の整理を着々と始めます。一方、残る者は(異動なし)、4月以降の机や仮眠室・ロッカーの配置、職場内での各種担当(役割り)決め、出勤表(公休)作り等に追われる光景が見られるのです。また、消防署特有の動きとして、新配属となった署にはあるが、前所属の署にはない機械器具などもあります。代表例がはしご車で、4月の異動後、スムーズにはしごの操作が扱える様、3月中に訓練が行われたりもします。

 

少々頭を悩ませるのが報告書等の決済欄の印鑑。ペーパーレスの観点から、押印廃止の動きもボチボチ見られる様ですが、まだまだ日本国は印鑑社会。僕の消防でも押印決裁が残っています。決済欄にも色々あって、下記の例ですと書面の作成者から署長までの判をもらって完了となります。ところが署長自身も異動や退職等で、4月以降に判をもらえなきなるケースも少なくないのです。印鑑を残してくれれば対応できるものの、そうでない場合、多少混乱が生じる事になるのです。異動間際ギリギリのタイミングで、大きな災害や面倒な事象があったりするから不思議です。因みに僕は真ん中、係長って役職を担ってます↓↓↓

 
消防職員にとり、避けられない人事異動。上記以外にも様々なドラマが生まれます。話は尽きませんが、この辺でやめときましょう(笑)

以上、新メンバーの配置を目にし、一喜一憂する桜の時期のお話でした。ではまた次回 (T_T)/~~~ ←キムニィは一憂の方です…

3月、この時期になると消防職員はソワソワします。

 

その訳は恒例の人事異動…消防職員、と言うか公務員を始め、多くの企業でも異動・転勤と言った出来事が発生するこの月、ソワソワしますよね?

 


僕の消防は職員がおおよそ500名、全国的にみてもデカイ組織に分類されます。それ故、異動もかなり大がかりなものとなるのですが、この異動を巡り、にわか人事異動予想官が必ず出現するのです(笑)

 

またまた僕んとこの消防の話しですが、12月~1月に昇任(昇級)試験があり、合格発表が1月末。その後、3月になり新人事が決まる事になります。ここで現れるのが前述のにわか予想官。解説付きで、以下の様に無責任かつどこかの評論家の如く、もっともらしい予想を立てるのです、はい(笑)


「消防長が定年退職で、次長がここに行くのは決定だろ…いや、待てよ、このふたり折合いが悪かったからまさかの降格人事もありだな…で、○○署長が○○課長に、○○課長は次長にいく、あ、まてよ…」


こんな具合に好き勝手な予想をする訳です。そして「今年の異動はかなり大きいらしい…」と、これまた「今年の風邪は大変らしい…」と同じくらい、毎年毎年似たフレーズが聞かれるのです。

 

で、この予想が超見事に外れるから面白い(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)

更にその言い訳も最高に面白い「あぁ、なるほど、○○署長がここに来たから、○○副署長を引っ張ってきたんだなぁ…」これまたテキトーな事言いまくり太郎(笑)

 

その一方、人事異動の一部が漏れる事もあり、聞き耳を立てる職員がいます。そして恐ろしい一言「誰にも言うなよ、ここだけの話しだぞ…」← あっという間に地下世界に拡散されるのは言うまでもありません。

 
何れ結果は判るのに、なぜ、こうも情報に振り回されるのか…人間心理とは面白いもの。と言う僕とて、予想こそ立てないものの、気にならないと言えば嘘になります。念のため、あちらこちらに情報アンテナは立ててはいるつもりです(笑)
 
そして、結果発表~
 
人事異動発表後「ここの部署は良いメンバーだなぁ…うわっ、ここは最悪だぞっ…」なんて情報が行き交い、以下のとおり、職員それぞれの表情が分類されるのです。
①喜び、やる気に満ち溢れる者
②がっかり、不安がる者
③不満たらたら、憤る者
④別に何とも…者
 
さぁ、キムニイはどれでしょ?
 
はい、ズバリ、③怒ってます。
 
それは僕の消防で一番出動件数が多い署に異動となったから。もちろん、単に出動が多いからダメと言うのではなく、問題は救急要請の内容なんです。中心繁華街を管轄する事もあり、週末深夜はほぼ急性アルコール中毒の雨嵐、酔って絡まれるのは当たり前。更に全く軽症なのに、日に何度も救急車を呼ぶ常習者…つまり、救命士としての力が発揮でき難い事案が多くを占める署だからです。
 
誰かがやらなくてはイケない部署ですが、特定行為と言う救命士に許される救命処置を行う機会も激減する訳で、かなり凹んでます。特に僕は気管挿管と呼ばれる処置が非常に得意で、現場に到着後ほぼ5分以内(最速2分)に済ませてしまいます。今、担当している署は、中心街から多少距離があるため、口の中に吐物・逆流物があれば気管挿管の指示を医師からもらう事ができます。この2年間に9回実施何れも失敗なし(但し、点滴は2回に1回しか成功しませんけど=苦笑)← 因みに経験をつませるため、挿管以外は部下にやらせる事も多いかな…挿管だけは時間との勝負のため、ほぼ自分が実施しちゃいます。
 

後半になり、いつもの如く話が脱線しましたが、まとめると今回の異動はがっかりキムニイとの結論に達しました ← マジで想定外の異動、驚きました…因みに新天地はブログを始めた時に在籍していた署で、9年ぶりに帰ってきた(帰りたくなかった)事になります。
 
が、もう決まってしまった事、やるっきゃないです!頑張れ、ガンバレ、がんばれ!自分GANBARE!

 

 ファイトだキムニィ!

エルスタ九州研修中に気付いた、キムニィ目線での47都道府県ケンミンSHOW第二弾。超長文ですがお付き合い下さい。

 

前フリとしてエルスタ九州をご紹介。僕は福岡県北九州市にある救急救命九州研修所 (エルスタ九州 )に、新規養成研修6ヶ月、薬剤追加講習2ヶ月、指導救命士養成研修2ヶ月の計3回入所を果たし、トータル約1年を九州で過ごしました。

 

新規養成研修生は20代後半~30代、指導救命士養成研修は30代後半~40代が中心。衣食住を共にする全寮制で(最大200名入寮)、全国から消防職員が集います。故に各地域の文化、地域事情が見えてくるのです。

 

今回は地理&歴史的雑学の北海道・東北地方編です。

 

では白い恋人、北海道から…と、ごめんなさい、班もグループ分けでも北海道の救命士とは殆ど接点がなく、救命士目線での地域間に関する情報は得られませんでした。


ひとつ言えるのは、当たり前だけど北海道はデカイってこと。下の図で東北全県と見比べてもらえればその大きさに気付くはず。レベルが違います…何しろ陸路だと函館〜根室は東京〜岡山の移動距離に匹敵するのですから(驚っ)

 

次いで東北地方、各県の位置関係はご覧のとおり。

東北地方は縦長で、最南端の福島県の下には本物のケンミンSHOWで取り沙汰される、魅力度ランキング最下位を争う茨城、栃木、群馬の北関東3県が、江戸(東京)へ近づく東北民を妨げるかの如く、防波堤の様に横並びしています。
 
東北人は基本的に閉鎖的?特に北の雪深い地域、青森、秋田あたりはそんな気もしました。もしかして言葉を意識しちゃうのかな?でも、お国言葉(訛り)は宝、無理に標準語にする必要はないと思うけど…な。

 

ここで裏話。青森県の三大都市である弘前市(津軽地方)と八戸市(南部地方)はかつて犬猿の仲。江戸時代は藩も異なり、津軽弁と南部弁でも判るように、言葉も文化も違うとの事。更にどちらにも属さない下北半島には、後述の会津地方(福島)の人々が幕末の内戦の関係で移住するなど、複雑な人間関係が築かれている地域だそぅ。

 

 

 
津軽地方の救命士がふざけて八戸地域の人々を「南部衆」なんて呼ぶ事もありました。一方、八戸市民にもプライドがあるらしく、八戸市役所を八戸市庁(県庁は本来ここじゃ!)と呼ぶそぅな…

青森の救命士から聞かされましたが、廃藩置県で無理矢理、津軽地方と南部地方が合併され、県庁をどちらにするかで揉め、間をとって青森市に決まったとの事。文化圏でも八戸(南部地方)は岩手県に分類される方が妥当だったのかもしれません。もちろん今は、青森の救命士同士がいがみ合う事はありませんよ、恐らく(笑)
 
因みに弘前市は青森市と高速道路で結ばれてますが、八戸市と青森市は結ばれていません。但し、八戸市に新幹線は通り青森市と結ばれてますが、弘前市は通りません。
 
次いで八戸市民が慕う岩手県。B級地元情報は得られませんでしたが、東京から高速道路で青森を目指すと、岩手県の大きさに驚かされます。
 
東北自動車道でゴールの青森を目指します。埼玉→栃木→福島→宮城→岩手→青森の行程ですが、宮城を超え、岩手に入るとどこまで行っても岩手県…まるで東名高速の静岡と同じで、これ、ホント。実際、岩手県は四国と同じくらいの面積ですから。因みに太平洋に面した久慈市、宮古市、大船渡市、釜石市、陸前高田市などは、東京へ辿り着くのに時間と労力を要するそぅ。新幹線の通る盛岡まで、限られた本数の在来線で山を超えなければならないからです。故に車移動が中心ですが、高速道路網は充実しておらず、空港もない訳で…
 
秋田県(秋田市)も東京からちょいと時間がかかります。秋田新幹線こまちは盛岡駅から在来線を走るため、時速300キロ走行ができず4時間を要するんですね。固い絆で結ばれた東北新幹線やまびこ秋田新幹線こまちは、東京駅を出発した後、盛岡駅で離れ離れにされるのです(涙そぅそぅ)

まるで男女がキスしてるみたい(笑)

それと、盛岡から秋田に向かう途中、大曲駅で何故か進行方向が変わります。逆に秋田から東京へ向かう際、最初は後向きに出発します。平地でありながら、しかも新幹線でスイッチバックを経験する不思議感を味わう事になります。
 
宮城県は救急隊員シンポジウムも開催される大都会・仙台があり、東北の雄ってところでしょう…但し、仙台一本!って感じで、この他に大きな都市がない現実も存在します。
 
山形県には仲の良い救命士がいて、研修中も一緒に外出や飲みに行くなど、良いイメージがあります。その人がかなり社交的な人だったせいか、山形県民は明るい!そんな、勝手な先入観を持つキムニィです。因みに山形新幹線つばさは東京駅から山形駅まで3時間。こちらも福島駅から在来線を走るため割増時間がかかります。
 
そして何故か山形新幹線の終着は山形駅から45分も先の新庄駅(山形県新庄市)…在来線はあるのに延伸させた意味が判りません。山形の救命士に聞いても大人の事情???明確な回答はありませんでした。キムニィが疑問を持つ理由、新庄駅に降り立てば判ります、利用客少なっ…駅前、何もなしっ!秋田新幹線の終着駅を、むりやり能代駅まで延ばしたのと同じ感覚です。
 
最後に福島県。ここにも福島vs郡山のプチバトルが存在します。街の大きさが県内一なので県庁を郡山市に移せ!と言うミニ紛争。他県民からすればどうでもいい事です。確かに街の大きさは郡山市の方が大きく東京にも近いです。それにエルスタ九州には郡山教授と言う、カリスマ的指導者(笑)が居たせいもあり、個人的には郡山頑張れ!と、言いたいところですが、福島市にも今も親交ある救命士が居ることから、福島市も頑張れ!つまり中立です。
 
福島県は以下の様に3つの地域に分類され、それらを県東、県央、県西とは呼ばず、浜通り、中通り、会津と呼びます。

複雑な思いを持つのが会津地方の福島県民。ある救命士が、冗談でしょうがけど「薩摩(鹿児島県)・長州(山口県)には足を向けて寝てやる…」と言ってました。これは幕末の争い(戊辰戦争)が関係するようです。圧倒的に武力で勝る薩摩・長州を中心とした明治維新軍に徹底的に攻撃され、追い詰められた白虎隊の悲劇など(敵に追われた会津藩の16~17歳の少年藩士17名が山中で切腹自害)、薩摩・長州に対する私恨がこの地に言い伝えられてのものらしいです。この戦いでは周りの藩から援軍はなく、会津藩単独で戦った訳で、初めから勝ち目のない戦でした。が、会津藩士は女性も含め勇敢に立ち向かった訳で、降伏を拒み我が子を殺して自害したり、捕らわれ貞操を踏みにじられた女性の話など、悲劇はつきません。時すでに明治維新から150年、もちろん本気で言ってる訳ではないでしょうが、当時、朝敵・賊軍の汚名をきせられた会津地方の人は、今も僅かながら、心にしこりはある様に僕は感じました。


と言うことで地理と歴史の北日本編は終了。これら内容はあくまでキムニィ個人の感想であり、全ての道県民に当てはまる訳ではありません…但し、ウソは記載してありませんよ。

では、超久しぶりのブログ、これにて終了  (@^^)/~~~

キムニイブログ恒例の救急隊あるあるストーリー。

 

今回は救急隊が必ず経験する出来事です。

 

 

救急要請があり、僕ら救急隊が現場に到着…すぐさま応急処置を行い病院へ搬送。と、これが基本的な流れですが、時には症状が改善し、病院搬送を断る…いわゆる不搬送、未収容となるパターン。それはそれで良し、ニコニコ笑顔で一件落着となるはずですが、帰署後、再び同じ現場から救急要請されるケースがあります。

 

例をあげるなら痙攣(けいれん)。自宅で痙攣をおこし救急要請したけれど、救急隊が到着する前に痙攣は治まり、意識も普通に戻ってしまい、要請した家族や関係者、更には本人から病院搬送を断るケースです。救急活動には実施基準ってのがあり搬送を拒んだ者は搬送しないものとすると定められています。故に病院への搬送を勧めてみるものの「自宅で様子を見る」との申し出があれば、救急隊は基本的にその場を立ち去る事になるのです。が、帰署した後、再び「痙攣がおきた」との通報で再出場する事がたまにあります。

 

痙攣を例え話に挙げましたが、腹痛、胸痛、気持ちが悪いなど色々なパターンが存在します。交通事故とて例外ではなく「大きなケガはないが、ちょっと気持ちが悪い」なんて要請で出場。救急車を呼んだは良いが、症状はごく軽く、やっぱり救急車は要らないとの申し出により不搬送。が、救急隊が現場を引き上げ、署に戻る途中に「○○救急隊へ、さきほどの交通事故、やはり気持ちが悪いとの再要請が入りました…」と言った無線指令を受け、再度救急出場となる。これもまた、決して超レアな出来事ではないのです。

 

救急隊が現場に到着、傷病者の症状が改善し、病院搬送することなくその場を引き上げる…救急活動はもとより、救急隊的にも全く問題なく、何より傷病者にとって良い事ですし、むしろ搬送先を探し出す手間も省ける訳で、内心ラッキーと言うのが本音です ← 不謹慎な発言、が、これ、殆どの救急隊員が心で叫んでるはず、決して口には出さないけど(苦笑)

 

同様に、一度搬送を断り、再度救急要請を行うケースでは「だから、さっき様子をみるなんて言わず、病院に行けば(救急搬送勧めたのに)良かったんだよ…」と、心で叫んでたりもします ← これも本音です、全国の救急隊員の心の叫びを代弁しちゃってます(苦苦笑)

 

 

救急隊員とて人間、不平不満かつ愚痴もこぼす訳です、どうかお許し下さい。毒吐いた訳じゃないけど、本音です…本音(苦苦苦笑)


 


走れ走れ走れ 涙より早く~♪ 生きていれば辛いことの方が多いよ♪ ありがとうありがとう 伝えたいよ 本音だから~♪  


sumika本音を聞きながら、また次回お会いしましょ (^.^)/~~~

昨日、久しぶりに署内で夕食を作りました…と言うより「作らせた」が正確な表現です。

 

過去ブログ(No.645=同じ釜の飯を食う)あるように、消防署では行事予定のない日に宿直職員の夕食を作ることがあります。何を隠そう、キムニイは料理の達人←これ、ホントっす。

 

 

で、ここんとこ、大火災や救急出場過多で夕食を作る機会がしばらくなかったのですが、昨日、数カ月ぶりに夕食、それも消防料理の基本中の基本であるカレーを新人職員に作らせてみました。

 

 

僕んとこの消防カレーの基本は各食品メーカーのカレーを混在させること。基本的にはジャワカレー(辛口、中辛)を好みますが、コレばかりはコック長(調理を仕切るリーダー)のセンスに任されるので、何とも言えません。

 
結果的にはハウス食品にエスビー食品がちょっと顔を出す感じで落ち着きました。
 
若手二人で13人分(この日の署の当直人数)のカレーを作った訳で、僕の足元には及ばないものの(←嫌な言い方だなぁ、オイ)、まぁ無難に作り上げてくれました。
 
横須賀海軍カレーのようにインスタントコーヒーを入れたり、オイスターソース、更には市販の麺つゆ(メーカー名は企業秘密)を入れるなどし、消防カレーが完成しました←このトッピングは僕の指示です(笑)

福神漬けの汁を入れる人もいて、市販のカレーが署によって味変する楽しみがあるんですね。

写真映りが悪いのですが、実際には大量に作り上げ、味的にも無難に合格レベルでした。そもそもカレーってよほど冒険しない限り、恐らく失敗しない料理ですし(笑)
 
サラダ…と言うより、もはや生野菜になってますが、意外に好評。消防職員、サラダ系(野菜)を好みますから…
 
で、カレー、サラダ、味噌汁…と、こんな具合で、一人あたり400円。
 
消防の人はとにかく麺好き。うどん、そば、スパゲッティはカレーに次ぐ定番メニュー。今回はカレーになりましたが、次はステップアップでスパゲッティでも作らせようか…
 
今回料理を作った二人は共に二十代。和気あいあいのうちに仕上がりましたが、あと20年、30年後には恐らく「おい、お前ら、明日は夕飯作るからな!カレーにしよう!」なんてパワハラ予備軍的な発言があるきもします…
 
 
そんな思いをよそに、ブログ終了~、また次回 (^.^)/~~~