繁華街を管轄するキムニィ救急隊、毎夜毎夜、20時以降は急性アルコール中毒との闘いが続きます。
特に金曜土曜はほぼ100%、飲酒絡みの救急出動(酔って転倒、ケンカによるケガ、飲みすぎて意識がない…)が入ります。
つい先日も某飲食店で『成人男性、飲酒後意識なし』の指令により出動。現場に着くとメイド姿の女性店員数名が手招き…
傷病者に意識はなく無反応、見た目体重0.08トン、僕ら救急隊はその瞬間「はぁ…」と、ため息交じり。0.1トン前後であれば躊躇なく応援の消防隊を要請するのですが、0.08トンはビミョー(苦笑)
レベル200(№383 意識レベル〜JCS編)であるものの呼吸、脈拍などは異常なし…が、身体観察中に突然ゲロゲロゲロっと、カエルの大合唱…フルストマック(胃袋満タン状態)のため、想像を絶するリバース量。
聞けばテキーラ10杯以上、一気飲みしたそうな。因みにこの傷病者、40代後半の我が国を代表する自動車メーカーの社員←所持品で確認、つまりはソコソコステータスのある男性。
予告なしのリバース連発により、救急隊員も見事に被弾、僕も靴を直撃されました…こんな時「いい歳こいて、何、若者みたいな飲み方やってんだよぉ…」となります。
そして救急車が帰署すると、ゲロで汚損された車内やストレッャチャー(担架)を以下のとおり、清掃↓↓↓

これはターポリンシートと言いまして、傷病者を移動させるための資器材。

もちろん吐物で覆われ…いや、言い方変えればゲロまみれ。
恒例行事とは言え切なくなります。車内の至る所に嘔吐痕がある事から、病院を出て、帰署後もしばらくの間、出動できなくなる訳でして…ホントに救急車を必要としている人に物凄〜い迷惑がかかるのですよ、ハイ。

僕はねぇ、出血や傷口は何とも思わないけど、ゲロだけは今も慣れません…この人はテキーラゲロで、一軒目二軒目でどれだけ食べたかは判りませんが、凄まじい食物残渣。麺類、米粒…ほど良い香りと共にわんさか出てきましたよぉ(涙)
予告なしに噴水の様に拭き上げるゲレーロ、思わずもらいゲロしそうに…
因みに病院に搬送後、どうなるかを教えましょう。基本的に全身ゲロまみれですから、衣類は身ぐるみ剥がされ生まれたままの姿にさせられます。大人様オムツをあてられ(男性の場合、チンチンを包み込むようにオムツを当てられます。時にはチンポ、女性であればマンマンに管を入れられる事も…)、その後、点滴を受け酔いが覚めるまで病院にいる事になります。もちろん入院扱いなので費用も加算…
目が覚めると、凄まじい羞恥心の固まりに出くわすのは言うまでもありません…理性あるアルコール摂取をオススメします(苦笑)
ってか、しつこいようだけど、良い歳こいてメイド相手に一気飲みしてんじゃね〜よ(笑)
以上、救急隊の本音でした。
追記)
急性アルコール中毒で注意しなければならないのが、吐物誤嚥による窒息。冬であれば路上に寝入ってしまう低体温、逆に夏場であれば熱中症…決して甘くみてはイケない疾病でもある訳です。それに急性アルコール中毒と決めつけるのも危険ですしね (T_T)/~~~