冬は火災期、大きな山火事も発生するなど、毎日のように火災のニュースが流れています。ではここで、火災出動アルアルをお話しましょう。
主に建物火災(住宅火災)に関するアルアルですが、テレビなどで報道されるような燃え盛る住宅火災、実はこれ全ての火災のごく一部。どういう事かと言えば、119番で火災の通報が入っても、テレビ画面に流れる炎が燃え上がる火災は極めて少ないという事。火災通報の実際は水蒸気、焼魚の煙、焚火などを通報してしまったり、一瞬炎は上がったが直ぐ消し止められた(ぼや火災)みたいに、消防隊が現場でホースを延長し、行方不明者を救出するような火災はほんの一握りなのです。
僕の消防本部は職員500人、そこそこ大きな組織ですが、ガッツリ燃える炎上建物火災(めらめら炎が燃え盛る)は年間30件程度です。もちろん、初めからぼや火災を想定して出動はしませんが(僕は救命士のため基本的には救急隊ですが、状況により大隊長として指揮隊で火災対応も行います)、指令員からある無線が入ると一気に緊張が高まります。それが…
「119番多数入電中…」
これは炎が上がっている火災では、付近の者が一斉に119番通報するためです。出場途上、この無線が入ると火災はほぼ確実に炎上中と判断、一気に緊張も高まる訳です。逆に言えば「通報は一本のみ」との無線では「あぁ、これは燃えてね~な…」と思ったりもするのです ← 決めつけはしませんよ、実際、通報1本だけど炎上していたなんてケースも何度か経験してますから。
あらためて聞けば当たり前かもしれませんが、119番多数入電の火災通報では、建物がほぼ確実に炎を上げ燃えている(山林や枯草なども同様)、というお話でした。
皆さん、火の元には十分ご注意ください…















































