ホントの事は言えない?言える?
救急隊をやっていると、いろいろな、様々な、諸々の、たくさんの現場に出くわします。
中には救急搬送を家族に伝えないで欲しいなんて事もお願いされたりします。それは実質的な救急内容(ケガや病気の状態)だけではありません。
例えば「救急要請場所を内緒にしてほしい…」と言うものは結構あったりします。何度か遭遇したのがラブホテル内での要請で、もちろん、皆さん想像のとおり、家族関係者に堂々と話せないシチュエーションがほとんど。救急隊的には傷病者の対応が基本活動で、現場を取り巻く状況は二の次なので、原則、要望は聞き入れます。但し搬送先の病院医師に対して嘘はつけないので、ここは了解してもらいます。
医師申し送りはこんな感じ。
「〇〇歳女性、〇時〇分頃、ホテル内で性行為中、痙攣をおこした…救急搬送中に痙攣は治まりました…本人から家族には連絡しないで欲しいとの事です…」もちろん、本人の意思を尊重するので、救急隊から家族へ連絡することは控えます。
搬送先の病院も基本的には本人の意向を優先するので、無理やり家族に連絡はしないようです。仮にどうしても止む無く家族を呼ばなきゃならないケースでも「ホテル内で…」なんて伝え方はしないと思います。
問題はCPA(心肺停止)となった場合で、これは消防(救急隊)、病院、さらに警察も絡んでくるのですが、過去に僕が関わった事例で、風俗店でCPAとなり亡くなった方がいました。残された家族から消防に「救急搬送された場所、状況を教えて欲しい…」と詰め寄られましたが、応じることはしませんでした。ただ、遺族から救急出動報告書(場所、日時、発生状況などが記されている)の情報開示請求があった場合は対応しなくてはなりません。発生場所か黒塗りになるかどうかは判りませんけれど…僕の消防では、開示する中身の審査は消防とは別の専門部署で行うので何とも言えません。
因みに個人情報保護法の対象となるのは生前の人物で、亡くなられた人にこの法律は当てはまりません…が、だからと言って、果たして全てを伝えて良いものかどうか。意見は分かれると思います。
前例に関して言えば、病院も教えてくれない、警察も教えてくれない、ゆえに消防(救急隊)ってことですが、このことが正解を物語っている気がするような…かな。
以上、救急隊は傷病者の意思を優先するって話でした(@^^)/~~~









































