既往歴と現病歴って…


一般の方には超どーでもいー話(言葉)ですよね…ですが、この使い分け、救急隊にとっては極めて重要


医療従事者であれば常識で、確実に知っています。では、そうでない方にお話しましょう。


まず既往歴ですが、コレは一般の方でもお判りと思います。呼んで時の如く、これまでかかった病気(ケガも含む)を指します。

例えば高齢者が胸痛を起こし、救急車を呼んだとします。既往歴を確認すると、二年前に心筋梗塞で入院した…つまり、心筋梗塞が既往歴。但し、既往歴はかなり昔のものであっても疎かにしてはいけません。この高齢者は心筋梗塞しか伝えなかったのですが、お腹に古傷があるため尋ねると「あぁ、これは15歳の頃、盲腸で手術したんだ…」と、例え60年前であろうと、立派な既往歴であり、病院到着後の医師への申し送りの際、15歳の時に虫垂炎(盲腸)で手術したことを伝えます。

医師は必ず電子カルテに入力しますし、他に些細なものであっても決して入力は怠りません。他にも病気ではありませんが、帝王切開で出産した…もちろん、電子カルテ入りとなるのです。


では次に現病歴にまいりましょう。
こちらは既往歴とは違い、今、起きている症状の発症経緯で、同じく高齢者の胸痛に例えてみます。

本日9時頃、自宅リビングでテレビを見ていた時、突然、胸に圧迫感を感じた。少し様子をみていたが、症状が治まらず、9時30分頃に痛みも出てきたため、救急要請を行った…と、これが現病歴となる訳です。

特に胸痛発症が安静時か労作時か?突然か徐々にか?などは特に重要視されます。また、既往歴や喫煙飲酒歴、家族歴などを伝えてあげると○→◎となります。

これら詳しい発症状況や情報は医療用語でアナムネと称され、胸痛ではアナムネで概ね診断がつく…と、医師に言われた事すらあります。


現状歴と既往歴、お判りになったでしょうか?一般の方には、社会生活上、ほぼ関係ない無駄知識でした。

では、また、バイバイキーン($・・)/~~~

久しぶりにキムニィの食レポ、いっちゃいま〜す!


ところは東北、山形県山形市


山形と言えば、ラーメン消費が全国一のラーメン大国。当ブログでも紹介してきましたが、今回は冷やしラーメンなるものをお届けしましょう


JR山形駅から徒歩15分ほど、市街地中心にある栄屋本店、ここは冷やしラーメンを考案した、つまり元祖とされています。


カメラを引くとこんな感じ

メニューは…です

メディアにも度々出てくるためか、県外からわざわざ足を運ぶ流行りもの好きの客が多数見受けられます…あ、オレもだ(笑)

参考までに冷やしラーメン、意外にカロリーあったりしちゃいます。

店内BGM…ではなく珍しくAMラジオが流されてます、意外にアリかも

この日は昼ごろ訪店、気温は19度、メチャメチャ冷たい食べ物が恋しいシチュエーションではなかったけれど、オーダーは冷やしラーメン(1000円)

画像だけだと普通にラーメン

三次元!

スープはスッキリ、でもこれね、冷やし中華のソレとは別物、確かにラーメンなんだわ(笑)

麺のほうは、もしかすると好み分かれるかも…やや太め、もちもち柔らかめ、これは恐らく冷やす事を考慮して、この麺に至ったと思う

キムニィはこの麺大丈夫、むしろ好き派

氷も入ってます、そのせいか時間と共に微妙にスープがアメリカンにシフトします

なるとでなく、何故かかまぼこ(笑)

歯ごたえのあるチャーシューにはやや苦戦、完汁もならなかったけど、まぁ、普通に美味いですよ、コレ

わざわざ冷やしラーメンのために山形入りはないけれど、近くに行くような事があれば立ち寄る可能性十分

店頭には冷やしラーメンの祖…みたいなのぼりがあった…

でも、近くの店でも似たような…

けど、よくよく見ると
冷やしラーメン発祥の地だって、この店ではなく山形市で発祥?と理解すれば良いのか?

参考までに山形ではここ最近、肉そばってのを名物化する勢いがあり、店舗が増えてます

温冷両方ありますが僕は断然、冷派
丼に盛られた蕎麦、具材はシンプルに若鶏(or親鶏)とネギのみ、この潔さが素晴らしい!僕は好きですねぇ

ここ山形市はですね、冬はメチャ寒いけど(隣に樹氷で有名な蔵王があるほど)、夏は夏でメチャメチャ暑いんです、故に冷やし◯◯みたいな食べ物が発達したとかしないとか…投げやりキムニィ(笑)

最後にまとめましょう、冷やしラーメン、イケます!


キムニイのオススメ度指数…★★ (超オススメ★★★ オススメ★★ ノーコメント★)



オマケの話)

山形市ってのは、戦争中に空襲を受けなかったため、市内のあちこちに大正・昭和初期の建物が残ってますよ〜、ヤラセ建物じゃなく、ホンモノ!

交通事故による救急出動、実はこんな例もあるのです。


交通事故の要請現場は基本的に道路、それ以外に大きな商業施設の駐車場なんてのもありますが、家、つまり自宅からの交通事故の要請もあったりします。


どーゆー事かと言えば、交通事故を起こしケガをした。当初ケガはなく(あったとしても軽傷)、事故処理も終え、帰宅してから痛みが出てきた〜ってやつですね。

自動車同士の事故以外でも、例えば自転車で走行中にコケちゃって(コレは交通事故扱いで、119通報されると警察に連絡、警察が事故処理にあたります)、ケガはしたけどそのまま帰宅、念のため救急要請…みたいなケースが結構あるんです。なかには血だらけになって帰宅したのを家族が慌てた通報…ってほも、決して珍しくありません。

だいたいは救急隊目線でいくと、心配ないところですが、なかには、病院で検査、治療を受けた方が良い…みたいなケガも普通にあります。

まとめるなら、自宅から要請された交通事故によるケガとて、決して侮るなかれ…という訳ですね、はい。

参考として、自転車に乗って転ぶと交通事故扱い。自転車は道交法上、軽車両で扱われるからです。自転車を押していての転倒は交通事故扱いとはなりません、歩行中の転倒扱いになるからです。ややこしい(笑)

では、次回(;_;)/~~~

運命のいたずらって、あると思います?


始動救命士キム、現場の経験値はかなりになりますが、何とも切ない運命のいたずら…的な現場に遭遇したことがあります。


その話は今から20年以上前に遡ります。


晴れた日の昼下がり、とある中華料理店から救急要請、内容は「男性客が意識を失って倒れた…」というもの。


現着すると、身体の大きな男性が店内に倒れている…その原因はすぐ判りました、心肺停止です。


当時は今と違い、現場でアドレナリン投与(一般の方に判りやすく、乱暴な言い方をするなら心臓を動き出させる薬)を行えませんから、ナルハヤで病院へ搬送する事が良しとされていました。もちろん、しっかり心肺蘇生を試みるが前提です。


と、ここで、この男性には助かるチャンスと言えるサインが現れました。電気ショックを行え!と言う音声メッセージ。心臓に復活のチャンスが残っていたのです。しかも、何度電気ショックを行ってもメッセージが継続(医師から何度でも電気ショックを行えの指示)、たしか7〜8回は除細動を試みた記憶があります。


結局、心肺停止の状態で病院到着、傷病者に接触してからおおよそ15分後です。今、言うならショック抵抗性Vfだった訳です。


が、この男性、驚くなかれ、救命センターでの処置の甲斐あって、心拍再開、意識も戻り、後日、軽快独歩退院の転機に至ったのです。救急隊接触直前に心停止となったため、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の効果が最大限に現れたものでした。



と、ここまでは大変嬉しいお話でした…が、が、が…


この後、残酷な結末が彼を待ち受けていたのです。


男性を搬送した救急出動からおおよそ一ヶ月後、当直勤務を終えようとした日の朝、一緒に現場対応した部下から「キムニィ主任(当時は主任)、これ見て下さいよ…」と手渡された朝刊。


そこには『◯◯歳男性、歩行中、乗用車にはねられ、病院に搬送されたが間もなく死亡』の記事。


この男性、かなり珍しい苗字で、年齢、住所も一致…そう、この男性、ラーメン店で心肺停止となったあの男性だったのです。


せっかく助かった命だったのに、一ヶ月後、まさかの…でした。汗だくになりなが、頑張って胸を押し続けた救命活動、アレは一体何だったのだろう。運命では片付けられない切なさを今でも思い出します。



人生、判らないものです…ね

僕んとこの消防には6台のはしご車があります。


そのうちの1台、屈折タイプのはしご車(20メートル級)をホンのちょこっと紹介。


助手席ドアを開けると、こんなです。

後部席からはこんな…

中央にあるモニターはカーナビではなく、火災現場が表示されるモニターで、今では全国ほぼどの消防でも備わっていると思います。

側面には小さなシャッターが数カ所。

開けてビックリ…まぁ、大したものは入ってません。因みにここで見られる物は分岐金具と言って、ホースを二方向に分ける機械。

一方のシャッターには、白ヘル…これは体験搭乗者用のもの。

ただ、昔と違い、今は安全ベルト一つ着ければはしご車搭乗体験…とはいかないのです。安全管理が厳しくなってますから…

参考までにこの屈折タイプのはしご車は、おおよそ5〜6階の建物まで対応で、場所によっては使い勝手が良かったりします。

因みにお値段は…まぁ、ソコは秘密で(笑)
◯億円です、はい…過去ブログにも載せましたが、はしご車は費用対効果が極めて悪い消防機器…但し、絶対にゼロにはできない不思議な機器(消防車)であるのです。


救命士からの叫びとしては、はしご車の更新は延ばして良いから、その分、救急車を早めに…が切実な願いです ← 救急車は出動頻度から、あっという間に足回りやら、エアコンやら、エンジンやら、不調になるんですぅ。

じゃ、また次回〜!

物騒なニュースが飛び込んできました。



野生の熊に人が襲われるソレ。


以前は山菜採りの最中、山中で被害にあうというものが主でしたが、最近は市街地まで熊が出没。昨年は北海道で新聞配達の男性が熊に襲われ命を落とす悲劇もありましたが、昨日は福島で街なかの工場内に熊が進入といった信じられない出来事も…


熊による人的被害については、過去ブログNo.1153くま外傷でお伝えしたとおり。


で、そのつけ足しになります。


僕は全国に救命士ネットワークを持ち、医師とも結構な付き合い&知り合いがいます。そんな中、秋田で長く救急診療を行っていた先生から、興味深い話を聞かせてもらいました。


医師「熊って左利きが多いのかな…」

キム「何ゆえ?」

医師「皆、右顔面をやられるんです」

キム「ふむふむ」


お判りですよね、熊と対面して向かって右側、つまり熊は左手(正確には左前足)で一撃を加える…というもの。


故に熊は左利き?となるのです。中華料理の世界では右手が重宝されるようですが(右手でハチミツを舐める説もあるが真偽は不明)、この点で言えば右利き。が、くま外傷の視点から見れば左利き???


秋田で診療した医師が、たまたま偶然、連続して右顔面(右半身)を負傷した患者に当たっただけかも知れませんが、それにしては多すぎるってお話でした。


北海道生息のヒグマより体長が一回り小さなツキノワグマでさえ、一撃で命を落とすことがあるくま外傷、怖いです。愛されキャラのくまのプーさん…実態はちょっと、いや、かなり違うようですね。


では、また ($・・)/~~~



追記)

ぜんぜん話は変わるけど、アフリカなどの獣害では、カバによるものが多いそぅ。ノンビリ愛らしいと思ったら大間違い。極めて凶暴…ライオンに襲われて死ぬなんてのは稀らしい…です。

暑くなりましたねぇ、今年もいよいよ地獄の夏がやってくるかと思うとゾッとします。熱中症、どうか穏便に…



では今回の話題へ…


こんなメールが僕の元へ…アレレ、オレ、使ったっけ???


画面をスクロールすると、現れたのは49850円と言う、高くもなく安くもない絶妙な額、もしかしたら、僕の勘違いでカードを使用していたのかなぁ…と


で、楽天サイトで確認したところ、使用の実績なし!つまり、これは罠!

危なく払ってしまうところでした。

詐欺メールはワイドショーでも特集してました。

こちらは楽天でなかったのですが、コレは騙される人いますよ〜

巧妙ですから

ココを押したら明るい未来は遠のきます

酷い話です

しかも、金額とてコレまた微妙な額、そしてこんな画面見せられたら信じる人出ちゃうって、マジで

皆さん騙されないで〜

手口は単純だから

PayPayが絡んできますよ

地下アイドル?のこの女性も被害者の1人

よくよく中身を確かめず…

簡単に前へ進んでは絶対ダメ!

が、結局は後の祭り。

皆に相談したけど、お金は戻らない

やっちまったな〜

う〜ん、残念!

詐欺と疑わない素直な心?いやいや、それとも単におバカさん?

途中の経緯はどうあれ

泣き寝入りなんですよぉ、可哀想

偽メールの見分け方も放送してましたが

最終判断は自分!

ホントに注意下さい

そして、つい最近、今度はこんなメールが…かなり警戒のキムニィ

でも、お支払い額はゼロ円

まぁ、これはホンモノなんでしょう、信じます


とにかく、怪しいメールは開かない、怪しい電話には出ない、コレが被害に合わない策でしょうね

気をつけよっ

ては、また…(;_;)/~~~

救急出動でよくある腹痛。


救急隊にとり日常茶飯時の一つの腹痛には、命に危険が迫るものから(滅多にない)、入院することなく痛み止めを処方され帰宅するもの(これが一番多いかな)まで様々。


腹痛の場所もお腹の上の方、下の方、真ん中、左、左下、右、右下と、これまた様々。


腹痛の原因は病院での検査後に病名として判明し、治療に繋がりますが、救急隊も経験則から現場でおおよそ病名が推測できるものがあります。代表例が尿管結石で、右若しくは左の下腹部、側腹部、更には背中、腰に激烈な痛み(痛みに強弱がある)があり、尿が赤身がかっている、過去に尿管結石をやった事がある…これ、ほぼほぼ確定と言って良いものです ← 因みに尿管結石自体、耐え難い痛みですが(僕も尿管結石の経験者)、今すぐ命に危険が迫る状態ではありません。


そして尿管結石以外で、救急隊がある程度、と言うか、見た目(視診)でほぼ診断がつく病態があります。

それが尿閉です。

これは高齢者に多い(印象です)のですが、尿が閉じる…つまり、オシッコが出にくくなるもので、膀胱に溜まったオシッコが、はち切れんばかりに膨れ上がる(まん丸になったフグのイメージ)、つまり下腹部がパンパンに膨れ上がり、痛みを訴えるのです。人によっては痛みは弱いけど、不快感がある…これを僕ら救急隊は腹部膨満感と呼んだりしますが、病院へ搬送後、オシッコの管を入れ、溜まった尿を出すと一気に症状はなくなります。

コレとは別に乏尿(ぼうにょう)と呼ばれる病態があり、こちらもオシッコが出ないものですが、尿閉とはその性質が全く異なります。尿閉はオシッコが出せないと言うものですが、こちら乏尿は尿そのものが作られないから厄介です。少ししか出ないのを乏尿、ほぼ出ないものを無尿と呼んだりします。尿は身体の中の必要ないものを排泄するなど、重要な役目を持つため、乏尿無尿は結構、重大疾患の仲間に入る感があります。

救急隊は尿が出ない状態の場合、尿閉なのか乏尿(無尿)なのかを医師に伝え、救急搬送に至ります。

因みに救急隊により搬送される尿閉は、圧倒的に高齢の男性に多い…乏尿も男性の方が多いかな?何故だかはわかりません。

普段、何気なく出しているオシッコ、実は実は実は大変重要な代謝機能なんですよ〜では、また(;_;)/~~~

はい、相変わらずブログさぼり癖爆進中の始動救命士キムです。


さて、今回はショートあるある…ではなく、ないないです。


ドラマや映画などで、病室で医師や家族に見守られるなか、それまで動いていた心電図が一直線になった後(医療用語では心静止=A-systolyと言います)、医師が神妙な面持ちで…

ご臨終です…

と、言い放ち、家族が泣き崩れる。こんなシーンを見た方はかなりいると思います。が、が、が、僕ら救急隊はこれまで「ご臨終です」と言った医師、見たことはありません。周りの救急隊に聞いても同様です。

家族に亡くなった事を告げる際は「ご臨終です」ではなく「ご主人は心臓も呼吸も止まっています、私の時計(腕時計を確認)で◯時◯分死亡を確認させていただきます」と伝え、深々と頭を下げる…これが殆どですよ。また、サスペンスドラマで見られるような、この場に警察が同席する事もありません。

それからオマケの話、救急現場で死亡不搬送(社会死=誰がみても死亡)となった場合、これまたドラマでよく見られる警察官(刑事)がご遺体に両手で合掌するなんてシーン、全く見た事がありません。

全国探し回れば合掌する警察官がいるかもしれませんが、あくまでドラマの演出と思って良いでしょう。

と、まぁ、何れにせよ、人が亡くなるってのはもの凄く大きな出来事(悲しみ)、どんなシチュエーションであっても心が重くなるものです…では、また(;_;)/~~~


追記)
そもそも、刑事さん!なんて呼ぶ一般人はほぼいませんね

昨年は秋を通り越して一気に冬!みたいな感じでしたが、今年は春を通り越して一気に夏!なんてことになるのでしょうか?


と、前置きはほどほどに、前回は消防警戒区域のお話でしたが、その続きで火災警戒区域のお話です。


両方とも似たような響きで、テープ(ロープ)を張り、ここから中へ入ってはいけません的なものであるのは同じです。


でも、消防警戒区域は火災現場で消防吏員や消防団員が行える行為…で…す…が、一方の火災警戒区域は、その性格が前者とは異なります。


 

これは火災が発生していない状況が大前提。今、ココに火災が発生する可能性が大きく、大きな被害が出ると予想される場合にだけ行える権限なのです。


例えるなら、ガスの臭いが漂っているとの通報で消防隊が到着、コレは超ヤベーぞ、引火爆発したら大災害になっちまう…と判断した場合に、テープ(ロープ)を張って、区域内への出入りを禁止、そして区域外へ退去させる、更には区域内での火の使用を禁止させることができちゃうのです。


火災警戒区域の設定は消防法第23条の2に明記され、同区域を設定できる者は消防署長(若しくは消防長=警察でいう県警本部長)と定められています。その理由は、火災警戒区域は火災が起こっていない現場から退去を命じたり、火の使用を禁止するなど、憲法で保障されている基本的人権を無視する行為ですから、消防人として経験値や豊富な知識が必要とされる者にのみ与えられる権限で、誰でも行えるものではないから…と…言いたいところですが、署長から委任を受けた消防隊員、消防団員であればオッケー、つまり実際には消防警戒区域の設定者と同様、署長でなくとも権限を行使できるという訳です(笑)

 

そりゃそうでしょ、119通報で現場に出向くのは署長ではなく消防隊員です。その消防隊員が「やべ~、超ガス臭ぇじゃん!」と思っても、直ぐに市民を避難させたり、火を使わないで!と言えないなんてあり得ません。ですからそれを見越して事前に署長からこの権限を委任されているという訳です。

 

消防警戒区域火災警戒区域は、消防職員の昇任(昇級)試験では絶対におさえるポイント。問題として出し易いし、まぁ、間違える人はあまりいないサービス問題かな。

 


繰り返しますが、火災警戒区域の設定は安易に行えません。因みに僕が隊長でこの権限を行使したことは未だなし(隊員としては経験済みですよぉ)。

 

参考として、激ヤバの火災警戒区域内では拡声器や無線機の使用もアウトなんですよ。電池を含め電気の力を必要とする電子機器のわずかな火花が引火爆発の誘因ともなるからです。


今月も大隊長となる日がありますが、火災警戒区域を設定するような現場がない事を祈って…また次回 (^_^)/~

 

 

オマケの追記)

火災警戒区域の設定に従わない者には、罰金や拘留などの罰則(消防法第44条)もありますよ〜