四国・愛媛に初上陸、この地を踏んだ事により、全国47都道府県を全て制覇。コレ、何気に凄くないですかぁ?


かつては海外旅行に明け暮れ(太平洋のビーチが殆どでしたけどネ)、異文化を満喫する自分でしたが、ニッポンが好きになりまして…いいですよぉ、この国。


エルスタ九州(消防職員の救命士養成所)で学んだおかげで、全国の盟友と出会えた事も全国制覇の一因となった要因です。



さて、松山と言えば四国一の大都市で、観光の街としても有名。そして道後温泉と並ぶ2大観光地の一つが松山城。現存12天守閣のひとつとされ、重要文化財にも指定されています。


松山城のマスコット、よしあきくんがお出迎え(笑)


松山城は勝山と呼ばれる小高い山の上に建つ城で、結構な坂を登ります。ロープウェイまたはリフトで登ることも可能で、ここが乗り場入口。

ロープウェイとリフトの分岐点。

僕はリフト、昔スキーをやっていたのでリフトは余裕。

リフトを降りて少し歩くと、見えてきました素敵な石垣。城好きキムニィ、石垣にも魅了されます。

ワクワクします。

微速前進…

本丸が近づいてきます。

良いですねぇ、城って…

入場(城)料は520円なり。

そして内部へ…

ここから天守閣を目指します。

天守閣への入口の案内板。


急階段はホンモノ城の証。

美しい屋根瓦…

場内には様々な工夫(展示品)が…

この城を建てた加藤嘉明公の鎧です。

これ、オモシロ。

刀の重さを体験できるもので、僕も片手で持ち上げてみましたが、日本刀って実は重いんですよ、時代劇で片手で振り回すシーンを時折見かけますが、絶対ムリ。

甲冑体験もできます。

VR体験コーナーも…

僕にはそんなオプションは基本的に不要で、やはり城そのものが大事。

きれいに整備されてます。

そして辿り着いたは天守閣。

松山市街を360度眺められます。

ここから城下を見下ろせたんですね。

夜間入場はできないけど、夜景もキレイだと思います。

あちこち城を見てきましたが、ココほど全周囲を完璧に見渡せる城はないかな…

ただねぇ、こーゆーのは残念賞です。せっかくの天守閣からの眺望なのに、上から垂れ下がる配線…

下山開始…天守閣から降りるにも急階段。

名残惜しみつつ…城をあとに…

下りもリフト…

松山市街へ吸い込まれていきます(笑)

リフトの心地よさに、心洗われるキムニィでありました…

松山城、良い城です、良い城なんですが、微妙な部分もあります。画像を良く見れば判ると思いますが、石垣を含め、結構な割合で再建された部分があんるんですよ。もちろん天守自体はモノホンではありますが、ちょっと残念な部分も…これが正直な感想かな。国宝に指定されないにはソレなりの事情があるってことですね。

にしてもロケーションは最高、前述のとおり、城の周りをグルリと見渡せるのですから…バカ殿がいたらきっと喜んだ事でしょう(笑)

と言う訳で、愛媛松山リポート第一弾はこのへんで…(^.^)/~~~

消防vs警察…というより、救急隊vs警察官といった方が良いかな。


ん、一体何の話?


答は交通事故現場での話。


交通事故発生、ケガ人ありとの119番通報(救急要請)。消防は救急車を出動させると同時に警察にも連絡を入れます。


緊急走行の救急車は、通常走行で現場に向かう警察車両より早く現場に到着し、救急車内でケガの手当を行うのですが、そこに後着の警察官が現れ、ケガの程度、名前や住所(人定と呼びます)などを聴取したりします。この時、救急隊の処置の妨げになるような聴取をする警察官もごく一部いたりするため、救急隊としては少しウザく感じる事があります。多くの警察官は処置を優先させてくれのですが、ごく一部そうでない、いわゆるKYな者もいるのが実情…と、これは前フリの段階。



ここからが本編、見出しにあるケースをご紹介しましょう。


それは車同士の交通事故で、事故車両が路上に残され、動かせない場合に起きます。救急車内でケガ人の処置中に警察が到着、前記したとおり警察官も聴取を行うのですが、同時にケガ人に対し事故車両の撤去、レッカー移動の話を持ち出すのです。


通行障害となる事故車両の撤去は警察の仕事。幹線道路等では早い段階でこれをやらないと大渋滞が発生、また、残された事故車両が誘因となり、第二の事故が発生する恐れもゼロでないため、警察としては何としても撤去を急ぐ訳です。


救急隊心理としては警察が勝手にレッカー手配して、後々病院に搬送された運転手からレッカー料金を徴収すれは済むこと…と思うのですが、どうやらそう簡単ではないようなのです。と言うものも、意識がハッキリしていて物事を判断できる状態であれば、原則として警察が勝手にレッカー移動する権限はないようで「運転手さん、早くレッカーの手配をお願いします…」とお願いする光景も良く目にします。ところが女性の運転者や高齢者に多いのですが、加入している保険会社へのレッカー手配に戸惑う事が多く時間を要したりします。まずは事故発生場所を保険会社に上手く伝えられない…つまりスタートの段階で躓く訳です。でも、ソレも仕方ないですよ、だいたい事故でレッカー手配するなんて一生に一度か二度の事だろうし…


ところが、救急車内で延々とレッカー手配をされちゃうと、搬送病院が決まっているのに現場を出られないため、業を煮やした救急隊長の中には「警察さん、病院で先生が待っているので、もう出発しますよ、レッカーは後じゃダメですか…」と切り出す者も出てきます。すると警察官は「もう少し待ってください…運転手さん、まだレッカーの手配つかない?」とケガをしている運転手に催促…


と、この構図があたかも救急隊vs警察に見てとれる…なのです。そもそも救急車内でレッカー手配できるケガ人は、急いで搬送する必要性もない訳で、目くじらたてて現場出発を急ぐ事もないとは思うんですけどね。因みに僕は警察に最大限協力する派です(笑)

  


参考までに…

消防法第35条の10第2項には『救急隊員は、救急業務の実施に際しては、常に警察官と密接な連絡をとるものとする』と記されています。


この条文、あなたはどう理解しました?

長文になりましたが、今回はこのへんで、バイバイキーン (@^^)/~~~

エルニーニョ現象だかラニーニャ現象だか判りませんが、今年の夏は暑くなりそぅ…って予測が出てるようです。そりゃ誰がどうみても「今年の夏は暑くなる」って言ってれば間違いなく当たるでしょ(笑)


地球温暖化は切実な問題で、僕ら救急隊・消防隊の活動に激ヤバな季節が間もなく到来するのです…が、そんな初夏を前にしたこの時期、我が消防署には頭を痛める問題が生じます。いったい何だと思います?


タイトルからだと難しいかな…


意味判らん???


ではこの画像をご覧ください。車庫の一番奥に当たる部分、何やら奇妙な生き物?


ズームアップしてみると…な、な、なんとニョロニョロの蛇が…冬眠から目を覚ました蛇が毎年現れ、車庫内で大暴れ…

んな訳ないやろ(笑)(笑)(笑)

この画像で判るでしょ、宙に舞う黒い物体、そう、ツバメ。毎年この時期に来襲、巣作りを始めるのです。で、今回初めての試みとして蛇のオモチャを置いてみたところ…これが効果的面、巣の近くに寄るもののあえなく退散、我が人類のそして我が消防の勝利(歓喜)

大人しく巣作りするだけなら、動物愛護の観点から目をつぶると言った究極の選択もちょっぴりあるものの、問題はバードミサイルで、さすがにこれはアウト。


僕が以前勤務していた署でもツバメの糞公害には悩まされたものでした。巣が完成する前に退散させないとエライ事になるからです。巣が完成し、卵が孵化してピーチクパーチクしているひな鳥を見たら、巣をぶち壊すってのはさすがに忍びないですからねぇ(苦笑)


ところが、ところがですよ、ツバメもバカじゃないのか、半日もすると動かない蛇に気付いた様子で警戒しながら巣作りを始めてしまう始末。


う〜ん、これは困った…

しかも、この場所は救急車の車庫の部分、出動する際にこの場所の下を通過する訳で…

別のスペースに駐車してある救助工作車は全く無害。遠巻きに巣作りするツバメをニヤニヤ見守るレスキュー軍団。こんにゃろ〜、現場で協力せんぞ〜(笑)

ってな訳で、敵機来襲、ツバメとの戦いは続くのでした…またね (^.^)/~~~

GWが終わりましたが、キムニィはこの期間、ツーリングを兼ねてプチ登山に挑んでまいりました。


その前にGW最終日、何とも悲しすぎるニュースが…


群馬県伊勢崎市の国道で、信号待ちワゴン車に中央分離帯を乗り越えたトラックが衝突、ワゴン車に乗っていた幼児、父親、祖父が亡くなる事故。トラックの運転手も重傷でドクターヘリで搬送されたとか…


原型をとどめないワゴン車、亡くなった3名は社会死(誰が見ても亡くなった状態)であったかもしれません。

消防活動的には助かる命を搬送するのが原則で、重傷を負ったトラックの運転手を優先搬送するのはセオリーどおり。


にしても残酷過ぎ…報道によれば埼玉県のレジャー施設の帰り道との事。GWの楽しい思い出が、防ぎようのないもらい事故で、一瞬のうちに3名の尊い命が失われる悲劇に。残された家族の心中はいかがなものか。どんなに頑張っても救急隊には救えない命…やり切れません。


人生、何があるか判らない。運命で片付けられるにしてはあまりに酷すぎる現実。このような現場に対峙する僕ら消防ですが、悲しい事故のニュースは聞きたくありません、残念です…ご冥福を祈ります。




では、気持ち切り替え、登山の話題にまいりましょう。

向かった先は栃木県宇都宮市郊外にある古賀志山と呼ばれる、標高600メートルにも満たない山。

麓から登らず、ギリギリまで歩かず登ろうとするキムニィ、登山道入口直前までバイクで向かいます。


入口から頂上までは700メートル、後半を除き、このコースは基本的に階段が整備。


アタック開始は午後1時前。

階段は整備されてますが、一段一段の高さがソコソコあるため、結構疲れます。画像だと傾斜が伝わらないんですよねぇ…


途中にある案内板…普通に歩けば道に迷う事はほぼありません。

そして登山開始から約40分、へばりつつも登頂成功!えっ、たった40分じゃん(笑)

頂上から見える景色。

電波塔???

『花は撮っても採らないで』良い注意書きですねぇ。

撮って良いのは写真だけ
残して良いのは足跡だけ
忘れて良いのは思い出だけ
落とし良いのは化粧だけ
by キムニィ← いいこと言うでしょ(笑)

次に古賀志山頂から隣接する御岳山(おんたけさん)へと縦走(移動)を試みるキムニィ。この日は気温も上り、汗ダクダクです。

ところどころ、岩場が出迎えてくれて足場が悪かったりします。

途中、遠方の木々の奥から騒々しい音が…

ズームアップ!

防災ヘリコプターのホバーリングでした。滑落事故があったようで、登山者をピックアップしていたもよう。


ヘリが病院へ向け飛び去ったのを見届け登山再開。(後日、残念ながら滑落した方は亡くなったとの報道がありました)


古賀志山から御嶽山へ、キムニィの冒険は続きます。

冒頭でも伝えたとおり、古賀志山は決して高い山ではありません。が、ロッククライミング的な登山箇所もあるなど、初級者から上級者まで、しかも自家用車で登山道近くまでアクセスできることから、関東近郊から訪れる人も多い山。

看板に記された危険箇所以外でも滑落事故が年に数回発生、亡くなる人も結構いたりする油断できない山なのです。

僕は安全なルートで御嶽山に向かいます。

ソコソコ道は整備されてますが…

途中で岩場ルート(慎重に行けば危険ではないのですが、誤って岩場の裏に回ると下は崖、滑落する人もたまにいるそぅ)が待ち受けます。

画像だと判りにくいでしょうが、かなりの急坂でチェーンを伝って登ります。


岩場コースを抜けたあと、待ち受けるのがハシゴ。ここを登れば御嶽山頂まであとわずか。

そして登頂。

古賀志山よりやや低い標高560メートル。

時刻は午後2時30分。


ここから望める景色は日光の山々。標高560メートルとは言え、結構な高さです。こうして考えると東京スカイツリー(高さ634メートル)って凄いんですねぇ…

因みに右側の山裾、先ほど防災ヘリコプターがホバーリングしていた場所です。

名残惜しつつ、下山開始。登山は下山時も気をつけなければなりません。

下山中、こんな看板が…
この山で危険度トップクラスとも言うべき猪落(ししおとし)の方向を示す案内板。滑落したらほぼ命を落とす場所なので、当然僕はスルー。

ここでキムニィ、イタズラ心で猪落に近い場所まで、チョっとだけ寄り道…でも、ここらでヤメときます、危険が危ない、命が死んじゃうと困るので…

画像で判らないでしょうが、目の前の草むらの先は崖になっていて、落ちれば命を落とす可能性もあるんです。

下方に登山道へ通ずる道が見おろせます。

下山後、バイクに乗り、先ほど上から見えた道路を使い山を降ります。正面の崖が、猪落と呼ばれる岸壁です。

むき出しの岩盤は、ロッククライマーを魅了するのでしょう。


落ちれば100パーセント命を落とすデンジャラスゾーン。

僕の登山歴は茨城県の筑波山に2回、そして、ここ古賀志山に今回を含めた2回のたった4回限り。登山と呼べるものではありませんが(僕の中では登山=笑)、健康増進のため、本格登山に目覚めちゃうかも…

繰り返しますが、古賀志山は交通アクセスも良く、ファミリーで登れる安全なコースから滑落危険の上級者コースまで楽しめる山。パラグライダーや自転車(ジャパンカップが行われる山岳コースがある)など、自然を利したスポーツも盛んです。

また、気が向いたら登りに行こうかな(笑)

では、また次回…

5月がスタート!

あっという間に時間が過ぎていきます。


そして、めっきり気温も上がってきました。熱中症の魔の手が刻一刻と近づいてきくる気配…僕んとこの消防では4月29日から熱中症の調査も始まりました。何とも先が思いやられる次第。因みに昭和時代の運動部の精神論(水は飲むな!バテるから)、アレって一体何だったんでしょうね(苦笑)



さぁ、余談はここまで、今回は城の話。


島根県の松江城、これはホンモノの城。


過去ブログにもあるとおり、僕は城好き、男のマロン…いや、ロマンを感じます。

この角度から城を見るのも好き。

松江城は鉄筋コンクリート製の城型ビルと違い、100パーセント木造の本物です。

松江市街はもちろん、遠目に宍道湖(しんじこ)も見渡せ視界は良好。

この景色も毎日見てたら恐らく見飽きるのでしょうね。でも、殿様って殆ど天守閣には居る事はないのです(平和な世に、いくつもの急な階段を登り、狭い天守閣に到達する理由がない)、気が向いた時にこの景色を眺めてたんじゃないかなぁ…

松江城は城の規模自体は大きくないけど、ホンモノ城として僕の中では価値有りの城のひとつ。


それとね、この城の直ぐとなりにはこんな洋風の建物があるんですけど、これも最近建てられたものじゃないんです。入館無料(良心的)で大正ロマンを味わえ、小さいながらも中にはカフェなどもあり、なかなか良い感じです。

県庁の隣に残された国宝・松江城は、駅からだと少々距離がありますが、一度行く価値アリ…と、僕は思います。周囲の堀もソコソコ見事ですし。

やっぱホンモノ城はいいわ。にしても戦争さえなければ和歌山城、名古屋城、大垣城、広島城、岡山城と言った、廃城令を生き残った城も焼け落ちなかったのに…全て国宝級だっただけに残念でなりません。


因みに僕が訪れたホンモノ城、個人的なランキングは以下のとおり。全て過去ブログで紹介済みです、はい。


1位 姫路城(断トツ、別格の一位)

2位 犬山城(街並み、天守閣からの眺望)

3位 松本城(城っぽくまとまってる)

4位 彦根城(無難に良いかな…) 

5位 高知城(上記四城に少し見劣り)



では、また次回、熱中症には注意!

アディオ〜ス(^.^)/~~~



追記)
松江市はしじみで有名な宍道湖があり、良質かつ大きなしじみが獲れます。

しじみ丼なるご当地グルメもありまして、これは粒の大きい特別仕立しじみ丼(税込2530円)。まぁ、顎が外れるほど旨いかと言えばビミョーでしたが、気分的には肝臓の調子が良くなったような気がしなくもなかった…です(笑)

少し前になりますが、群馬県で犬を追って遮断器のない踏切に進入した9歳の女児が、電車にはねられ亡くなる痛ましい事故がおきてしまいました。気の毒と言うよりほかありません、本当に切なくなります…ご冥福を祈ります。


一方、仕事がら列車絡みの事故で真っ先に頭に浮かぶのが自殺。リスカやOD(睡眠薬過量服薬)と違い、ほぼ確実に命を落とせる事から、列車への飛び込みは後を絶ちません。その光景を何度も目にしてきましたが凄惨です。PTSDを発症する人の気持ちも理解できるほど。さらに列車が止まる事により、多大な迷惑をかける事にも繋がる訳で、命を大切且つ絶対にやめていただきたいと思います。



では気持ちを切り替え、同じく電車に絡む話題ですが、こちらは寝台列車のお話。


指導救命士キムニィ、先月、人生初の寝台列車を経験してきました。列車の名はサンライズ出雲です。


サンライズ出雲は東京と島根県出雲市を結ぶ長大路線で、今回乗車したのは島根から東京への帰路。

日本海側から山を越え瀬戸内の岡山へ…そこで高松(四国・香川県)からやってきたサンライズ高松と連結し、あとはひたすら江戸(東京)へ向け疾走する大人気列車で、チケットを取るのも大変です。

出雲市発は18時50分、翌朝7時30分に東京到着となる予定です。

童心に帰ったかの如く、ウキウキワクワクの心境です。

これが予約したBシングル、思ったより狭い???(笑)

翌朝まで約12時間の列車旅、必要なものは全て準備。車内販売、売店がないため事前に…ですね ← にしても買いすぎやろ(笑)

童心に帰ってますが、子供がマネできないのが飲酒、オラぁ堂々と飲めるだぁ〜

ここはシャワー室。

サンライズにはシャワー室があり、乗車と同時にシャワー券(500円=6分)を購入して使用します。但し枚数に限りがあり、すぐ売切れるため、始発駅で券売機に近いドアが開いた瞬間、購入する感じです。つまり、自分の座席の号車ではなく、券売機に近いドアに皆が順番待ちする不思議な光景が見られるのです。

この情報は鉄道マニア間では常識のようですが、僕はYouTubeで知り、無事、シャワーカードにありつけました。




そして長旅の末、江戸へ到着。


ハッキリ言いましょう、人それぞれでしょうが、僕は熟睡できませんでした(笑)


ガタンゴトン…の振動は終始ついて回るし、深夜帯も停車したり発進したりで…


恐らく僕は消防人(救急隊)だから仮眠中も出動により起こされる事が日常茶飯事のため、ちょっとした振動でも眠りが覚めてしまうんでしょう。慣れれば安眠できるかもだけど、寝台列車初心者としてはきつい列車旅となりました。


でも、また乗ってみたい…かな。

以上、報告オワリ〜!

消防署では応急手当の講習指導を行っています。


とくに真夏を前にした6月以降、小中学校からプール事故などを想定した応急手当指導(1時間程)の依頼が、凄まじい勢いで寄せられます。もちろん、プールの時期に限らず、随時応急手当の指導は行ってますので遠慮なく申し付け下さい。


前記した応急手当の指導とは別に、3時間にわたる応急手当講習もあります。これを普通救命講習と呼び、受講者は修了証なるカードを受取ることができます。


僕んとこの消防では、大きな消防署が4つありまして、毎月第二日曜日、持ち回りで応急手当講習会と称した普通救命講習を行っています。そして、昨日(日曜日)の午前中、まさにその講習会を実施したばかりで、心肺蘇生法やAED(電気ショック)の使用法などを指導してきました。


が、


が、


が、


ここで、応急手当指導に於いて、非常に不都合なニュースが飛び込んできました。


既に全国ニュースで流れているので、敢えて内容を黒塗りしませんが、応急手当を指導するうえで、やりにくい状況となってしまいました。


記事によると、先に到着した消防隊が心肺停止の高齢男性にAEDを使用。が、こともあろうか子供用のAEDを使用してしまったとのこと。AEDはパッドと呼ばれるシールを身体の前面二箇所に貼り付け、心臓の状態を分析し、必要と判断した場合に電気ショックを与えるものです。(参照=ブログNo.350 AEDがあれば…)


AEDパッドには大人用(成人用)と子供用(未就学児)があって、AED使用の基本的事項のひとつに大人に子供用パッドを使ってはいけないというのがあります。子供用パッドは大きさも小さく、通電量も抑えられるため、大人には効果がないとされ、応急手当指導でも子供用のAEDパッドは大人に使わないで…と指導しています。因みに子供には、子供用パッドがない場合に限り、大人用を使ってもよいとされています。


大人に効果がないとされていた子供用パッド…ところが、ところがですよ、記事をみると2回電気ショックを行った結果、なんと心拍再開(゚д゚)!


これには僕もビックリ、大人には使っていけないと言われていた子供用のAEDパッドで結果が出てしまったから…と、言うことで、昨日の講習会でもこの件を伝えましたが、これはあくまで運良く、たまたま心拍再開となっただけであって、本来、そうならない可能性が極めて大きいので、大人には大人用パッドを使って下さいと念押しするしかありません(苦笑)



それにしても最初に接触した消防隊がどうして子供用を貼ってしまったのか…デザインも大きさも違うし、通常、子供用パッドは奥に収納されてるはずだし…それに降着の救急隊もなぜ直ぐに気付かなかったのか…ま、これ以上は突っ込まないようにして、とにかく言えること↓↓↓


大人=大人用パッド


子供=子供用パッド

   (子供用がない場合のみ大人用可)


これをしっかり守って下さい、AEDのおかけで救えた命はたくさんあります。


ではまた次回、救える命を救えた命にしないため、for you…💕

パソコンの動作と同じで、疲労によりキムニィはかなり重く、ブログアップの頻度が極端に遅くなっている今日このごろ…


体内のアルコール洗浄にて、日々のモチベーションを保つ毎日(苦笑)



さて、今回の話題は救急車内でのカメラ(動画)撮影について。どーゆー事かと言いますと、搬送対象となる傷病者が自身を撮影し「オラオラ〜、今、オレ、救急車で運ばれてるぞ〜」ってアピールすること。それをSNSにアップしたり、友人知人に送ったりする訳ですね。


これらの行為、携帯スマホのない昔は皆無でした。が、今や簡単に動画が撮れ、それを巷に流せることから、ノリノリでやる方がいるのです。


このような行為をするのは、ほぼほぼイキの良い若者がメインであるのは言うまでもありません。


そして、少し前にこんなニュースが…


搬送中の撮影は許されるか?結論から言えばYESです。法的には特に問題なく許されます。救急隊員を撮影したとなれば、少々話は変わってきますが、自分自身を撮影しているだけであれば、この行為を止める法的根拠はないのです。



救急車内での撮影について、Xにある投稿があったのでご紹介 ← ゴメンなさい、許可なく転用…アウトなら削除しますが悪意悪用ではないので何とぞお許し下さい…


で、その内容は下記のとおり、埼玉県川口市の消防では撮影禁止のステッカーが貼られてるというお話です。これを見た瞬間、思わず吹き出しちゃいました(笑)


同業者としては当然の思いですが、さすがにステッカーを貼るまでは…と。


僕んとこの消防でも傷病者が自身を撮影するケースは稀にあります。ただ、ステッカー貼付は過剰反応のような気がしないでもありません。これってモラルの問題で、社会常識の話…これが本音かな(笑)

と言うより、そこまで日常茶飯事の事態じゃないし…(笑)(笑)(笑)


参考までに僕が体験した実例。つい二週間ほど前、中心市街地の飲食店のビル階段で、30歳前後の男性が酔って転んで頭を負傷する事故がありました。傷口を縫うケガですが、一緒にいた数名の仲間共々かなりのハイテンションで「動画撮ってくれ、おーし、イェー!」など、完全にイッチャってました。パッと見は皆、タトゥーが入るなど、いわゆるDQN色の漂う面々でしたが、救急隊の処置には素直に従うなど、目立った妨害行為もなかったため、まぁ、黙認ですね。下手に注意叱責などしたがためにトラブルのも嫌だしね。

これらの行為、救命士にもそれぞれ思いや考えもあるでしょう。でも、救急隊の役割はあくまで傷病者に対する救急救命処置であって、社会常識を知らしめることではありません。こちらの活動に支障がないのであれば、上手くやり過ごすのが大人の対応かと、僕は思います。現場に駆けつけた警察官も同じでしたよ。

因みに、僕の知る範囲では妨害暴力行為がない限り、目くじら立てて「救急車内で自撮りしやがった」など、怒りまくる救急隊員は見た事がありません。帰署途上の救急車内で「ったく、写真なんか撮りやがって…」と、呆れ半分で愚痴(笑い話)を言う程度ですね。


まとめになりますが、一部の隊員を除き、ニュースで取り上げられるほど、現場サイドに憤りはないって事です。だからと言って世間常識のある皆さんは、救急車内での自撮りはお辞め下さいね、では、また (@^^)/~~~

超々久しぶり〜のブログです。


キムニィ、多忙の日々、出動過多で報告書等の決済処理もたまる一方。激睡眠不足と闘う日々で、今後も続くであろぅ嫌〜な予感に苦しめられるのでした。


では、話題を変えまして、ラーレポ行きま〜す!


場所は東京のベッドタウン、埼玉は大宮(さいたま市)で、JR大宮駅東口から徒歩4〜5分のところにある『凪』です。


24時間営業。

食べる前から凄さが伝わってきます。

煮干がこの店のキーワード、世界…と言うけれど、煮干文化は果たして世界にあるのだろうか???

ま、そりゃそうだわね(笑)

いろんなウンチクが…

特に気になったのがコレ、空飛ぶ提供システム。

期待と不安をよそに店内へ…食券を買って待つ今どきのスタイル。

キムニィは基本とも言うべきスタンダード並盛(900円)で勝負!

じゃじゃ〜ん、これがスタンダード。一見すると豚骨ラーメンに見えなくもない。が、煮干臭が漂います、豚骨じゃない。

席はカウンターのみ、一蘭のように一人一席みたいに区切られてるんです。そして、眼の前にある、上のレーンで商品が移動する訳から空飛ぶって事。決してラーメンが宙に舞う訳じゃありません。

さて、肝心のラーメンですが、予想どおりの煮干です(笑)(笑)(笑)

申し訳無さそうに乗るチャーシューの存在を忘れさせてしまうほどの煮干インパクト!こりゃ、好き嫌い分かれそう。

麺はこの感じ、スープに良く絡みます。

オプション?
これを入れると味変ができるみたい…

個性の強いラーメンですが、結局はこうなりました。

しつこいようですが、好き嫌いの分かれるラーメン、僕は◯でしたよ。この店、埼玉県内に何店舗かあるみたい…気になる方は一度、煮干チャレンジしてみては(笑)

キムニイのオススメ度指数…★★ (超オススメ★★★ オススメ★★ ノーコメント★)

昨日の救急出動は11件、閉じ込め救助(近日中にお話します)、心不全の三次救急、公衆浴場での水没CPA、全身脱糞吐物による身体汚染の意識障害、猫の毛だらけの住宅での救急事案等…全く仮眠のできない生き地獄のような一日でした。疲れたけど、自分ガンバレ!



さて、今回は自分にご褒美、中国地方へプチ旅行…ついでに乗ってみましたスカイレールとやらを。


スカイレールは広島県のJR瀬野駅に直結されている新交通システムで、丘の上に広がる住宅街への移動手段。一見するとロープウェイのようにも見えるのですが、全くソレとは違うもの。一応、鉄道に分類されるらしいです。


ご覧のように、スカイレールみどり口駅からニ駅先のみどり中央口駅まで、1.3キロの短い路線。が、その高低差は160メートル。見てお判りでしょうか、急勾配に延びる路線…この先はもっともっと急勾配を上がっていくんですよぉ。


運賃は大人片道170円、往復切符はありません。

参考までに、これが時刻表。

駅のホームと呼んで良いのかな?ここで無人のゴンドラに乗り込みます。


全形はこんなです。


まるでスキー場のゴンドラですが、れっきとした鉄道扱い。因みに25名定員だそぅ、そして速度は15キロらしい(苦笑)

この日はあいにくの雨模様。

僕を含め三名乗車のゴンドラは、急斜面を勢いよく登っていく…これは凄い。ただし、結構ガタガタ揺れます。


途中に中間駅があり、それを過ぎると終点のみどり中央駅に到着、この間7〜8分だったかな。


立派な駅だけど、人の賑わいは微妙。


終点駅から始発駅を見下ろす。

この角度で見れば、以下に急坂であるかが判るでしょう。

僕が乗車したのは早朝7時頃。下り(瀬野駅から坂上に向かう)はガラガラだけど、上り(坂下から瀬野駅へ向かう)は通勤客&学生でソコソコ乗客がいるんですよね。

座席は8名分しかないので、つり革に捕まる人も多数。

眼下に高級住宅街← ホントにそう見える

ニュース等で知ってる人もいるてしょう、このまるでジェットコースターのような夢の移動ツールは、今年の5月(だったと思う)で営業終了、つまり廃止となります。理由はお決まりで、赤字経営のためだそぅ。

そんな事から結構な数、マニアも多く訪れるらしいです。ま、ボクモ似たような者だけど(苦笑)

62億をかけて設置された、世界初の急勾配に強い新交通システムは間もなく短い運用で膜を閉じる事になったのです。

不思議な乗物でしたが、少しもったいない気がしますねぇ。

頂上駅に展示されている絵。未来の乗物として広まるであろうと思ったが、中々そうはいかず、結局廃止。この絵はまさに絵に書いた餅?淋しそうに僕の目には映ったのでした。また次回…