火災が発生した場合、119番通報(消防法24条=火災発見者は直ちに消防へ通報する)はもちろんですが、火災を発生させた者や居住者、勤務者などは応急消火義務者と位置付けられ、消防隊が到着するまで、消火活動や人名救出活動をしなければなりません。これは消防法25条に明記されています。

 

と、ここでオプションが存在します。火災現場付近にいる者(つまり第三者)は、応急消火義務者の消火、延焼阻止、人名救助の手伝いをしなければならないのです。これは消防法25条の2項に定められています。つまり消防隊到着前に、たまたま近くを通りかかった者は、本来なら協力しなければならないと言う訳です。

 

但し、この協力、基本的には義務ですが無理強いはできないんですよねぇ。それにこの法律に罰則はありませんし ←  消火活動を妨害した場合は罰則が待ち受けてますよ

 

そして本題、この法律には更なるオプションが存在します。

 

火災を発生させた者が消火活動を行うのは当然ですが、近くを通りかかった第三者が消火活動協力中にケガを負ってしまった場合。例えば、消火を手伝う際に窓ガラスで手を切ったとか、逃げ遅れを協力して救出する際に転倒した…なんてときはその地の市町村が災害補償(消防法36の2)を行う決まりになっているのです。

 

因みにこの災害補償、救急活動にも準用されます。救急現場で近くに居る者に対し、救急隊員が協力を依頼(消防法35条の10)する事ができるのです。そして、その時にケガをした場合も補償の対象となるのです。

 

 

少し難しく、つまらない話だったかもしれませんが、災害現場で協力した者がケガや病気、亡くなるなんて事になった際、その地の市町村が定めた条例に従い補償を行なう…って話でした。先に記述したとおり、火災を発生させた者等(応急消火義務者)は災害補償の対象にはなりません…

 

 

以上、法律のお勉強でした、では次回 (@^^)/~~~

2月2日〜5日、救急救命士再教育の病院実習を終えたキム兄です。


今回は久々に食レポいきます!

東京に何店もあるラーメンチェーン店、本店は熊本、その名は桂花ラーメンです。


熊本で行われた全国救急隊員シンポジウムに参加したついで、桂花ラーメン本店にお邪魔しました。


本店は熊本市内繁華街ど真ん中にあり、大勢の客で毎日賑わっています。


縦長の店内、入口の券売機で食券購入。
そしてキム兄食レポのルーティンである、ド・ノーマルの桂花ラーメンをチョイス。

これが桂花ラーメン(880円)、見た目は無難。周囲を見渡すと、チャーハン、ギョーザなどを頼み、ラーメンをスルーする客も散見される…が、僕は初志貫徹、ラーメン一本!!!

桂花の文字が独特です。

はい、こんなです。

麺、こんなです。

どうなんだろぅ。

正直言うと、僕には合わないかな…味もやや薄い気がしてならない。

完汁ならず…


むしろ、桂花ラーメンしたのはこちら。単なる冷水じゃなく、◯◯茶。これは良かったっす。

う〜ん、ま、ラーメンに限らずグルメに関しては好き嫌いもあるしね。僕には向かないってだけでしたね。決してダメなラーメンって訳じゃないから誤解しないで下さいな。

キムニイのオススメ度指数…★ (超オススメ★★★ オススメ★★ ノーコメント★)



追記)
桂花ラーメン近くに、インパクト十二分の焼き芋屋がありました(驚)


追記2)

本日、驚愕の事態に…勤務明け、月極駐車場に自家用車をとりに行くと…こんなでした。深夜から降り始めた雪、たまたま降雪真っ最中のなか、救急出動があり、超安全運転での活動になりました。


゜『奇跡のバックホーム』をご存知?


1996年8月、松山商業と熊本工業の間で行われた夏の甲子園決勝戦で起きた奇跡のシーン。この中継、リアルタイムで見ていた僕は、背筋が凍り砕け散った感動(←あえて妙な表現、それほど凄かったってこと)を味わった事を記憶しています。


3-3で迎えた延長10回裏、熊本工業の攻撃で一死三塁、1点取られればサヨナラ負けの松山商業は満塁策を選択。更に犠牲フライ対策のためライトの守備を肩の強い選手に交代させる。そして迎えた初球…左打者が捉えた打球は深々とライトへ。飛距離十分、誰もが熊本県民悲願の全国初優勝を確信した瞬間…だった…はず…が…しかし、代わったライトからのホームへの返球はダイレクト&超ド・ストライク。そこへタッチアップの三塁ランナーが滑り込む。ほんの一瞬の静寂の後、アンパイアが『アウト!』のコール!


イチローばりのレーザービームではなかったものの、返球はドンピシャリ!正にビッグプレー。試合は延長となり、結局、松山商業が6-3で勝利、深紅の優勝旗を手にしたのでした。そして、この時タッチアップでアウトになった三塁ランナーが起業、出店された店がたっちあっぷ(正確にはベースボールパークたっちあっぷ)です。


場所は熊本市内の中心繁華街のビル10階。

繁華街一等地にあるビル、テナント料高そっ!

エスカレーターで入店、扉が開くと熊本工業と松山商業のユニフォームと本物のメダルが飾られてます。熊はランナー、松は返球を行った外野手のものと聞いてます。

エレベーターを右手に出て、狭い通路を抜けると…

そこは甲子園ミラクルワールド!


スタッフもノリノリ、男性は宮崎の大学生でこの日がラストのアルバイト、宮崎に戻るとのこと、もちろん大学野球部。女性店長も女子野球の選手でセカンドだそぅ。

高校野球ファンは身震いする店。


壁中、高校野球だらけ…


カウンターの他に、店内はテーブル席と座敷席の二つのブースに別れ、そこに驚愕の光景が…

こちらは座敷席、熊本救急隊員シンポジウムで再会した同期と訪れたのですが、そのうち4人が高校野球部のため、テンション爆上がり(笑)

座布団はベース、ベースボールバーなどではよくある光景、床は人工芝。


で、壁には高校野球部のユニフォーム。


が、この店が他と違うのは飾られているユニフォームの数。とにかく凄い、凄いの一言。しかもレアなものまで。


ん、これは?

ま、まさかの?

桑田、清原に変身できました。

この店はユニフォームを自由に着て良いそぅ、これも凄っ!

因みに、この同期の救命士は箕島高校野球OBです。智弁学園のユニフォームを着込んだ僕はラグビー部(笑)

方やテーブル席は熊本県の高校野球部ブースで、県内ほぼ全てのユニフォームが飾られてます。

高校野球ファンの飲み屋はあれど、ここまで、特にユニフォームを飾ってある店は見たことがありません(ユニフォームは2層3層に掛けられていて、それをかき分け、探し出す感じです)、恐れ入りました。

料理や飲み物類は、まぁ、それなりのレベルでしたが、とにかく高校野球をツマミに一杯いただけるお店でした。久しぶりの星三つ!

キムニイのオススメ度指数…★★★ (超オススメ★★★ オススメ★★ ノーコメント★)



追記)
この試合、実はまだ感動の場面がありまして、3-2で9回裏二死走者なしから最後の打者がなんと本塁打で同点に追いつき、その勢いで10回にサヨナラのチャンスを作ったのです。今、高校野球を7回に…なんて意見もあるけど、絶対反対ですね。

それと、オマケ
この店のすぐ近くに、スザンヌのお母さんの店もあります(笑)


令和7年度の全国救急隊員シンポジウムが、熊本市で1月22〜23日に行われました。


会場は市中心に位置する熊本城ホール。

会場全景…厳密にはこの建物の奥が熊本城ホール。一階にバスターミナル、地階にフードコート、更にいろいろな店舗が入った商業施設(SAKURAMACHI熊本と呼ぶそぅ)と接合しており、なかなかのスケール。

シンポジウム会場入口はこちら側、バスターミナルはバスタ新宿の10分の1程の頻度で発着が行われてます。


朝、10時30分、さすがにバスターミナル空きすぎやろ(笑)

熊本城ホール目の前にはレトロな路面電車が走り、熊本市は都会の中にも昭和風情を伺わせる素敵な街。

今回のシンポジウム、会場チョイスは大大大正解。

何せ、一つの箱(会場)で全てのブースを賄え、しかも地階には大きなフードコートが充実。これまで見られた昼食難民の姿は激減。何より各ブースの移動が判りやすく容易であった事。

過去には会場が2カ所、3カ所に分散され、シャトルバス移動なんてのもありました。担当された消防本部のご尽力に頭は下がりますが、参加者目線でいくとこれが理想なんですよね。

一方、肝心の各発表内容は、ハイレベルなものもあれば、そうでないものもあり…コレは今回に限らずで、ソレもあってのシンポジウムですからノープロブレム(笑)

ただねぇ、残念に思えたのが座長を務める方で、その役割を理解してない方が散見されたこと。救急隊員シンポジウムの座長は単に司会進行だけではないはずですが、まるでロボットの如く「はい、ありがとうございました、次の方どうぞ…」の連呼で淡々と事を進める方が数名見受けられたのです。殆どの座長は指導救命士なので、何かしらのアドバイスやコメントを伝えて良いはずなんだけど…なぁ。

僕は過去に助言者として参加した事もありますが、その時の座長さんは(福岡県の某消防本部)、その点しっかり役目を果たしてましたよ…


これ以上愚痴るとぶっ飛ばされそうなので話題を変え、夜のシンポジウムの話を少々。

このシンポジウムは、救急隊員の救急業務の充実発展を目的に、一日半をかけて行われるのですが、同時に全国の救急隊員との交流・再会の場でもあり、当然これには夜の宴も待ち受けます。

僕もエルスタ九州同期との再会、そして、各地域の救命士との交流が行えました。

来年は横浜市での開催。恐らく、横浜市開催は今回より遥かに多い参加者になると思います  (名古屋、大阪、東京近郊は例年来場者が多い=アクセスの関係ですね)、横浜は翌年の万博を控え、今、とっても熱い街、今から楽しみです。

以上、救急隊員熊本シンポジウムの話てむした、byebye〜!


オマケ)
実はキムニィ、今から10年以上前の全国救急隊員シンポジウムで発表した事があるんです↓↓↓

会場の九研の元教授の郡◯先生が、スタンディングオベーションをやられた事を思い出します←これ、マジです(笑)

携帯電話に何らかの衝撃が加わると、所有者の意図に反し、消防や警察に通報されるシステムがあるのはご存知かと思います。


昨日、熊本県の阿蘇山で遊覧ヘリが墜落、台湾人乗客の携帯電話の衝撃装置が作動し消防へ通報が入ったのが正にソレ。



以前、このプログで紹介しましたが(No.1042 携帯電話緊急通報)、このシステム、上手く機能すれば大変メリットがあるのですが、実際には…かなりのマイナス要素が含まれるのです。


衝撃(例=交通事故で激しくクラッシュしたと想定)による消防への通報サービス、実はその多くが誤作動。厳密に言えば衝撃が加わった時に通報されているので、決して誤作動ではないのですが…


どーゆー事かと言いますと、誤って落とした時に通報される事が多いのです。例えば、自転車を急いでこいでいた時(速度が増す状態)にスマホを落とすと、この機能が働いてしまう事があります。


実は一昨日もこの通報で、救急隊と消防隊が同時出動したのですが(僕の消防本部では、緊急通報さそそ通報が入ると救急隊と消防隊が出る決まりになっている)、発信元付近に事故らしきものはなし。その精度は緊急通報が発せられた地点の半径16メートル以内、つまり、この範囲が限定されるのです。


一昨日の現場では救急隊、消防隊、そして後着の警察と共に付近を検索しましたが発見に至らず。近くの作業員も「この付近で事故らしきものはなかったよ」の返答。


発信元に電話をかけても呼び出しはするけど応答なく、留守電に切り替わる始末。


結局、消防も警察も退散って事に…



と言う事で、この通報での出動は殆どが誤報なのです。一昨日の出動も隊長である僕は「恐らく誤報だけど、決めつけはやめておこう…」と、部下に伝えたほど。が、そんな中、たまに本物があるから困りもの…但し、検索はしっかりやりますよ、だって、緊急通報されたのに、事故が見当たらず引き上げたところ、実は少し離れたところに人が倒れていたなんて事になったら大変ですから。


以上、緊急通報にまつわるお話でした、ではまた byebye〜



追記)

以前、このシステム作動で現場付近の道路に行くと、路肩に粉々になった携帯電話を発見した事があります。これ、携帯電話が受けたショックより、持主の心のショックの方が極めて大きい…と、僕は思った。


前述のヘリ墜落の乗員、乗客(親日国の台湾人)、早く見つかることを願います。

冬は火災期、大きな山火事も発生するなど、毎日のように火災のニュースが流れています。ではここで、火災出動アルアルをお話しましょう。

 

主に建物火災(住宅火災)に関するアルアルですが、テレビなどで報道されるような燃え盛る住宅火災、実はこれ全ての火災のごく一部。どういう事かと言えば、119番で火災の通報が入っても、テレビ画面に流れる炎が燃え上がる火災は極めて少ないという事。火災通報の実際は水蒸気、焼魚の煙、焚火などを通報してしまったり、一瞬炎は上がったが直ぐ消し止められた(ぼや火災)みたいに、消防隊が現場でホースを延長し、行方不明者を救出するような火災はほんの一握りなのです。

 

僕の消防本部は職員500人、そこそこ大きな組織ですが、ガッツリ燃える炎上建物火災(めらめら炎が燃え盛る)は年間30件程度です。もちろん、初めからぼや火災を想定して出動はしませんが(僕は救命士のため基本的には救急隊ですが、状況により大隊長として指揮隊で火災対応も行います)、指令員からある無線が入ると一気に緊張が高まります。それが…

 

「119番多数入電中…」

 

これは炎が上がっている火災では、付近の者が一斉に119番通報するためです。出場途上、この無線が入ると火災はほぼ確実に炎上中と判断、一気に緊張も高まる訳です。逆に言えば「通報は一本のみ」との無線では「あぁ、これは燃えてね~な…」と思ったりもするのです ← 決めつけはしませんよ、実際、通報1本だけど炎上していたなんてケースも何度か経験してますから。

 

 

あらためて聞けば当たり前かもしれませんが、119番多数入電の火災通報では、建物がほぼ確実に炎を上げ燃えている(山林や枯草なども同様)、というお話でした。

 

皆さん、火の元には十分ご注意ください…

令和8年スタート、皆々様、新年明けましておめでとうございます。


今回の年越しは消防署内にて…過去には救急車のサイレンを聞きながらの年越しもありましたが、これも慣れたものです。


サボる事もありますが、今年もキムニィプログ突っ走りますので宜しくお願いします。

令和8年1月1日から、林野火災注意報及び警報が発令されます。



これは今年2月、岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災(死者1名、鎮火まで約1ヶ月半を要した)を教訓に、ある気象条件のもと発令されるもの。


林野火災注意報の発令条件とは、以下の何れかに該当するときです。
①3日間の降水量1ミリ以下で、それより前30日の総雨量が30ミリ以下のとき
②乾燥注意報が発令されていて、3日間の降水量1ミリ以下のとき

ここに強風注意報が発令されていると、注意報が警報に切り替わるというものです。

要するに空気が乾燥してる時に発令されるって事ですが、これは1〜5月に限ってのもので、例え空気が乾燥し強風が吹き起ころうが、12月には発令されません。

なお、この注意報及び警報は全国一斉に運用されますが(各消防本部が発令する)、林野とみなされる地域が存在しない消防本部は関与しません。僕が思いつくところでは名古屋市、大阪市、関東地区ではさいたま市、船橋市、川崎市など東京近隣の消防本部には林野がないので、これらの発令はないと思います ← 間違ってたらゴメンナサイm(_ _)m

また、沖縄県には林野と解される場所もありますが、そもそも亜熱帯地域でもあり、1ヶ月の総雨量が30ミリ以下って、ほぼ発令されないと思う…但し、ネットで調べたところ、沖縄県の各消防本部でもこの注意報・警報の新設、運用はアナウンスしてるようですよ。


市民に対する発令の周知は各消防本部で様々ですが、ホームページ、人海戦術による広報、SNSを駆使、関係機関との協力などあるようです。因みに東京消防庁では以下の様にホームページでも広報されるみたいです…東消様、スイマセン、無断で拝借しちゃいました、問題あれば削除します、お許し下さいm(_ _)m

最後にこれら注意報、警報発令時には火の使用制限等の禁止事項がありますのでご注意下さい。因みに警報発令時には30万以下の罰金、拘留などの罰則も設けられているので、併せてご注意下さい。


なお、この発令基準等は全国一律なものではなく、地域特性(地形、気象条件などなど)もあるため、詳しくはネット検索されてみればお判りになると思います。



もしかしたら多くの市民の方々は、年2回に実施される火災予防週間同様、何のコッチャ?って反応かもしれませんが、年明けから開始となりますので、少しばかり関心を寄せていただければ幸いです。以上、林野火災注意報・警報の話でした。



救急出勤中の交通事故、あってはならないのですが、実際には起きてしまいます。


そんな中、こんなニュース報道が…


他地区の消防の出来事ですが、結果的に大事に至らず(病着が2分遅れたけれど…)、まずはホッとするところ。

が、僕が違和感を感じたのは報道の中身で、以下のとおり。

ガードレールへの接触事故、つまり自損事故ですが、似たケースの事故は僕の消防(常備救急隊は15隊)でも年間数件発生します。どんなに安全運転に徹していても、運転技量に差があることや、道路事情なども加味し、絶対になくならないのが現実です。

話がそれましたが、この記事で違和感を感じた箇所が夜10時以降の出動はなく、仮眠は十分だったと言うことですの部分。この報道を行ったテレビ局は、何を言わんとしているのか理解に苦しみます。

見方によれば、仮眠時間が不十分で事故が起きた可能性もある。つまり、やむを得ない事故の可能性も…と言うように救急隊を擁護してくれているともとれる訳で、本来消防職員側からは感謝すべき内容かもしれません。

でも、これは違うと思う。ここから先は私見です、どうぞご理解下さい。


仮眠が取れていようがいまいが、事故を起こしてはダメ!これが全て。しかもガードレール接触は完全なる単純運転操作ミス。助手席の隊員の安全確認も重なった人為的ミスであり、防ぎ得た事故。それを出動過多による疲労が要因?を印象づけるかの報道姿勢にいささか疑問を持った訳です。

事故を起こした当の機関員(運転者)と隊長も上層部から注意叱責を受けたと思いますが、今回、たまたま大きな影響がなかった事から、これを良い教訓として、今後の事故防止に繋げれば良い話です。

そもそも夜10時以降出動がないって、こんな羨ましい話はありません。僕の消防の救急隊の中には一日10件以上出動する救急隊が何隊もあり、仮眠が不十分どころか、ほぼ眠れないなんて日も決して珍しくありません。それでも事故は殆ど起きないのだから、普通であればこのケースは責められても仕方のないところです。

報道したテレビ局は救急隊の労務管理について、一石を投じてくれたのだと理解しますが、もの凄〜く違和感を感じました。同時に僕の隊も今後事故を起こさないよう、あらためて身を引き締める思いにかられました、以上…です。


↑↑↑

繰り返しますが、あくまで私見であり、決して事故を起こした救急隊を責め続けるものではありません…にしても、何故、この程度の軽微な接触事故が全国ニュースになるのか…全くもって不思議でなりません。

先日の救急出勤での出来事…


昼を少しまわった時刻。ビーボービーボーサイレン吹鳴の元、傷病者を搬送。大きな交差点に差し掛かり、前方の信号は赤。緊急走行時には赤信号でも停まる必要はありません、これは道路交通法できっちり後押しされてます。


とは言え、交通量の多い交差点だけに助手席の僕は一旦停車を指示。左方の車両の停車を確認、運転席の機関員は右方車両の停車を確認…左右の安全が確保されました。


すると、まるでモーセの海割りの如く、救急車の前方に進入コースが現れ、走り出そうとした時に、右方で停車中の常用車後方に、ミドルスピードで迫る乗用車。

隊長の僕と機関員の視界にくっきり入ったその車「あ〜、危ね〜」思わず口走った直後、ガッシャーン!


これね、救急あるあるで、ベテラン救急隊員でなくとも経験したりします。

ソコソコの速度で衝突した事もあり、結構な交通事故が新たに発生。この事故の目撃を通信指令室に一報を入れ(業界用語で事故を現認と呼びます)、救急車を交差点脇に停車させ、双方の車の乗員のケガを確認。

幸い、ケガはなく(後から知恵つけられて、首が痛いと始まるかもしれないけどね)、僕の救急隊は元の傷病者搬送を継続するに至ったのでした。


このケース、経験の浅い救急隊はそのまま素通りなんてするかもしれませんが、軽微な事故を除き、原則は必ずケガ人のチェックです。状況によりその後の対応も変わる訳で、ケガがひどければ救急隊員1名を現場に残し手当を行いつつ、後から来る救急車に引き継がせるなんてイレギュラーな対応も間違いではありません。つまり隊長の臨機応変な対応が求められる場でもある訳です。正解は結果次第…となります。


今回の事故、ぶつけた車の男性運転者「やっちゃったぁ…」って渋い顔をしてましたが、救急隊の赤信号での交差点進入は、決してムリをしてのものではなく、完全停車後、安全確認をとったうえで走り出そう…のタイミングでの事故で、救急隊に非はありませんが、後味の良いものではありません。しかも僕らが搬送していた傷病者は命に別条のない軽症者(実際の救急搬送の半分はコレ)だけに、申し訳ない気がしないでもなく…が、本音です。(救急搬送の傷病者が軽症か重症かの見分け方は過去ブログNo.407救急車雑学〜緊急度に記載)

何れにせよ、この事故は防ぎ得たもの。皆さんも運転する時は注意されて下さい。
では、次回…(^.^)/~~~