ATEEZ出演『BEAT AX vol.4』2024.6.28,29@幕張メッセ国際展示場 | 危うい球体(独語)・その2

危うい球体(独語)・その2

引き続き、気ままに日記を書いていきます。よろしくお願いいたします。

『BEAT AX vol.04』2024.6.28・29@幕張メッセ国際展示場

 

 

ATEEZのライブを観に日テレ主催の音楽イベントに行ってきました。
シンプルに楽しかった!
色々あって落ち込んでいましたがとっても元気が出た!
 
さて本イベントは事務所の垣根を超えてグローバルに活躍するアーティストの皆さんがご出演される合同コンサートだそうで(やや不思議なラインナップ)今年は幕張メッセでの開催でした。
幕張メッセというと企業が展示会などをするイメージでしたが昨今では各種イベントの開催も盛んなのですね。天井がとても高く構造が独特で、金属製のパイプ?が規則的に組まれていて観察している分には興味深かったのですが、音響という面では「おっ!?」と感じる場面もあり、ま、それも含めてよい経験になりました。カメラクレーンの動きとスクリーン映像の相互関係を見るというのも普段はできない体験でしたので興味深かったです。
 
 
―――ハッ。
 
 
話をライブに戻します。
ATEEZは28日、29日の両日ともに演目は7曲でトリでした。
最新作「WORK」で始まるステージはそれぞれ中盤2曲にセットリストの変更が加えられており、どちらの日に行ってもまたは両日行ったとしてもちょっとした特別感があったと思います。「ROCKY」で魅せる闘志、「Empty Box」のハーモニーの美しさなど印象に残った場面は多くありますが、特筆すべきは「Days」のようなミディアムバラードや「夜間飛行」「Still here」などの比較的落ち着いた“聴かせる曲”から会場の空気を一瞬で変えた起爆装置の「멋(The Real)」、「BOUNCY」での大爆発と大延焼。緩急の付け方や魅せ方、もちろんパッションも感じるけれど、同時にあれは物凄い“技術”でもある。
 
遅れ馳せながら先日モロッコで開催された世界最大級の音楽フェス『マワジンフェスティバル』の動画を観ましたがコーチェラとはまた違った凄みがあり、まるで壮絶な物語を観ているかのようだった。
形式や枠組みに囚われすぎる必要はないと思いつつ私の中の「アイドル像」がまた一つ破壊されたというか、あれはもはや一流のパフォーマー集団であり歌手ということでよいのではないか、それを「ATEEZ」と呼ぶのかも知れないけれど。
開催国の文化にも配慮をしたであろう露出を控えたゴージャスな衣装を纏い、歌いっぱなし踊りっぱなしの一時間超。
完全体でなかったとはいえメンバーの皆さん一人一人にハイライトがあり素晴らしかった。
絵画から飛び出して来たかのような美しさをたたえたソンファさんと「불놀이야 (I'm The one)」での鬼気迫るホンジュンさんのラップパートには息を飲むものがありました。
 

ところで

私がATEEZを意識して聴くようになったのは「BOUNCY」からですが、MVを初めて観たときに“刺さった”のがミンギさんの


 

출신 위치 나이 종교 나라까지

出身 場所 年齢 宗教 国まで


허물없이 전부 It doesn't matter

何もかも関係ない


미칠 대로 미친 사람들과

狂いに狂った奴らと


막 과열 직전까지 털어

オーバーヒートするまで揺らせ

 


という部分です。

 

陰ながら最近の活動の一部を目撃している者として、ATEEZというグループは言葉だけでなくこれを実践しているように感じます。

韓国固有の“力強く鋭い美しさ”を大いに保持し体現しながら異国の文化に一定の敬意を払って接近し、圧倒的なパフォーマンスですべての障壁を超えてゆく。
ゆえに様々な国の人々の耳に響き、心に届き、支持されていく。

なぜ自分がここまで熱く語っているのか段々わからなくなってきましたが笑、言いたいのは「筆舌に尽くしがたい凄みが彼らのステージにはある、確実に」ということです。
 
メンバーの皆さんの出会いに関するエピソードやデビュー曲のMVを撮影したいわば“原点の地”であるモロッコの大規模フェスでのヘッドライナー出演など(これまで散々言われてきたことだと思いますが)彼らが舞台で魅せるドラマチックさや物語性というのは実体を伴っており、もはや「フィクション/ノンフィクション」という言葉で分類することのできない領域にある。ストレートに「運命」と言えばいいのかしら。
迫力の源ってそのあたりも関係していそうです。
 
他方で、大仕事を終えたあとのメンバーさんたちの冷静さというか落ち着きというのも印象的。言葉の問題があるので有志の方々の翻訳頼みではあるけれど、大きな舞台の後にそれぞれの配信などで率直に語られる言葉からはプロとしての冷静さも垣間見られ、我々聴衆にとっての「非日常」は彼らにとっての「日常」であるというシンプルな現実を前にしたとき、若き舞台人の視点の高さをリアルに感じたりもする。色んな制約もあろう中で自分の言葉で語る、語ろうとする、語らせる、素晴らしいことだと思います。
 
 
え?
もう2時!?
 
 
話があちこちに飛んでしまいました。
モロッコから幕張に話を戻します。
今回合同コンサートというものを初めて鑑賞したのですが、こう「ファンというのはそれぞれのアーティストの様々な側面を応援する万華鏡のようなものなのだな」との思いを強くしました。
何がよい悪いということではなく、一人ひとりが色んな角度から思い思いの魅力を見つけて対象者を応援している。
気持ちが熱くなればなるほど色んな考えが生まれるんだろうな、と思って見たりもした。
ちなみに私め(42)は「ペンライトを振る」ということに不慣れでやや戸惑ったものの、これも一つの文化であり大切な応援の方法ですから周囲のお嬢さん達にご迷惑をかけないよう少しずつ慣れていこうと思います。
 

混乱を極めた日記になってしまったオエー
 
 
 
【6/28(金) の記録】
 
雨降り曇り空。悪天候も相まり敷地内にあった謎のオブジェがまるでマグリットの絵のような迫力を持ってそびえ立つ。

左下
降り止まぬ雨に会場付近の花もうなだれる。

右下
ライティニ(ペンライト)を初めて使ったので思い出の記念撮影。
恥ずべき初老の自己顕示欲。
 
 
 

 あれ?
画像クリックでも画像が大きくならない?
幕張メッセ石再掲。
 

\ドーーーン/
台座が汚れているなぁ。
 
 
 
【6/29(土)の記録】
 
翌日はまずまず晴れ。
しかし湿度が高くジメジメ。
 
 
 
 
左上
一応それらしきことをしてみようと思い会場をバックにMito(この方の役職は宣伝部長でしょうか?)を撮ろうとするがピンボケ。見るのは好きだけど撮るのは苦手です。
確かこの赤いカニの甲羅みたいな建築様式が結構凄い技術だったはず。

右上
終演後、会場をあとにして公園?みたいなところを歩いて駅に向かう。とてつもない人混みだったのに誰も歩いておらず不安になる。

左下
同公園の謎オブジェ。暗闇で遠くからみたら高所であるにも関わらず本物の人間に見えて物凄く驚いた。
このあとやっぱり道に迷いオフィスビルに侵入してしまった。申し訳ございませんでした(不審者)。
 
右下
ペンライトを用いたツボ押し&リフトアップ+加工。




   


 
 

  
Chaki ZuluさんてYENTOWN経由でしか存じ上げなかったのでお名前を見かけてヘーッ!て驚いた。