empowerment | 危うい球体(独語)・その2

危うい球体(独語)・その2

引き続き、気ままに日記を書いていきます。よろしくお願いいたします。

先日、いつもの伊豆の旅館に行ってきました。 

早めにチェックインして館内をうろうろしたり部屋でゴロゴロしたり海を眺めたりした。



まだ明るい。



夕方の気配。
十戒。


ガゼボー
アワビー



一日で4,5回湯船に浸かった♨

夜、海の見える窓の近くで前回の日記にも書いた『愛するということ』を読む。
月光に照らされた水面。
遠くで波の音がする。
ざばーん。

雰囲気がある。



〜読む〜



え?
や、「なるほど」って箇所も多々あるんですけど時代なのか何なのか、同性愛とか親子愛に関する記述については「ずいぶん頭の固いオヤジだな!」と思った。
あとフロイトのことめっちゃディスるじゃないですかー。


「配慮、責任、尊重、知はたがいに依存しあっている。この一連の態度は、成熟した人間にのみ見られるものだ。成熟した人間とは、自分の力を生産的に発達させる人、自分でそのために働いたもの以外は欲しがらない人、全知全能というナルシシズム的な夢を捨てた人、純粋に生産的な活動からのみ得られる内的な力に裏打ちされた謙虚さを身につけた人のことである。」(p.56)


潔癖すぎる気もするけど、まぁこういう一説はいいですよね。

と、胸焼けしそうな読書のせいで悶々としながら茶室に向かったら「にじり口(ぐち)」とかいう狭くて低い入口の上枠?のところに勢いよくガッツーン!と頭をぶつけた。
頭の周りにヒヨコとか土星とかが楕円を描いてグルグルまわり悶絶。

よく見ると脇に「にじり口ですのでお通りの際はお気をつけください」とか書いた小さい立て看板が置いてあって「なんだよにじり口って!こんな解りづらい場所に注意書きをしても気が付かないよ!」とイラッとしたが、調べてみますと「主従関係の強い戦国時代にあって茶室の中では皆平等」という千利休の思想?から「皆が頭を下げないと通れないような設計にした」ってモノらしい。


たんこぶを撫でながら「なるほど謙虚さのない未熟な己に罰が下されたのか」と納得しました。
身を持って知った。
 

利休?
フーン。
せんの?

なかなかやるじゃん。


エーリッヒ・フロムによる愛の鞭および千利休による鉄拳制裁。


謙虚さとは。





ATEEZが登場すると聞き『コーチェラ2024』を楽しみにしています。
配信もあるらしいのでなんとかリアルタイムで見られたらいいな。

先日のソンファさんお誕生日のXでの一連も面白かったし、心を込めて書かれたであろう美文体のお手紙も素敵でした。
多才ですね。


と、同フェスに出演される“Erika de Casier”さんのアルバムを聴いている。
名前が同じでなんか嬉しい。

NewJeansの楽曲制作に携わられた方だそうで、あーなるほどー。

ぽい!



\アッハッハッハッハ/

H Jungle with t




国境を易易と超えていく才能たち。

性別問わず若くて才能のある人を見ていると本当に力をもらえます。

彼らが見ている景色や背負っているものなんて一般人には想像しようもないけれど、多くのことを抱えて、引き受けて、尚力強く輝く。
私はそこに人間の美しさを見て、かすかな希望を抱く。


どうぞご安全に楽しんで。