2010 コッツウォルズの旅 Day-3 | ふ~さんの旅

ふ~さんの旅

海外 国内 バイク 車の旅日記。

10月5日 Day-3
この宿はB&B(Bed & Breakfast)、
つまり朝食つきである。

朝食時間は8時30分からと部屋のドアに書かれていたので
着替えて階下のダイニングルームへ、、、、、。

他の客が食事をしていた。

Good morning~! と挨拶。
家主のアンさんが、どこでも好きなところへ座ってください…
窓際の一番よい席に座った。
先客は品のよさそうなイギリス人老夫婦で静かに食事をしていた。 
どちらから来られましたか、とお互いの目が合ったので話しかる。
イギリスは南のポーツマスのちかくからだと云っていた。 
 

ご主人の方は、現在52歳で、無職。 
なかなか仕事が見つからないらしい。 
奥さんが、「私、働こうかしら、、、、!」 と。

コリアンか? 
と聴かれ、日本から昨日来ましたよ~!と。 
日本を出てロンドン、ヒースーロー空港に着くまで、
ちょうど24時間かかりました。 

と言ったら、ワオー!と驚いていた。 

しばらくすると、別の老夫婦客がおりてきた。 
マンチェスターからだと云う。
 
1時間ほどの楽しい朝食を終え、
われわれは昨日、老紳士と約束した場所へと向かった。

すでにそのとある親切な紳士は来ていた。 
コーヒーでも飲んでちょっと待っていてほしいと、
云われ、少し待たされた。
 
いろいろと考えてくれていたようで、
どのようなコースにしましょうか? 
と聴かれ、何も分かりませんというと、
ではこのコースでどうかと説明を受け、
とりあえずわれわれの車で出発。

コッツウォルズは平坦な台地が広がっており
丘の上に上ると遥か遠くまで見渡せる。 

ほとんどが畑。 

とうもろこし、小麦、キャベツ、
じゃがいも、また羊、牛、馬もたくさん見かけた。

しかしここは昔、荒地で先代のイギリス人たちが、
石の多いこの荒地を耕したのだと。
 
この大地にある石を取り出し、
それぞれの境界にしたのだと~。
 
そうすることにより、作物を植えることが出来、
羊を飼っても安心である。 
まさに一石二鳥とはこのことか。 

しかしこの作業は大変な労力と時間を費やしたに違いない
ことは容易に想像できた。

 
 ここの田園風景は有名で(それでわれわれも来たのであるが)
イギリス国内を問わず、世界からの訪問客でいっぱいのようである。
 
この親切な私設ガイドさんが申すには、
ここコッツウォルズは “Secret Place” 

「秘密の場所???」でもあるとか、、、、、! 

有名な映画俳優たちがこぞってここに住家を構えているそうだ。
ちなみにある有名な映画俳優の家に連れて行かれた。
 Kate Winsley (映画タイタニックの主人公) 
もちろん外から見るだけ、、、、!

 またこの地方の家の色は”Honey Color”であると
法律で決められているそうだ。 

地主だからといって、好き勝手な家を建てることは
許されないそうだ。

どこをみても、だいたい同じような色である。 

イギリスの人たちは、なぜかそのような昔のままの状態が好きなんですね~、!
保守的な考えなのかもしれない。 

だから古いものを大事にする、、、、。  

いや古いものだらけ、、、、? 

この親切なガイドさんに案内してもらっていなかったら、
コッツウォルズをここまで理解することは出来なかっただろう。
 
一般的なパブはどこにでもあるのでカンバンを見ればすぐに分かる。 

しかし今回、特別に案内してもらったパブは、
そこがパブレストランと見分けるのは
我々外国人にとって相当むずかしいのではないだろうか? 

そう「知る人ぞ知る」、秘密のパブ、、、、、! 

そこにはマスターとエキゾチックで大きな目をした
超グラマーな美人のウエートレスがいた。

我々がボーっとしていると、
「何か飲みますか~?」と聞いてきたので、
「では、コーヒーを、、、!」 Andrewさん
はマスターとぺちゃくちゃ喋っている。 

しばらくして、「中を案内しましょうか~?」 
と美人のウエートレスが話しかけてきたので、

「はい、お願いしま~す、、、!」 

我々が日本から来たといったら、
少し驚いたようなそぶりを見せた。


「ワタシ、日本に大変興味がありま~す、、、! 
でいま日本語を勉強しており、
ロンドンには日本人の友達もいますよ~!」と!



 
最後に「Stow on the Wold」へ連れて行ってもらった。 



もちろん古い町である。町の広場に出ると、
小さな公園のようなところがあり、
古い木で作られた人間の両手を広げて挟むようなものがあった。 

説明によると、その昔、悪いことをした人間には、ここで両手を挟み、
通りいく人たちに、見世物にするためのものだと云っていた。

縛り首にはしなかったんですね~!

朝の10時すぎから、午後3時ごろまで、
ずーっと案内していただいた。 
75歳になるAndrewさんにお礼を言って別れた。 

日本から来たばかりの翌日で、飛行機の長旅で疲れていた。
ほぼ一日中、案内していただいたのは大変ありがたかったが、
彼と一緒にいる間はずーっと英語での会話、、、、!! 

こちとら、慣れない外国語にも疲れましたわー! 

つづく~!