教科書検定の規則に関する意見募集 | 学校教育を科学する

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意見締切 7月25日

 

学校教育における学習指導は、事実上教科書を基本とする。教科書は検定という審査を経て、公に認定される。その審査過程の規則についてなので、非常に重要であると考えて良い。

改正の概要は以下の通り。

(1)次期学習指導要領の実施に対応した教科書の改善方策について
→「何 を学ぶか」という学習内容の見直しにとどまらず,「どのように学ぶか」「何ができる ようになるか」までを見据えて学習指導要領等を改善することを求めるとともに,育成 を目指す資質・能力を①生きて働く「知識・技能」の習得,②未知の状況にも対応でき る「思考力・判断力・表現力等」の育成,③学びを人生や社会に生かそうとする「学び に向かう力・人間性等」の涵養,の三つの柱に整理している。

 

(2)デジタル教科書の導入の検討に関連した教科書の改善方策について

→①紙の教科書とデジタル教科書の学習内容(コンテンツ)は同一であることが必要,
②デジタル教科書については,改めて検定を経る必要はないとすることが適当,
③動画や音声等は,学習効果が期待されるものの,検定を行うことが困難,かつ,必ず
しも適当ではないことから,基本的には検定を経ることを要しない教材として位置付
けることが適当,
と整理されている。


(3)教科書検定手続きの改善方策について

→現在,検定済図書の1年間の訂正件数は,箇所数で約5万件にも上っている39。しか し,これらについては,本来的には教科書発行者の責任において,申請前,供給前に十 分慎重に検討した上で排除しておくべき誤記,誤植,脱字など内容の同一性を失わない ような欠陥の修正も多く,このような単純な誤記等の減少について教科書発行者の自覚 を促すとともに,訂正申請手続の効率化を図る必要がある。

 

公募HP

 

私見

冒頭に述べた通り重要な改正である。

今回ばかりは、この意見公募をできるだけ多くの方に知って欲しいと思う。心ある方は、このHPのリンクをつぶやいていただけるとありがたいし、違う形であっても広く知らせて頂けると幸いである。

教育の根幹に関わることなので、国民全体で前向きな議論が起きて欲しいし、一般の方が学校教育を直接に改善するまたとない絶好の機会であると思う。