BUCA DELL’ORAFO【パンチの効いた伝統的なトスカーナ料理が食べられるトラットリア | エヂのブログ

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イタリアのガイドブックには良く載っているお店なんだけど、電話予約のみというスタイルとお店の小ささから、フラッと席には着けない、観光客には少しハードルの高いお店がこのBUCA DELL’ORAFO…

どうもエヂです真顔

 

 

我が道を行く硬派なイメージで、お店に行った日も目力が強いイタリア人女性が「今日はクレカ使えないから!現金で支払いなさいよね!…えっ?現金が無い?なら、外にATMがあるわ!ニヒヒ」みたいな男前な感じで、あまり現金を持っていない観光客が慌てて財布の現金を数えていたり…

因みに読みは「ブカ・デロッラフォ」


「ブカ」は穴蔵を意味する言葉で、「ブカ◯◯」というレストランは半地下の形状を持っているという…イタリアではちょこちょこあるスタイルになります

 

アクセス

サンタマリア・ノヴェッラ中央駅からだと徒歩20分程掛かる場所なんだけど、有名な観光スポットであるPonte Vecchioのすぐ側なので、観光には凄く便利な立地である一方で、店の場所と佇まいがあまりにもひっそりとし過ぎていて、偶然フラッ…とみたいなお店では無いのはもう明らか…

 

 

 

それでも予約客だけで連日埋まってしまうのだから実力は推して知るべし…


予約必須の硬派イタリアン

予約は電話のみなので、日本からだと夜の11時くらいに掛けるとイタリア時間のランチに繋がる


予約しておかないと夏場はまず入れないので、予約は必須…

 

 

店内は入り口から入って直ぐに全体が見回せるくらいのサイズ感しかなく、下町の定食屋さんみたいな感じながら、誇り高きカメリエーレ達が鋭い眼光でキリッとした接客をしてくれ(イタリアには死んだような目をしたカメリエーレがため息を吐きながら接客する店がザラにある)、メニューなんかも内容が分からなければ店員さんが丁寧に教えてくれる


古き良き味濃いめのトスカーナ料理

このBUCA DELL’ORAFOさんの料理は定番トスカーナ料理を少し捻ったような物が多く、個人的に味付け濃いめで、それぞれのお皿の主役がはっきりしているイメージ


ポルチーニのオムレツ

 

フィレンツェでオムレツと言えば、「Sostanza」の名前を挙げる人が多いと思うんだけど、実はこの「BUCA DELL’ORAFO」にもオムレツ(Tortino di fungihi porcini)があって、こっちはこっちで有名だったりする


「Sostanza」のそれがふんわりしているのに対して、こちらはしっかり目で、お店のキャラクター通り硬派な感じ


ポルチーニ茸がたっぷりと入っており、旨味たっぷりで「ならでは」感溢れるここじゃ無いと食べられない一品


Penne al ragu’di carni bianche



何がビアンカ(白)なのか良く分からないパスタなんだけど、恐らくは赤身肉の代わりに鶏肉や仔牛肉を使ったパスタだと思われる


その味は絶品であり、ソースはしっかりと乳化していてペンネも絶妙にソースが絡まるパスタの見本のような出来具合


自分で作ると、いつもソースに何か足りない味わいになるんだけど、流石は老舗のイタリアン…と思わず唸ってしまう一皿


Spaghetti all a buttra

 

見た目で既に持って行かれてしまう、混ぜる赤いカルボナーラのようなパスタで、直訳すると「牧場主の賄いパスタ」


しかしながら味付けはカルボナーラのような濃い重たさは無く、まったりとしつつも軽い感じに卵黄のコクが美味しい一皿

生ハムの塩気がソースに絡んでめちゃくちゃ美味しい…酔っ払い


Bisect Florentine


ここのは赤身がかなり残るレアな感じで、岩塩が塗り込まれた表面はカリカリなやつ


今回はヘレ無しミニマムの1.3キロでお願いしたんだけど、腹具合的にヘレ有りでも充分行けたなぁ…と後悔…


パスタ食べてオムレツ食べた後の腹具合とか測りかねますからね…

しかしながら結果的にデザートまでお腹が回らなかったので、計算通りか…


最後はグラッパ(デザートワイン)を飲んでお店を後にしましたが、型にハマらず楽しいメニューは他の老舗とちょっと毛色が違って楽しみがあるトラットリアだと思います

 

是非…ウインク

 

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