フランスで活動してるイスラエル出身の若手ピアニスト、
Yaron Hermanのピアノソロアルバムです。

Yaron Herman Solo「Variations」
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お値段なんとデビュー特別価格千円也(!)
でも、立派なフルアルバムです。

物凄く率直な感想としては

「まだ完璧ではないけれど、将来が非常に楽しみ」

という印象でした。
完璧ではないなんて偉そうに書きましたが、素晴らしいという事を前提に・・・。
美しくて叙情的な演奏に、若手ならではの勢いとチャレンジ精神が
随所に感じられて好印象な作品です。

演奏はとても美しく、こう言っては身も蓋もありませんが
明らかにキース・ジャレットのソロを意識していると思います。
意識というより、オマージュですね。
3曲目の「Facing Him」なんて、タイトルからして
キースソロ作品「Facing you」から来てるでしょうし。
You Tubeで聴いた演奏では、estっぽい感じも感じられました。

とはいえ『よく出来たキース系の演奏』で終わっているかというと
そんな事は全く無く、この人特有のいい意味での荒削りさや力強さが垣間見えて
これからの将来性を非常に強く感じました。
イスラエルの方なのに何故か北欧系の透明感あるサウンドですが、
ヨーロピアンジャズ特有の洗練の極みにはまり過ぎてない感じが逆に良いです。

個性に発展途上感はありますが、それはむしろ「伸びしろがあり楽しみ」という感じですね。
今から目を付けとくとよいのではないでしょうか。
(一部輸入盤ファンの間では、既に話題に上っておりますが)

というわけで、私個人的には彼の将来性に今から投資。
彼のCDを大人買い決定です。

CDを買うならこちら↓
Yaron Herman Solo/Variations

Yaron Herman Trio/MUSE(2008録音)

Yaron Herman Trio/A Time for Everything(2007年録音)
今回買ったのは、フランスの超絶技巧系ピアニストBaptiste Trotignon「Share」です。

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私がこの方を知ったのは澤野工房がきっかけだったのですが、
澤野からは過去に1枚しかリリースされておりません。

今回はバックはNYの凄腕ミュージシャンとの共演、だそうです。
メンバーはBaptiste Trotignon(p)の他に、
Matt Penman(b except7)
Eric Harland(ds M-1,3,8,11)
Otis Brown3(ds, M-2,4,5,6,9,10)
guest Tom Harrell(flh M-2,4,7), Mark Turner(ts M-2,4,6)

私は余りミュージシャンには詳しくなくて、バックの人の中では
Tom HarrellにMark Turnerくらいしか分からないのですが…
バックのリズム隊の人たちが凄腕過ぎて、若干賑やか過ぎる気もしますが
そこは好みだと思います。賑々しいのが好きな人もいると思いますし、
Trotignonのピアノの素晴らしさはフランスでもNYでも変わらないのです。

ピアノのTrotignon、非常にアカデミックなサウンドで技巧も大変素晴らしいですが
とにかく彼の作り出す独特のハーモニーがかっこよ過ぎです ラブラブ
全曲オリジナルで、如何にもヨーロッパな少し陰鬱で格調高い曲から

スピード感あるバップ系のハードな曲、温かく優しいバラードまでバランスよく揃っています。


これはいいですよ~。ヨーロピアン好きな皆様、必聴です☆
Terje Gewelt「Oslo」

ノルウェーのベーシスト、Terje Geweltの新作です。
CDレビュー倉庫-oslo

兎に角今回は、メンバーが何と言っても

Terje Gewelt(b)
Enrico Pieranunzi(p)
Anders Kjellberg(ds)

ピアノはイタリアの天才・鬼才ピエラヌンツィに、
ドラムはラーシュ・ヤンソントリオで知られるアンダーシュ・シュルベリですよ。
メンバー見ただけで名盤の予感。

内容はもちろん素晴らしい☆
1曲目がいきなり暗めにエンリコさんのオリジナル曲で始まっているので
エンリコ作品みたいな感じではありましたが(笑)
エンリコさんの暗めの曲に対して、テリエさんの曲は
明るくてとても聴きやすいメロディーが特徴。
そんなテリエさんのオリジナルをエンリコが演奏すると、
明るくて綺麗な中にも切れ味抜群なプレイが飛び出してきて、
アンダーシュさんの繊細で、絶妙なサポートっぷりが演奏を更に盛り立ててます。

新春早々、大当たりな1枚でした☆