Avishai cohen「Gently Disturbed」

CDレビュー倉庫-Gently Disturbed

とりあえず、良すぎて悶絶した作品です(笑)
メンバーは以下の通り。アヴィシャイ以外は若手だそうです。
Avishai Cohen(b)、Shai Maestro(p)、Mark Guiliana(ds)

実は最初、友人から何気無く貸して貰っただけの作品だったのですが
もう、即買い決定でした。
1曲目からとても深くて落ち着いた美しい音が響き、
(21歳のピアニストがこんな落ち着いた、深い音を奏でる事自体が驚きです)
聴き進めていくと美しいだけでなく、静かだけどどこか熱い。
イスラエルのミュージシャンで固めていますが、音はヨーロピアンですね。

全体的に非常に美しいのですが、リズムが非常に凝ってる曲が多いです。
これは何拍子?譜割りどうなってるの?とか考えたら終りです(笑)
そういう事は考えないで、かっこいい凝ったリズムに大人しく身を委ねて
聴くのが一番良いと思います。

全体的にピアノが非常に美しいのですが、何と言っても
アヴィシャイのベースが死ぬほどかっこいいです。
6曲目のEleven Wivesはほとんど全編にドラムソロがありますが、
これもまたかっこいいなぁ。

全力でオススメしたい1枚です。
昨日はミラバッシのソロピアノを聴きに。
場所はパイプオルガンがどーん!と設置されてる、すみだトリフォニーホール。
大ホールだったので席が埋まるか心配だったのですが(余計なお世話)、
7割以上は埋まっていたような?人気ありますね~。

ミラバッシがステージに現れ、観客に軽く会釈をして
おもむろにピアノを弾き出す。
クラシックのホール特有の、天から音が降ってくる感覚が心地よく、
ミラバッシの美しく優しい音が全体を包みます。
後はもう、ミラバッシの世界にゆったりと身を委ねるだけ。

この日は「ハウルの動く城」からスタート。
2曲目はミラバッシの代名詞「el pueblo unido jamas sera vencido」。
ミラバッシのソロピアノは、湯水のように溢れ出すフレーズを
惜しげもなく披露していく感じ。
ステージにはミラバッシと、ピアノだけ。
それでも圧倒的な存在感を持って、熱い熱い演奏がただただ
ストイックに繰り広げられていくのです。

いや~、やっぱりミラバッシのソロピアノは素晴らしいです音譜
トリオはカバーやスタンダード曲がほとんどだったのに対し、
ソロピアノはオリジナル曲の比率が高かったです。
ミラバッシはオリジナルがいいので、これも非常に嬉しい。
AVANTO!に収録のADIO BELLA LUGANO、本当に美しくて熱くて素晴らしかったし、
トリオのアルバムに収録のDES JOURS MEILLEURSがソロピアノで聴けたのも嬉しい。

ジャズピアノは、バップ系だとクラシックのホールは響きすぎて
合わない人もいるのですが、ミラバッシは(特にソロピアノは)絶対にホールがいい!!
美しく繊細な音を隅々まで味わうことができました。
アンコールはダブルアンコールで、うち1曲はLE CHANT DES PARTISANS。
この曲を聴かないと、もはや家に帰れません(笑)
本当に圧倒的で、美しくて熱くて素晴らしい演奏でした。

ミラバッシ来日の夢のような時間はこれで終わり。
ああ。。。次にこの音に身を委ねられるのはいつのことでしょうか[m:56]


以下、セトリはすみだトリフォニーHPからコピペ。
でも、やってない曲が1曲入ってました^^;
予定にはあったのかもしれないなぁ。。。そうだとしたら、聴きたかったです。

*セットリスト
(順不同)
EL PUEBLO UNIDO
LE CHANT DES PARTISANS
LA FLEUR DU LARGE
J'AI PAS LE TEMPS D'AVOIR 30 ANS
ALICE'S VOICE
PLACE DE LA MAIRIE
HERE'S TO YOU
HOWL'S MOVING CASTLE
VUELVO AL SUR
WORRY DOLL
BARCAROLE←これはやってないです
DES JOURS MEILLEURS
JE CHANTE POUR PASSER LE TEMPS
AS TIME GOES BY
QUAND MAMAN REVIENDRA
CECILE MA FILLE
ADIO BELLA LUGANO
2009.3.25
Giovanni Mirabassi Trio@Bluenote Tokyo(2nd.SET)
Member:Giovanni Mirabassi(p)、Gianluca Renzi(b)、Leon Parker(ds)

CDレビュー倉庫としておきながら、ライブレポも載せてしまいます。
何年ぶりかで行ったブルーノート東京は、やっぱりセレブな感じでした。
メンバーはジョバンニ・ミラバッシ(ピアノ)、ジャンルカ・レンジ(ベース)、レオン・パーカー(ドラムス)。

ど平日だというのに東京最終日の2ndは超満員!
1曲目はSOUVENIRS SOUVENIRS からスタートし、
2曲目YOU DON'T KNOW WHAT LOVE ISはバラードではなく、
お洒落で美しいボサノバで物悲しくも軽快に。
生ミラバッシがこんな至近距離でピアノを弾いてる事に、まず感動(笑)
でも3曲目までは、ミラバッシはある程度流して弾いているというか
まだまだ本気ではない感じ。

と、IMPRESSIONSにていきなりトップギアに入れるミラバッシ。
CDでも速いのに、さらにテンポ1.5倍くらいで弾いてるんですけど^^;
物凄い速くて熱かったです!これは凄い。

そこから間髪入れずに次の曲へ。
そしてラスト曲のCONVITE PARA A VITA は、ラテンのノリの美しい曲。
この曲ではレオンがドラムソロからボディーパーカッションをやり始めて
ドラムセットを離れて、ステージ中央へ出てきちゃいました♪
楽しそうに声を上げながらプレイし、1人で歓声を浴びるレオン。
もちろんピアノソロも大変熱く、一気に盛り上がりました。

MC無しであっという間に終わってしまった夢のような時間。
アンコールは大好きな曲、LE CHANT DES PARTISANS 。
クラシカルなイントロを一気に弾き倒すミラバッシ。
この曲はやっぱり素晴らしい☆何かがミラバッシに降りてくる感じ。
熱く熱く盛り上がったアンコールに続いて。。。ダブルアンコール!
(さすが東京最終日!)

というわけで最後の曲はスタンダードの曲でした(曲名わからず。。。)
これもラテン系のノリでしたが、この曲のソロではレオンもレンジも
スキャットでソロを取り始め、遊び始めて暴走(笑)。
そんな2人を、ミラバッシはあくまでクールに貴公子的に
温かい目で放置プレイなのでした。。。

新しいメンバーになって2年くらい経つと思うのですが、
前のトリオは、物凄い真面目に深刻に音楽を突きつめていく感じで
よって明るくはなく、ずどーんと暗かったです(笑)
それはそれで凄~~~~く好きだったんですけど。。。
今のトリオはベースもドラムもミラ様より若めで、凄腕だけと茶目っ気もあって
そんな2人をミラ様が温かく見守っている雰囲気です。
雰囲気が明るめにノリが良くなって、でも美しくて繊細で熱い
ミラバッシのピアニズムに本質的に変わりは無いのですが、
ミラバッシも、楽しくやりたくなったのかもしれないなぁって思ったりしました。

とはいえ、今までの暗くてじめっとした物悲しさも味わいたい!(笑)
それは29日のピアノソロでたっぷり楽しめる事でしょう。

セトリ
1.SOUVENIRS SOUVENIRS
2.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
3.VUELVO AL SUR
4.IMPRESSIONS
5.DEAR OLD STOCKHOLM
6.CONVITE PARA A VITA
E.C.
7.LE CHANT DES PARTISANS
8.スタンダードでした

(余談)
演奏は美しく熱く、素晴らしくて感動しましたが、ジャズクラブだと
どうしても繊細な音に対して演奏中の飲食の食器のカチャカチャ音や、
店員さんが通って視界を遮られたりするのが気になってしまいます。
(今までミラバッシは、ホールでしか聴いた事がなかったものですから)
入替制で時間が無いから、お客さんは演奏中に飲食するしかないし、
ブルーノートは環境・サービスなど、国内最高峰のジャズクラブとは承知の上ですが。
本当の事を言うと、ミラバッシはやはりホールかなと感じました。
その方が繊細な音を1つ1つ大切に聴けるので。