Lars Jansson「In Search Of Lost Time」
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先月も色々買ったものの、こちらで紹介するほどパンチのある作品に出会えず
悶々としていたところに・・・。

待ちに待ったラーシュ・ヤンソンのピアノトリオ作品です!!!!
昨年にはストリングスを取り入れた作品がありましたが、ピアノトリオとしては
5年ぶりの作品となります。

1曲目から優しく、美しく、それでいて凛として躍動的な音が流れてきて
一気に持っていかれてしまいました。
ああ、なんて素敵なのでしょう音譜
極上とはこのような音楽のためにある言葉だと思います。
所謂ユーロジャズが流行るきっかけになったのはこの方だと思いますが、
この円熟味は他の追随を許しません。
何より、根底には何かとても温かいものが流れていて
JAZZとしてとかそういうの抜きに、音楽として本当に素晴らしい。

もう結構なお年だと思うのですが、バリバリのかっこいいプレイも聴けます。
Gods who shitという曲はアグレッシブでかっこいい(けどどこか上品)です。
そういうプレイもありつつ、Hildaという曲はとてつもなく優しくて。
こういうのを「幸せな音」って言うのでしょうね。

またアーティスティックなジャケットも素敵。

ラーシュさんはライブではCDよりアグレッシブな演奏もしてくれるので、
来日公演が非常に楽しみです!!

来日公演詳細はこちらをクリック
Franck Avitabile「Paris Sketches」

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H○V店頭で「ミシェル・ペトルチアーニの音楽的遺伝子を引継ぐ…」なんて書いてあり、
日ごろからこんなキャッチフレーズにだまされるものか!と思っていたにも関わらず、
とりあえず買ってしまった私。。。
我ながら、レコード会社に都合のいいお客さんだと思います(苦笑)
メンバーはこんな感じ。ベースはエレベです。
Franck Avitabile(p), Pino Palladino(b), Manu Katche(ds)

聴くのはお初のピアニストさん。
う~ん、とりあえずお洒落でとっても聴き易いですね。
ジャズではなくて、ややフュージョン寄りというか。
ただ、悪く言えばBGM寄りというか。

ピアノはとても良いし巧いと思うし、お洒落だし、素敵だし。
フィリップ・セスとか好きな人が好きそうな、お洒落サウンドです。

ただ、お洒落すぎて引っ掛かりがないんですよね~。
お洒落でスマート過ぎて、聴き易い分さらっと流れてしまう感じです。
エレベで、ドラムがマヌカチェっていう布陣がお洒落っぷりを強調してて、
余計に取っ掛かりがなかったのかもしれないです。
いいサウンドではあるんですが、印象に残るかと言わればそこまでではない。

でもピアニストさんとしては非常に素晴らしいと思ったので、
こういう人はCDでなく、ライブで聴いてみたいですね。
CDで地味でもライブで凄い人って沢山いますから。。。
Enrico Pieranunzi Dream Dance

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Enrico Pieranunzi(p)、Marc Johnson(b)、Joey Baron(ds)

待ちに待ったエンリコのレギュラーメンバーによるピアノトリオ作品!
発売されたのは今年3月ですが、録音は2004年のようです。

最初の1曲から、美しくも切れ味鋭いプレイが本当に素晴らしい!
ただ綺麗なだけではなく、フリーっぽくなる演奏もあるのですが
どんな展開になっても三位一体で突っ走るトリオの疾走感が心地よいです。
鋭いスイングで攻めていく曲のドライブ感が素晴らしいし、
4曲目のCastle of Solitudeはただただうっとり。
。。。していると、ただ耽美的なだけでなく一気に演奏は盛り上がっていくのですが。
Nippon-No-Yoakeは如何にもな物悲しい美しいエンリコ曲。大好きです☆

7~9曲目はどれも強力にスイングして疾走しているのですが、
上品でかつ力強く、またベースとドラムの強力なプッシュもあって
演奏はどれも後半に向って加速していきます。
お互いに何を仕掛けてもがっぷり4つに組み合っていて、さすがはレギュラートリオ!

とにかく強力すぎる、文句なしの1枚です。