父は息子に塾に行かせ、さらに帰宅後に勉強を強制し、難しい問題をぶつけても平気な顔して解いてしまい、さらには自分にまで解けるように頭に叩き込む嫌な存在。つまり完全な嫌われ役。
母はそんな息子にやさしく接し、父に無理やりやらされた勉強でも出来るようになった時はすっごく褒めてくれる愛すべき存在。つまり好かれ役。
この役割を徹底し、7~9月の全科目のおさらいを終了させました。すると首都圏模試で合格率30%台。なんとか行けそうな気がすると思いはじめました。
中学校入試なので絶対的な記憶量が左右する問題は少なく、考え方がわかれば解けるとわかりましたのでとにかく考え方を覚えさせ、後は反復です。親の目が無いと手抜きしますのでこちらも必至です。さらに「このときはこう考える」、「あのときはこう考える」と言った物事の単純化です。長い文章を短く区切ると幸いにも答えは導き出しやすくなるので短く区切る訓練です。国語も算数もどちらにも有効な考え方でした。ただし手本を見せない限り子供には説得力が無いので親も久しく頭フル回転です。親がわからないのであれば自分がわからないのは当然だと言いたいのが伝わってきます。毎日が子供との勝負でした。
受験問題を始めてみると、小学校授業やレベルアップ目的の塾の授業とのギャップが大きすぎてパニックになります。何が何だかよくわからないけどとにかくわからないという状態です。そこでは無理に解法を教え込まずにいったい何がわからないのかを見抜くための文章の分解方法を教えるようにしました。問題文をきりの良いところに分割し、ここはわかる?さらにここはわかる?と進めます。するとわからないと言っていた問題も解ける場合が多々ありました。つまり問題文が長いのでどこで切れるのかがわからなかったということ。さらに続けると分割した文章でここがわからないとわからない箇所を指摘出来るようになってきます。この時点で「どこがわからないのかわからない」を卒業です。一番苦労したのは文章の分割方法を教えることです。ここでは親の根気が試されます。何といっても子供は勉強をしたくないですし、さらには問題が解けないことを正当化したくてしょうがない状態です。ふざけた場所で文章を切り、僕はここで切った方がわかるとか主張します。根気よく駄目出しし、勉強では親に絶対に勝てないと思わせてください。そして従うしかないと認識させてください。やらない方がいいのは怒り飛ばすこと。あまり面白くないことをやっている上に怒られるとさらにやりたくなくなります。それと貶すことも駄目ですね。繰り返しですが、子供は褒めてやる気を出させた方がいいです。どんな問題でも文章の始めは難しくないので最初の区切りで間違えることは殆ど無いです。そこで最初の区切りを見つけたら褒めましょう。そして次の区切りを見つけるためのやる気を与えてあげましょう。