★中小企業退職金共済制度(2) | @ツギ 小さな会社の永続経営ブログ【経営者・管理者・アトツギの仕事術】

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【日々の事例】

★中小企業退職金共済制度(2)

 

 

2月にブログを書かせて頂いた通り、中小企業退職金共済制度(中退共に加入致しました。

 

 

 

 

過去ブログ(2022年2月22日)

★中小企業退職金共済制度

 

 

 

 

 

先日、中退共本部より封筒が届き、中身を開けると下記のようなものが入っていました。

 

 

ものものしい!

 

何事かと思いました。

 

 

 

 

 

今回、初めて中退共に加入するので、このようなものは初めて見ました。

 

中を開けると、今回の加入にあたっての書類が入っています。

 

 

 

 

その中の一番大事な書類である退職金共済手帳がこれです。

 

1名に付き、3枚が1セットとなっており、12名の加入者がいるので、計36枚が綴じてありました。

 

 

 

共済手帳に書いてあるのは、

 

・共済契約番号

・共済契約者名

・被共済者番号

・被共済者氏名

・契約成立日

・掛金月額

・助成明細

 

などです。

 

 

 

 

2枚目は、退職時に本部に提出する書類

 

3枚目は、退職時に社員に渡す書類

 

となっています。

 

 

 

 

この共済手帳を社員一人一人に確認してもらった上、加入通知書を渡すこととなっています。

 

加入通知書はこれ。

 

 

1枚が2名分となっており、氏名と被共済者番号などが書かれています。

 

 

 

 

この後は、年に1回、掛金納付状況票 及び 退職金試算票が送られてくるようです。

 

会社保管分と、社員への支給分があるようですので、年に1回確認できるのはいいですね。

 

 

 

 

 

これで、2年間は、支払うだけです。

 

次の動きは、2年後の2024年3月15日までに、掛金変更手続きをして、2024年4月からの掛金を増やす社員の対応をしなければなりません。

 

これは、助成を効率的に頂くための動きです。

 

新規加入をした時は、加入後しばらくしてから、掛金の半額、最大5000円の助成を1年間受けることができます。

 

つまり、最初の加入時は、10000円以上掛金をかけても、助成金額は増えないのです。

 

ですので、今回、全社員、一律10000円の加入としました。

 

12名の加入なので、掛金合計は月額12万円です。

 

2年間で、288万円となります。

 

助成額は、5000円✕12名✕12ヶ月ですので、72万円です。

 

つまり、2年間で、216万円の会社負担で、288万円掛けたことになります。

 

 

 

 

次に、2年後に、月額変更を行う社員が数名います。

 

就業年齢がかなり経過している社員の掛金を30000円に、

 

そして、ある程度経過している社員の掛金を18000円にします。

 

現助成制度が続く場合、この掛金増額分の1/3が助成の対象となります。

 

また、18000円としているのは、この次の増額を見越しています。

 

社員全員をいきなり30000円とかにすると、月額予算を簡単にオーバーしてしまうので、シミュレートした上で、予算をオーバーしないように増額していかなければなりません。

 

助成もしてもらいながら、社員の取得退職金が効率的に増えるようにシミュレートして計画しました。

 

 

 

問題は、手続きを忘れてしまう恐れがあることです。

 

掛金変更申請は、2024年、2026年、2032年、2036年の予定です。

 

2024年はまだしも、2032年とか忘れそうですよね。

 

私自身も58歳になっています。

 

その時に、グーグルカレンダーを使用しているかは不明ですが、グーグルのスケジュールに入れておきました。

 

社員の収入に関わることなので、忘れないようにしたいです。

 

あと、もう1つ忘れないようなメモをどこかに置いておきたいところです。

 

 

 

 

 

さて、これであとは退職金規程ですね。

 

現在、就業規則の変更手続きが進行中ですので、それが終われば退職金に関係することは、一時忘れることができる予定です。

 

改革は、1つ1つ、ゆっくりと進んでいます。

 

歩みを止めず、頑張っていきましょう!