【日々の事例】
★中小企業退職金共済制度(2)
2月にブログを書かせて頂いた通り、中小企業退職金共済制度(中退共)に加入致しました。
先日、中退共本部より封筒が届き、中身を開けると下記のようなものが入っていました。
ものものしい!
何事かと思いました。
今回、初めて中退共に加入するので、このようなものは初めて見ました。
中を開けると、今回の加入にあたっての書類が入っています。
その中の一番大事な書類である退職金共済手帳がこれです。
1名に付き、3枚が1セットとなっており、12名の加入者がいるので、計36枚が綴じてありました。
共済手帳に書いてあるのは、
・共済契約番号
・共済契約者名
・被共済者番号
・被共済者氏名
・契約成立日
・掛金月額
・助成明細
などです。
2枚目は、退職時に本部に提出する書類
3枚目は、退職時に社員に渡す書類
となっています。
この共済手帳を社員一人一人に確認してもらった上、加入通知書を渡すこととなっています。
加入通知書はこれ。
1枚が2名分となっており、氏名と被共済者番号などが書かれています。
この後は、年に1回、掛金納付状況票 及び 退職金試算票が送られてくるようです。
会社保管分と、社員への支給分があるようですので、年に1回確認できるのはいいですね。
これで、2年間は、支払うだけです。
次の動きは、2年後の2024年3月15日までに、掛金変更手続きをして、2024年4月からの掛金を増やす社員の対応をしなければなりません。
これは、助成を効率的に頂くための動きです。
新規加入をした時は、加入後しばらくしてから、掛金の半額、最大5000円の助成を1年間受けることができます。
つまり、最初の加入時は、10000円以上掛金をかけても、助成金額は増えないのです。
ですので、今回、全社員、一律10000円の加入としました。
12名の加入なので、掛金合計は月額12万円です。
2年間で、288万円となります。
助成額は、5000円✕12名✕12ヶ月ですので、72万円です。
つまり、2年間で、216万円の会社負担で、288万円掛けたことになります。
次に、2年後に、月額変更を行う社員が数名います。
就業年齢がかなり経過している社員の掛金を30000円に、
そして、ある程度経過している社員の掛金を18000円にします。
現助成制度が続く場合、この掛金増額分の1/3が助成の対象となります。
また、18000円としているのは、この次の増額を見越しています。
社員全員をいきなり30000円とかにすると、月額予算を簡単にオーバーしてしまうので、シミュレートした上で、予算をオーバーしないように増額していかなければなりません。
助成もしてもらいながら、社員の取得退職金が効率的に増えるようにシミュレートして計画しました。
問題は、手続きを忘れてしまう恐れがあることです。
掛金変更申請は、2024年、2026年、2032年、2036年の予定です。
2024年はまだしも、2032年とか忘れそうですよね。
私自身も58歳になっています。
その時に、グーグルカレンダーを使用しているかは不明ですが、グーグルのスケジュールに入れておきました。
社員の収入に関わることなので、忘れないようにしたいです。
あと、もう1つ忘れないようなメモをどこかに置いておきたいところです。
さて、これであとは退職金規程ですね。
現在、就業規則の変更手続きが進行中ですので、それが終われば退職金に関係することは、一時忘れることができる予定です。
改革は、1つ1つ、ゆっくりと進んでいます。
歩みを止めず、頑張っていきましょう!