【日々の事例】
★人事評価プロジェクトチーム(2)
昨日、人事評価プロジェクトチームの2回目会議がありました。
通常業務をしながら進めるので、月に1回、1時間の開催です。
1回目に、現在の就業規則の説明。
昨日の2回目で、現在の給与明細、計算方法の説明です。
この2回の会議で、現状を共有できました。
つまり、フェーズ1は、現状把握です。
次回からフェーズ2に進むことができます。
フェーズ2は、現状の問題点、新案の抽出です。
現状の制度、体系での問題点を出せるだけ出し、それが改善していけるのかを吟味します。
また、新しく加えたい制度や体系も話し合っていきます。
そうした1個1個の案を箇条書きにしていくのです。
どんなことが評価されたいのか。
どんなことを評価し、金額化するべきなのかを書いていきます。
フェーズ3は、そうやってできた箇条書きレベルの案を、草案に仕上げていき、仕組み化していきます。
ここで、草案化する際の問題点のシミュレーションも行います。
ある案では、営業社員は評価されるが、同じ能力が求められる営業アシストは評価されないとか、数字で人事評価できない社員をどう評価するのかとかです。
そういった問題点を改善できるのか、または、許容できるのかを協議し、草案を作成する予定です。
フェーズ4は、体系化、定型化です。
草案にそれぞれの能力に伴った金額を代入し、肉付けを行っていきます。
社員全員の実際のデータを作成し、その実際のデータにその体系化した草案の金額案を代入していきます。
現状の給与とどれだけの誤差ができるかを見たり、合計金額として人件費予算に収まるかをシミュレーションしていきます。
それぞれのフェーズを半年ずつステップアップできれば、約1年半後には、新しい人事評価制度ができることになります。
2023年の年末に、全社員に発表し、2024年から開始できるのが理想ですね。
何事も、一歩一歩進んでこそ、ゴールが近づきます。
現在地がどこなのかを全員で共有し、
目的地を策定した上で、これも共有し、
その目的地に行くための道筋も共有する。
こうすることで、プロジェクトメンバーが迷わず同じ目標を持って、目的地に進むことができます。
共有していく仕組み作りが重要だと思う一コマですね。
皆さんもやってみてください。