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リハビリ茶屋

理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

コーヒーの是非が以前から気になっていました。


数年前にはグラスフェッドのバターを利用したバターコーヒーDiet(体調管理方法)が巷を賑わし、自分も乗っかってみました。


悪くはない感想ですが、

抗酸化作用や良質の油の恩恵に授かるには、良質のコーヒー豆からのコーヒーなら体に良い、という(当然の)理屈で腑に落とされました。




そんな流れから、(マクロビオティックで良い感覚を覚えてたコトもあり)再び『少食』に慣れ、


ミネラルファスティングの理屈も知り、


発酵させた食品素材で腸のメンテナンスをすることが一番の #おじ楽(←おじさんが楽に健康を手に入れられる科学的な方法の略)ではないか?という処に辿り着いてる今の自分ですが…、

時々美味しい(良い香りの)コーヒーも飲みたいな~と感じる事もあります。嗜好として。褒美、リラックスタイム、アクセントとして。





一日量を飲み過ぎたり、連日飲むと、自分的にはちょっと体(胃)が重くなります。(あくまでも主観です)

その主観を信じて、“コーヒー気分”と感じ無いときは飲まないでおきます。




コーヒーさんとはそんなお付き合いをさせて貰ってたのですが、

日々、軽い筋トレと食のアレンジで、楽にバルクアップできないか都合の良い事を企んでる自分にとっては、

コーヒーは運動に、筋肉にそもそも良いのか否か?と常々感じていました。

⚪︎抗酸化作用の恩恵を受けておく?

   vs   

⚫︎鉄分やビタミン吸収を阻害するので控える?




そんな中、先日、

あんのたくまさ(@takumasa39)さん という方が、ツイッター&ブログ見事な情報を紹介されてました。(紹介はご本人からの了承を頂きました。あんのさん、有難うございます!)


〜・〜・〜・〜


ブログ【リハビリmemo】より 2018.10.18記事

筋トレのパフォーマンスを最大にするカフェインの最新エビデンス


詳しくは上記ブログをご訪問くださいm(._.)m

まとめだけ、抜粋させて頂きます。


○カフェインの摂取は最大筋力、パワーを増強させるエビデンスがある。

○これを背景に、筋トレのパフォーマンスを高めることが示唆されている。

○トレーニングのパフォーマンスを高めるためには、カフェイン3mg/kg以上の摂取が必要。

○摂取のタイミングはトレーニングの1時間前が最適。

○高血圧症では、血圧上昇を招く可能性があるため、摂取には医師の確認が推奨される。

○9mg/kg以上の摂取では不眠の副作用を併発することがある。


〜・〜・〜・〜


おお!

…カフェインは筋トレに対して良い感じ!

良かった、なんだか嬉しいです。


※ブログでは、カプセルやパウダーでのカフェイン摂取の研究を紹介されてますが、コーヒーとして摂取した場合の事にも触れられています。




ただし、

これをどう自分の生活の中で活用するかは、自分次第…。


○自分が信用に値するコーヒーを選んで安心を買う

○飲料なので薬効を期待しない

○からだの声を聴く!(今飲みたいですか~やめときますか~?と、からだに確認。w)



結局、最後は主観かい!

ってツッコミは無しで、、お願いします。。


※今回の記事は、あんのたくまさ(@takumasa39)さんのブログ[筋トレのパフォーマンスを最大にするカフェインの最新エビデンス]を拝読した後日、コーヒーをいつ摂るかのヒントとして内容を思い出す事が頻回にあるほど興味深かったので、紹介させて頂きました。m(_ _)m




Masa


orthomolecular.jp発行の、「お食事ガイドラインシート 7 Concept」が最新情報を凝縮した内容でかなり丁寧にまとまっていたと感じたので、自分の頭の中の整理用として、書き(タイピング)写してみました。




よかったらご参考ください。


1.タンパク質、ビタミン、ミネラルの確保

私たちそのものとも言えるタンパク質の確保は最優先であり、ライフステージ、ライフスタイル、ストレスの有無、消化吸収能力など、個々人に合わせた必要量や形態、摂取するタイミングを考慮することが重要。

タンパク質を多く含む食品は、肉、魚介、卵、大豆製品などで、それらを上手に組み合わせることでビタミンやミネラルの補給も同時に可能になる。これらの栄養素をバランスよくしっかり摂取することは、すなわち身体の最重要な構成材料を補給することである。タンパク質の摂取を“第一”に心がける。



2.脂質の重要性とバランス

生命の根幹をなす細胞膜やホルモン、脳の材用として欠かせない大切な栄養素であり、健康維持に大きな影響をもたらす脂質は、その質とバランスが非常に重要

しかし現代人は、外食や中食の多用、魚を食べる機会の減少などの結果、オメガ6系とオメガ3系バランスが崩れやすくなっている。また、加工食品の多用や作り置きなどで酸化油脂の過剰摂取も容易に起こり得る。

エネルギー源としての活用など脂質の役割を整理し、摂取する油脂をよく考えて選ぶ。特にオメガ3系の脂肪酸の摂取を意識し、エネルギー確保のための中鎖脂肪酸もバランスよく取り入れる事がお勧め。



3.血糖コントロール

健康づくりには、血糖コントロールが欠かせない。糖質の摂取量を見るだけでは不十分で、病態や肥満の有無・筋肉量など個人と目的に合わせ、摂取する糖質の質と量の調整が必要。さらに、インスリンの利用効率の向上や糖化防止に対するアプローチを行う事で、食後高血糖を防ぎ、ホルモンや自律神経のバランスを整え、副腎疲労症候群や肥満、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防、改善が期待できる。

ポイントは「血糖値の安定を目指すこと」。また、いわゆるこれまでの“糖質制限”において悪者にされた感のある糖質であるが、実は脂質やタンパク質に比べ、消化吸収がよく筋肉や肝臓に貯蔵できる良質なエネルギー源という一面もある。なおかつインスリンは、筋肉増量時には欠かせないホルモンである。

“糖質制限”は、それで全てが完結するわけではなく、健康維持に欠かせない栄養戦略の一要素と認識すること。



4.食物繊維による腸内環境整備

全ての栄養素は、胃腸で消化吸収されはじめて意味を持つ。また、ビタミンなど一部の栄養素は腸内細菌によって合成される。腸内環境を整えておくことは栄養吸収の基本であり、同時に肥満対策にも欠かせない。

腸内細菌叢の良好なバランスに有効な栄養素が食物繊維であり、さらに食物繊維は食後高血糖を穏やかにするだけでなく、それ自体がインスリンの利用効率を高めるとも言われている。

また、胆汁酸の分泌促進や、発がん性物質などの腸内の有害物質の排泄を促進する働きもあるため、栄養摂取や血糖コントロールと同様の意識を、消化吸収にも向けること。



5.アレルゲンへの対応

外界と体内を隔てる腸は、本来分厚いバリア機構によって、体に必要な栄養素と害になる物質を振り分け、必要なものだけを吸収する機能が備わっている。しかし、バリア機構が破綻すると、例えば未消化のタンパク質が体内に取り込まれ、食物アレルギーの原因となる。

糖質が一気に吸収されると血糖値が急上昇し、血糖調節異常の引き金となり、また細菌の毒素や菌体が血中に入り込めば、全身の慢性炎症や、ひいては脳機能への悪影響を引き起こしかねない。

このバリア機構を破綻される原因の1つが、小麦に含まれるグルテンと、牛乳に含まれるカゼインであるため、小麦と牛乳の常食は極力避ける事をオススメする。その上で分厚い丈夫なバリア機構をつくる栄養素の補給を常に意識する



6.アルコール、カフェインの明と暗

適量飲酒は食欲増進、ストレス軽減、血行促進など健康に良いと言われる事もある。カフェインが豊富な緑茶に含まれるカテキンには、抗酸化、抗炎症、抗血栓作用のほか、インスリンの利用効率の改善に関する報告も発表されている。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸にも抗酸化作用があり、またカフェイン、ポリフェノール、マグネシウムは糖尿病の予防効果も期待されている。

しかしいずれも「過ぎたるは なお及ばざるが如し」。個人の健康状態から総合的に判断し血糖値や自律神経など健康に悪影響を及ぼさない範囲の適量を目指すこと。



7.加工食品、食品添加物への留意

現代では24時間入手可能な安価で手軽な加工品が溢れている。温めるだけのハンバーグ、カットされたチーズ、味付け卵、蒸し鶏、カット野菜など。タンパク質が手軽に摂取できそうに見えるが、その背景にある牛や鶏の育つ環境、見た目の良い野菜への農薬や漂白剤の使用などは、一見しただけでは誰にもわからない

食品とは本来、命に直結するものであり、そのほかの商品とは一線を画すものであると考える。栄養素の消耗と吸収阻害を招く食品添加物やトランス脂肪酸など、不自然な栄養や化学物質に意識を向け知識を高めること。




参考: オーソモレキュラー.jp ホームページ
ホームページには食事以外のポイントも記載されていました!(ポイントと言っても当然のことですが。なかなか、当たり前のことが出来ない自分です …


Masa


スポーツ栄養という分野は、

リハビリテーション栄養」(2017年5月19日に研究会から学会になりました)の言葉を提唱された若林秀隆理事長がスポーツ栄養から文字って「リハ栄養」と名付けたというくらいに、以前より存在していました。


公益社団法人 日本栄養士会(⇨HP

一般社団法人 スポーツ栄養コンディショニング協会(⇨HP

NPO法人 日本スポーツ栄養学会(⇨HP

といった団体で学べますが、


サプリメントなど栄養関連の民間企業HPからも勉強できたりします!

株式会社ドーム

大塚製薬

※Meiji ザバス    etc…




そして、このたび

日本スポーツ栄養協会というものができたようです。

(食品産業新聞社Webニュースより拝借)



理事長の鈴木志保子先生には、ちょうど10年前に三重県に来ていただきお会い出来たのですが、当時も熱い先生で、その時すでに単なる栄養オタクになっていた自分を是正・助言いただき、とても勉強になったことをハッキリと覚えています。




思えば、水球をそれなりに真剣に始めた頃から、自分なりに「食べるもの」を意識はしていましたが、周りに専門家がいるわけでもなく、なんとなく良いと耳にするもの目にするもの、また勧められるものを摂取していました。

大学ではスポーツ栄養の本を読み、あくまでも独自で実践するというだけでした。

バルセロナやカリフォルニアではスポーツ店で手に取ったプロテインをこのくらいの量カナ〜、と摂っていただけでした。



今、SNSでの情報収集が当然となり、世界中のスポーツのトレーニング手段やケアの方法が無料で手に入る時代となり、

運動選手のパフォーマンスのレベルアップに確実に好影響をもたらしていると思います。


栄養分野においては心身面の科学と比較するとまだ歴史が浅く日々科学的情報がup dateされていきますが、

目先の情報に一喜一憂せず、しかし温故知新で知識と知恵の“棚卸し”をしながら、現場に有益な情報と結果を届けることを関係者は求められます。




日本のスポーツを、旧態依然の風潮(体育の延長、指導者の経験則による指導)から、産業としての文化へ!

いち体育に関わる人間として、自分が老いるまでにそんな活動をしてみたいものです。




医学的な栄養の取り扱い方(リハ栄養)と、

スポーツ分野への栄養の活用方法(スポーツ栄養)と、

対象者の心身の現象は違えど、ハッキリ分かれるものでもないと感じます


各方面から更新される知見をリンクさせながら、日本のスポーツ文化に「栄養」がどのように絡んでいくのか

また、

★低栄養患者だけが対象になりがちな「リハビリテーション栄養」が進化する可能性はあるのか

再び乗り込みをかけてみたいと思います!

時間かかるけど。




Masa



おじさんが楽に健康を手に入れる方法は、筋 and 菌を手入れすること という観点までは到達していました。 ⇒『いいなと思う栄養素材と情報収集は似てる』(2018年7月1日リハビリ茶屋記事)
 

筋肉は、やはり動かし鍛え続けないといけないのは、経験上理解しているつもり!(もっと楽できる方法を探し続けますが…。今のところ継続は力なりの理屈が頭の中では勝ってしまう!)

また、一応(その分野で過ごしてきた期間は長いほうなので) ひとまず自分なりの取り組み方も見つけました!(一日5分の筋トレ継続中)

 

が、しかし!

今後、中年期に入っていく中で、20代の頃のような手法で鍛えても効率は良いものなのか、反対に不健康にはならないのか、の疑問があります。代謝能力も変化(低下)するし。

 

~・~・~・~・~

 

そこで、やはり腸に注目してしまうのです。

食べるモノで人は出来ている」と言いますけど、

食べても「適切に栄養価が吸収されないと始まりません」から…。

 

リーキーガット症候群を始め、(⇒「運動パフォーマンスとグルテン」 2015年6月4日リハビリ茶屋記事)

腸の炎症が様々な疾患・症状に繋がってしまうことが頻繁に論じられています。

食事から何気なく摂る栄養からアレルギーが発生することの個体差は、意外とかなり多くあるようです。

(⇒「遅発型アレルギー(食物過敏)とは」アンブロシアHPより)

 

 

 

そんなことから健康(筋肉)作りのための栄養を考えると、

○プロテイン(タンパク質)やビタミンミネラルなどをいつどれだけ摂るか

○バランスよく栄養価を摂取するためにサプリメントの利用はどうか

○運動のどのタイミングに摂取するのか効率的か

○量はどのくらいが適切か

などの気遣い以上に、

 

⇒自分特有の腸内細菌を育てる栄養は何か

⇒消化吸収に良い食事内容、摂取スタイルや時間帯は

⇒生活リズムや睡眠の質はどうか

⇒脳内の炎症を起こすようなストレスはないか

という角度から栄養を捉えるほうが、しっくり来る気がします。

腸内環境が適切であれば

効率の良い栄養吸収、筋肉に関しては効率的なタンパク質(アミノ酸)の吸収と利用効率につながるということが予想できます♪

 

 

 

この、腸内環境と運動効果の関連部分を、深めてみたいと思います!

 

 

Masa

 

 

後遺症 vs 栄養管理 …なんという挑戦的なタイトルだと思われるかもしれませんが…。

中身はふつうです。_(._.)_

 

整備が急務の在宅医療・介護の末端で、現在シゴトをさせてもらってます。

リハビリテーションの概念に基づいて多職種の方や、利用者と関わりを持たせていただいていると、

慢性化する基礎疾患の症状や身体現象を、どう管理して生活レベルを保つか、という難題にぶち当たることが多々あります。

 

 

(加齢が関連することを前提の上で…、

生活の阻害因子となる後遺症については、筋肉や関節の固さ動きの鈍さが分かりやすいので、

ケアプラン・リハビリプログラムとしては、

○関節の柔軟性維持、や

○筋肉を鍛え続ける、とか

○慢性的なしびれや痛みを管理する

という点が列挙しやすい。

 

しかしですが、永く(5~10年とかその辺の期間)、定期的にお付き合いさせていただいていると、

・加齢による、あくまでも“性格の変化”か、

・高次脳機能の“障害レベルの悪化”なのか、

果たしてそれを慢性化というのかは分からんけど、「最近、対象者が以前の雰囲気と何かが違う」と、ふと感じる場面があります。

高次脳機能障害ネットHPより)

 

 

・徐々に増えてるような空気を乱す発言や、

・他者との関わりに職員を始めとした別の者が配慮を要する場面

・ルーチン作業への時空間的な執着

・イレギュラーな課題を求められた時の過度な混乱など、

と、単なる記憶障害以上に、

物事の構成要素の問題が、アレ?以前より増えた?と感じることがあったりします。いつも接しているから感じる程度の、評価ツールではなかなか見えないレベル。

 

 

低下する(必ず低下していくであろう)脳機能への対策として、

▼運動

▼やりがい、役割の充実

▼他者との関わり

そんな機会の設定と同レベルに必要な観点として、

▼栄養管理

っていうのも重要な気がします。

 

 

 

抗加齢学の世界では、美容や認知症「予防」の観点に着地する栄養管理スキルが話題になりがちですが、

在宅医療・介護の現場では複雑極まりない「高次脳機能障害」の「後遺症」に対する栄養管理も、知識と知恵と実践力を深めていないと大介護時代に間に合わない気がするんです。

 

認知症に対する栄養管理指針は研究も進んできていますが・・・、高次脳機能障害についても、脳機能のことゆえに同様の指針で管理を見捉えていって良いものかは、まだまだ勉強不足の私です。これから深めてみたいと思い始めました。

 (認知症と栄養 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター)

 

 

糖質を減らすとエネルギー不足で高齢者の痩せを作ってしまいます。

と言えども、高齢者は食事量をたくさん食べられない!肉なんて要らないと言われちゃう!

 

そこでMCT(中佐脂肪酸)オイルを利用する作戦。パワーライス®のすごいところは、一緒にプロテインも混ぜちゃえという発想。

 (PDN Patient Doctors Network HPより) エネルギー利用効率の良いパワーライス®はだべられない高齢者に大いに期待大。スポーツ業界にも?

詳細はPDNホームページに♪

私自身もMCTオイルを負担の食事に活用しています。

 

 

 

~・~・~・~・~・~

これからは、誰しもが病気になり、後遺症に悩まされ闘いながら過ごさねばらないご時世になる中で、

ご本人も、介護者も、

「疲弊を生まない介護」が町ぐるみで作れたら、いいなぁ。

 

そこに自分の武器である運動ってのを、少しでも絡められたら、オモロイのになぁ。

そんなことを思う夜でした。

久々の投稿ですみませんでした!

 

 

Masa