後遺症 vs 栄養管理 …なんという挑戦的なタイトルだと思われるかもしれませんが…。
中身はふつうです。_(._.)_
整備が急務の在宅医療・介護の末端で、現在シゴトをさせてもらってます。
リハビリテーションの概念に基づいて多職種の方や、利用者と関わりを持たせていただいていると、
慢性化する基礎疾患の症状や身体現象を、どう管理して生活レベルを保つか、という難題にぶち当たることが多々あります。
(加齢が関連することを前提の上で…、)
生活の阻害因子となる後遺症については、筋肉や関節の固さや動きの鈍さが分かりやすいので、
ケアプラン・リハビリプログラムとしては、
○関節の柔軟性維持、や
○筋肉を鍛え続ける、とか
○慢性的なしびれや痛みを管理する、
という点が列挙しやすい。
しかしですが、永く(5~10年とかその辺の期間)、定期的にお付き合いさせていただいていると、
・加齢による、あくまでも“性格の変化”か、
・高次脳機能の“障害レベルの悪化”なのか、
果たしてそれを慢性化というのかは分からんけど、「最近、対象者が以前の雰囲気と何かが違う」と、ふと感じる場面があります。
・徐々に増えてるような空気を乱す発言や、
・他者との関わりに職員を始めとした別の者が配慮を要する場面、
・ルーチン作業への時空間的な執着、
・イレギュラーな課題を求められた時の過度な混乱など、
と、単なる記憶障害以上に、
物事の構成要素の問題が、アレ?以前より増えた?と感じることがあったりします。いつも接しているから感じる程度の、評価ツールではなかなか見えないレベル。
低下する(必ず低下していくであろう)脳機能への対策として、
▼運動
▼やりがい、役割の充実
▼他者との関わり
そんな機会の設定と同レベルに必要な観点として、
▼栄養管理
っていうのも重要な気がします。
抗加齢学の世界では、美容や認知症「予防」の観点に着地する栄養管理スキルが話題になりがちですが、
在宅医療・介護の現場では複雑極まりない「高次脳機能障害」の「後遺症」に対する栄養管理も、知識と知恵と実践力を深めていないと大介護時代に間に合わない気がするんです。
認知症に対する栄養管理指針は研究も進んできていますが・・・、高次脳機能障害についても、脳機能のことゆえに同様の指針で管理を見捉えていって良いものかは、まだまだ勉強不足の私です。これから深めてみたいと思い始めました。
。 (認知症と栄養 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター)
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これからは、誰しもが病気になり、後遺症に悩まされ闘いながら過ごさねばらないご時世になる中で、
ご本人も、介護者も、
「疲弊を生まない介護」が町ぐるみで作れたら、いいなぁ。
そこに自分の武器である運動ってのを、少しでも絡められたら、オモロイのになぁ。
そんなことを思う夜でした。
久々の投稿ですみませんでした!
Masa