エイジングとの共存【細胞の破壊と再構築】 | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

Autophagyが「流行って」(!? きました!?

 

良かれと思っていろんな食生活を試してきましたが、

もともと幼いころから胃腸が強いとは思えない私ですので、最近はプチ断食(といっても食べてしまうので、単なる小食・カロリー&糖質コントロール)に努めています。

特に、暴飲暴食をしたと感じた後日を、納豆や漬物など発酵食品中心の食事に変えると消化管の調子が戻ります。

 

全ての秩序は磨耗し、酸化し、ミスが蓄積し、やがて障害が起こる。この乱雑さ(エントロピー)の増大の法則に対して生命(細胞)は、自らを壊し、そして再構築するという『動的平衡』を準備した。

全身の細胞は日々壊され、更新されている。皮膚が内側に折りたたまれた消化管や内臓の細胞も、絶え間なく壊されては作り出されている。一見、永続的に見える骨や歯も、その内部では常に新陳代謝が進行し、壊されながら作り替えられているのである。

生命はこうして身体内部に蓄積される乱雑さを外部に捨て、時間との共存方法を身につけた。

 

ヒトが時計の針を逆回転させたい欲求で、老化の目立つ一部に単一の有効成分に救いを求めるといっときの身体の一部への作用を示すが、間も無く身体はその揺れを戻し作用を無効にする。

 

私たちに出来ることは、生命現象がその本来の仕組みを滞りなく発揮できるように、(細胞が秩序を壊しつつ再構築するのに必要な十分なエネルギーと栄養を摂り、動的平衡を阻害するような因子やストレスをできるだけ避けて、「普通」に委ねることである。

これがエイジングと共存する賢いあり方である。

 

「動的平衡」(福岡伸一著)より

 
 
アンチエイジングを、加齢と“闘う” と意味するのであればそれは共感できない。
身体の細胞や、はたまた運動現象や“動き”をいかにして自然現象に共鳴させるかという点で考え、身を任せることが求められる。デモこれが難しいんだなぁ… 性分的に、コツコツと。がんばるしかない。
 
消化管の状態は、一続きとなっている皮膚の状態から推測できる。
肌の調子が崩れているときには悪しき方向へ向かっている状況であり、細胞を浄化せよ!食生活、そして生活・生き方そのものを見直すべし!という警報だと捉えてみようと思います!
 
 
Masa