私的”栄養とリハビリ” | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

私なりの 栄養 × リハビリ の概念です。希望的観測も大いに含みますのでお許しください。(._.)





個々(老若男女/病態等)により異なる筋肉の使い方動作の癖となり姿勢となり、パフォーマンスの特徴となりますが、使えるはずの組織が無自覚に使われていないままのことがあります。


例えば、使用頻度が少ないある筋線維部分や関節の可動エリア、その構成体、または神経線維内に存在する組織など。




姿勢の崩れは = 組織・血管の短縮となり = 萎縮と退化への負のパターン
リハビリ茶屋-waruizai   


が考えられるので、

その部分を“きちんと”動かすことで血管の機能を適切に維持させたいものです。血管に血液を流すと血管内皮からタンパクやNO(一酸化窒素)が産生されるので、良いこと尽くし!のはず!





筋肉に限らず、その筋コントロールは末梢神経、もっと上位からは脊髄や脳からの運動指令/脳内ネットワークで構成されて発生するものなので、やはり神経細胞やその連結(シナプス結合)の最適化を図りたいものです。

リハビリ茶屋-nervevein (参考図:系統別・治療主義の展開.協同医書出版,2007.より抜粋)

神経線維の中に神経があったり血管があるので、そういった部位の血流も含めてまだまだ眠っている部位、もっと働かせられる部位(組織や細胞の機能)はある気がします。






継続した運動習慣は、一時的な運動による上昇する活性酸素を消去するシステムを強化することになるので、まずはやはり継続は力なり、の根性が要ります!:)



組織の血液循環が改善すれば栄養と酸素は届くので、極端な栄養欠乏ではない限り全身運動や専門職による関節運動や治療刺激(感覚運動経験の構築)で、心身は治癒方向に向かいます。


なのでバランスの良い栄養状態を保っておくことが身体の維持には最低条件です。




ですが、材料なくして再構築はないので姿勢や運動パターンを変化させていくためには、筋や神経組織、脳内ネットワークを強化するための其れ相応の材料(栄養素)が当然要ると、リハビリ茶屋的には思うだけです。



効率よく、積極的に回復へ向かえる攻めの栄養管理、改善を期待したい組織に的確に材料が届く手段はないでしょうか。(爆



〇カロリー調節/制限?

〇サプリメントで分子を整合?

〇点滴で抗酸化/キレーション?




科学的根拠がどのくらい揃えれば「推奨」レベルのなるのかは、知りません。

先日ノーベル生理学・医学賞の受賞者ランディ・シェイクマン博士がNature誌やCell誌、Science誌をボイコットする記事が出ましたし。⇒「How journals like Nature, Cell and Science are damaging science 」(如何にしてNatureやCell、Science誌が科学を傷つけるのか)






でも、本当の攻めの回復を目指すのであれば、なんだか栄養管理のフィールドだけの問題ではなく、このご時世に何を食べるモノとして選ぶか、どう生きるかなど、栄養学とは別の次元の話に発展する気がします・・・。







総括すると、


①関節や筋肉、神経組織のことを考えて『きちんと』動かす

②バランスの良い食事や運動を取り入れた生活を習慣化⇒2013年10月4日記事「栄養と運動を続けること

③必要なオプショナル栄養を知る(体質や生活内ストレス程度の特徴などから欠乏しやすい栄養材料を把握して補ったり排出したりする)

④社会の仕組みや巷の噂に流されない(運動や健康、美容ブームや情報に安易に飛びつかない)






とまぁ・・・、私が勝手に思っている栄養とリハビリのコンセプト再確認用の記事でした。


お読みいただき本当にありがとうございました。(._.)







Masa