予測ができること=水球編= | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

久々に、プールに浮いて、泳いで、水球をしてみました。

現役を引退して早10年、年々、プールに入る時間と質が落ちてきて・・・、

数か月~半年に1回程度の入水では、エライ目に合います。


しっかり動く自信のあった当時は、OB軍団が「30mコートでの試合はマズイ!25mでないと!」と嘆いているのを聞いて、“5mくらい変わらないのでは、30mのほうが楽しいし。” と思っていましたが、


現在の私は本当にそんな気分です!!

2往復くらいラリーが続くと、腕が上がらない!


これは、、、エイジングか?


抗加齢の認定指導士として(?)、なんとか食い止めねばなりません。(勝手な使命感)





さて、そんなことより、


水球を始めて間もない選手は小学生・中学生・高校生を問わずに、たとえ陸でのスポーツ経験や水泳経験がある選手であっても水球の独特な水の中で身体コントロールは難しいことが多いです。


また、ゴリゴリの筋肉質の選手が水中でその筋肉を使い分けられるか、というのは別の話・・・という場面によく遭遇します。


何度か記事にも書いたことがありました。

2013年1月5日記事⇒ 水中での身のこなし

2011年9月17日記事⇒ 水中での身体図式




そういった身体のさばき方は、慣れみたいなものもありますが、、、


今日は監督と話をしていて「予測」というKeyに当たりました。


水球競技に慣れていない選手の判断材料として、攻防におけるボールの展開に対する予測力が低いと、無駄な動きが多くなってしまう。これはどんなスポーツにおいても同様のことが言えますね。


水球(団体球技)で言うと、

あのボールは次にどこへ投げられるか、、、


その可能性を瞬時に、各ポジションのプレーヤーの体の向きや動きの情報のみならず、個々の選手やチームの特徴、試合時間と展開状況、ムードなどの他の情報を加味しながら、予測する


それに合わせて、自らの身体のさばき方、マークの位置関係の間合い、体接触の強弱に変化を持たせる。そういったことが、まだ経験の浅い選手は難しい。


反対に、体力のないOBでも、その辺は経験値が多いので、比較的渡り合えるのでしょう。(泳ぎでは負けますが。)



今はYouTubeやUSTREAMで水球の試合映像がすぐに観れたりするので、その辺から水球の独特な展開を目で覚えるのも一つですねー。






ふと、でもこれは、どんな業種の仕事でも同じだと思いました。


周囲の状況と自分の現状を分析しつつ、次の展開、またその次を予測しながら立ち位置や振る舞いを変化させていく。

仮に経験のない分野では経験値が少ないなりの予測しかできないのは致し方ないかもしれませんが、予測力を養う過程には情報を積極的に収集してどの情報が有益かを判断していく力も磨かれる気がします。


まずは目の前の物事の処理を正確にできるようになってから先のことを考えなさい!的な雰囲気では、今や流れにおいて行かれるジダイかもしれません。





そんなことを最近の自分の業務と、今日の水球練習の参加から思う一日でした。


至極当然のことですけどね、、、





Masa