「体重減少」は認知力低下と関連するか | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

Weight Loss and Rapid Cognitive Decline in Community-Dwelling Patients with Alzheimer's Disease.

アルツハイマー病患者の体重減少が、急速な認知力低下(RCD)
と関連するか否かの4年間のコホート研究。



対象: Mini Mental Scale(認知症テスト)で10~26点(/30点)の414名中、最初の1年間で体重が4
%以下になった群

評価項目: MMSE、Katz Index、MNA、Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia(BPSD)、薬物治療、教育レベル、生活配置
、介護負担を6カ月ごとに調査し、MMSEが3点の減点でRCD
と判断

比較群: 体重減少が4%未満の群

結果: このコホート研究では、体重減少が急速認知力低下を予測でき





が、この論文でも言っていますが、栄養改善などの予防が認知力低下に影響するかはまだ不

そんな論文が多い。

認知症、奥深し。





研究はてんで素人な僕はもっと栄養素に着目したら、データ集まるんじゃないかなーと勝手に思ったり、

栄養素の状態を客観的に評価していくことは、いろいろなバイアスが予想されるので難しいんだろうなーと、断念する気持ちにも同感できたり、

でも何か関連があるでしょーに、と諦めたくない、しがない臨床家魂が燃えたり。




いろんな気持ちが錯綜しますが、

とにかく、栄養状態を整えていくことは、少なからず悪いことではないと感じます。





現在、病院部門では92歳の方(大腿骨頚部骨折術後)を担当させていただいています。

病前は日常動作の自立、という90~100歳超えの方はたまにおられますが、

私のこの担当患者さんは、「服薬なし」! ←すごいと思います。




でも、そんな方でも血液データを読むと、貧血アルブミン低値があります。

そして認知面が少し病前より低下していると…。(旦那様談)




うーん…、

管理栄養士さーん…。(._.)




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