http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02871_03
「脳卒中後のうつと意欲低下」 (医学書院 第2871号 平成22年3月15日)
Post-stroke depression and apathy: Interactions between functional recovery, lesion location, and emotional response.
「脳卒中後のうつと無気力」 (Psychogeriatrics, 2011)
脳卒中の発症後3~6カ月に起こる可能性が高い、脳卒中後のうつ病。
だいたい、回復期リハビリをガッツリしてこられて、退院した後の時期に当たる。
私の勤務先の短時間通所リハでも、回復期リハビリ直後に来られる方が多くなってきたこともあり、実際にそういった症状の方もおられる。
上の資料からすると、
回復意欲の高い方(機能回復に固執してしまう方)、若い方が「脳卒中後のうつ」に陥りやすいようだ。
高齢者になればなるほど、その状態では閉じこもりがちになってしまったり、機能低下が即座に進んでしまうが、
若い人であっても、配偶者との関係や家庭内での対人関係が悪化して、家族のストレス、介護負担度も上がってしまいかねない。
「障害」というアクシデントにより、そういった家庭崩壊を耳にすると、ほんと心が痛む。
まず、必要なのは、セルフエフィカシー (Self Efficacy:自己効力感)だと思う。
Masa