癌とも深い関係にある「ビタミンD」。
海外製やネット販売、ドラッグストアの市販のサプリメント、そして病院で処方されるビタミンD製剤…選択肢は実に様々です。
「いろいろあるけれど、どれも同じでしょ?添加物が少なくて、安く手に入るものでいいんじゃないの?」
そう思いますよね?
でもちょっと待ったーーー!
同じビタミンDでも、中身はまったく違うんです。
ここを押さえとかないと、ドツボにはまりますよ…
ビタミンDは鮭などのお魚に多いと言われていますね。
わたしたちの分子栄養学で補う場合には、必ず自然界に存在する食品と同じ化学構造をもつ「ありのままの形」(天然型)で体に入れます。
図ではビタミンD3ですね。
そのビタミンD3が、肝臓や腎臓で代謝されて最終的に【活性型】に変化して初めて、ビタミンDとしてのお仕事ができるようになるんです。
ここで、ポイント
「ビタミンD3」というのは、一番強い作用をもつ「活性型」になる前の状態。
つまり活性のない「前駆体」であるということ。
あえて活性型になる前の状態で入れておくんです。
そして、後は体に任せて、必要な分だけ順次「活性型」に変えて、必要とされる場所で使ってもらう。
逆に余ったものは、尿などと一緒に排出する。
このように、私たちの体には、神秘的とも言える
「絶妙な調整機能」
が備わっているんですよね。
つまり
「とりあえず、大元の材料は【天然型】【前駆体】でたっぷり入れときますよー!」
「あとは体さんの判断にゆだねますから、必要な分だけ【活性型】に変えて、ご都合の良いようにご利用くださいね〜🤗」
っていう感じ。
だから、補う場合には、
クルード Crude
(天然の、ありのままの状態)
な
プレカーサー Precursor
(前駆体=活性化されていない状態)
で入れて、あとは体にお任せ・・・というのは、「本物の分子栄養学」では基本中の基本。
一方、病院で処方されるビタミンD製剤というのは、合成されて既に「活性型」になっているもの。
上記のような代謝経路をすっ飛ばして、つまり体の調整機能なんかガン無視で、いきなり「活性型」を入れているのです。
「え?でも、最初から活性型を入れた方が、効果も高そうだし、いいんじゃないの?」
これは、大きな間違い。
いきなり活性型で体の中に入れてしまうと、上記の体の調節機能はうまく働けず、代謝は狂ってしまうのです。
そして強い活性を持つものばかりがどんどん蓄積され、高カルシウム血症など過剰症のリスクに…。
これは、ビタミンAなど他の栄養素についても同じこと。「前駆体」でなく、いきなり「活性型」で入れてしまうから、本来あるべき代謝が狂って、おかしなことになるのです。
肝機能や腎機能など、体に少なからず影響があるのは想像に難くないですよね。
だから処方されたお薬で入れる場合は、ちゃんと摂取量が厳密に管理されています。
それなのに
「同じビタミンDなら、保険で安く処方してもらえるほうがいいじゃん」
・・・・・えーっと。
知らないって、本当に怖いことですね。
じゃあ、サプリはどう?
市販やネット販売や海外製のものなど、巷に出回っているものの「実際の成分」って本当にわかりませんよ。
活性型は医薬品のみ、とはなっていますが、「活性型」と表示されたサプリも出回ってるし…。そもそも実際の成分について、消費者は知る由もありません。過去にはサプリに医薬品の成分が混入していた事例もありますしね…。
先日もありましたよね。
サプリメントで腎疾患、透析が必要な事態に。
日本の製薬会社が作っているサプリメントですら「想定されない成分が混入していた」とこの始末…。
ドラッグストアに置いてあるんだから安全に決まってる?
いえいえ、お薬のように厳しい基準をクリアしなくても、簡単に製造、販売できてしまう「食品扱いのサプリメント」。言葉は悪いですが、言ってみれば、製造者側の「やりたい放題」なのです。
要は、巷にある海外製、ネット販売、市販のサプリメントの「実際の成分」って、消費者のわたしたちは本当に知り得ない、ってことですね。
というわけで、「ビタミンD」一つとってみても
「どれも同じだから、添加物が少なくて、安く手に入るなら尚良し」
みたいな簡単なお話ではないのです。
☑ クルード Crude
(天然の、ありのままの)
な
☑ プレカーサー Precursor
(前駆体=活性化されていない状態)
であるか、どうか?
本質を知れば、必ずここに行き着きます。
だからこそ、わたしはその条件を満たし、40年の実績のある「分子栄養学実践専用サプリメント」しか体に入れませんし、お勧めもしていません。
「分子栄養学実践専用サプリメント」って?
⬇⬇
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乳がんステージ4
わたしの乳がん治療
・2021年10月 右乳癌ステージ2B
腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節転移 2ヵ所
・2021年12月 放射線治療
・2022年 1月 ホルモン療法開始
・2022年 6月 PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4
・2022年 8月 免疫療法開始
・2022年 2月 PET 肝臓2ヶ所は縮小
・2022年 3月 肋骨のみ放射線治療
・2022年 3月 肺、肋骨に追加の免疫処置
・2023年 9月 PET 肝臓、肋骨は消失、肺は縮小も第5腰椎に新たな骨転移
・2023年 11月 第5腰椎骨転移にラジオ波治療
・2023年 12月 免疫療法にて再発予防の処置開始
栄養療法に支えられ、元気に乳がん闘病中
乳がん転移予防、乳がん再発予防ために
ご自分の栄養状態を「正しく」知りましょうね。