癌とも深い関係にある「免疫」にとって欠かせない栄養素。
それは
\ビタミンD/
ですよね。
攻撃部隊である「免疫」がきちんと働いてくれないと癌細胞を排除できず、癌の思うつぼ。
でも逆に免疫が働きすぎて暴走してしまうと、炎症や自己免疫疾患などを引き起こしてしまい、これまた癌にとっては有利に。
免疫は強すぎず、弱すぎず、ちょうど良いバランスで働いてくれることが大切。
この免疫のアクセルとブレーキをうまく制御して、免疫のバランスを絶妙に調整してくれるのがビタミンD。
また、ビタミンDはビタミンAとの共同作業で、遺伝子に直接働きかけ
細胞の分化誘導
(=異常な細胞分裂を正しい秩序に戻していく働き)
を促すことも知られています。
癌細胞はそもそも「異常な細胞分裂の成れの果て」。
それらを秩序正しく"更生”していくため、欠かせない栄養素ということですね。
血中のビタミンD濃度が高ければ、乳がん患者の生存率が高く予後が良好である、という研究もあります。
このビタミンD。一昔前までは「骨を丈夫にするビタミン」という程度の認識だったのですが…近年の研究で体内で様々な働きをしていることがわかり
大注目の栄養素
上記のような免疫機能の調整以外にも
☑ 筋肉の維持
☑ 関節の維持
☑ 呼吸機能の維持
☑ 認知機能の維持
☑ 糖尿病予防(インスリン分泌と感受性の向上)
☑ 心疾患予防
☑ 鬱などのメンタル疾患の予防
☑ 骨代謝の調整
☑ 粘膜強化
など様々な働きがあることがわかってきています。
「ビタミン」っていう名前から、なんだか脇役的なイメージ??でも、どちらかというと「ホルモン」に近い働きをするバリバリの主役級の栄養素なんですよね。
このビタミンD、コレステロールを原料にして皮膚が紫外線に当たることで体内で生成できますが…
じゃあ、外で日にあたればビタミンDが増えるから、わざわざ食べ物やサプリでとる必要ない?
いえいえ、
特に女性は積極的に補うことが必要です。
女性はやはり日焼け対策などで紫外線を避ける傾向にありますし、そもそもビタミンDの材料となるコレステロールが低い方も多いです。
(コレステロールは低すぎても問題)
いざ血液検査をしてみると…
ビタミンDの血中濃度が20ng/ml以下で欠乏状態
の方も少なくありません。
ビタミンDが効果を発揮できるには、血中濃度80〜120ng/mlぐらいが理想と言われているので、そういう方は免疫の働きも悪く、癌のリスクも高いということになってしまいますね…。
ご自分のビタミンDの血中濃度(25-OHビタミンD)がどれぐらいあるかご存じですか?
昨今これだけ癌と免疫の関係が注目されているにもかかわらず、ビタミンDの血中濃度は、癌治療の病院の血液検査には、まず含まれていません。
病院任せにせず、ご自分の体をよく知って、ご自身で守っていきましょうね。
こちらに続きます。
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乳がんステージ4
わたしの乳がん治療
・2021年10月 右乳癌ステージ2B
腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節転移 2ヵ所
・2021年12月 放射線治療
・2022年 1月 ホルモン療法開始
・2022年 6月 PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4
・2022年 8月 免疫療法開始
・2022年 2月 PET 肝臓2ヶ所は縮小
・2022年 3月 肋骨のみ放射線治療
・2022年 3月 肺、肋骨に追加の免疫処置
・2023年 9月 PET 肝臓、肋骨は消失、肺は縮小も第5腰椎に新たな骨転移
・2023年 11月 第5腰椎骨転移にラジオ波治療
・2023年 12月 免疫療法にて再発予防の処置開始
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乳がん転移予防、乳がん再発予防ために
ご自分の栄養状態を「正しく」知りましょうね。