0学栄養準備室オーナー
管理栄養士の上西ちかです。
これからママになる方へ、
妊娠中から知ってほしい栄養のことや
離乳食の基本など、知識ゼロからでも
わかりやすくお伝えします
前回、ビタミンAの風邪予防の効果をお伝えしましたが、
ビタミンAは、妊娠中に注意するべき栄養素でもあるんです!
厚生労働省は、
妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望する女性におけるビタミンA摂取の注意点として、
特にビタミンAを含む健康食品やビタミンAを高濃度に含む食品などを継続してたくさん摂ることで、
妊婦の推奨量を超えて摂り過ぎないよう注意しています
ビタミンAの中でもレバーなどの動物性食品に含まれるレチノールを
妊娠初期(3ヶ月頃まで)にたくさん摂りすぎると、
お腹の赤ちゃんに奇形が起きやすくなると言われているからです
では、摂りすぎってどのくらいなんでしょう?
妊婦の推奨量
初期・中期
18~29歳 650μgRAE 、
30歳以上 700μgRAE
(妊娠前より付加なし)
後期
18~29歳1100μgRAE、
30歳以上1150μgRAE
(妊娠前より+450)
上限 2700μgRAE
初期では、推奨量を超えないくらいがよいとされています。
ちなみにビタミンA(レチノール)が多い食品は
(100g中)
鶏レバー(生) 14000μgRAE
豚レバー(生) 13000μgRAE
牛レバー(生) 1100μgRAE
うなぎ(蒲焼き) 1500μgRAE
ぎんだら(生) 1100μgRAE
あなご(生) 500μgRAE
(五訂増補 日本食品標準成分表より)
レバー100gとは、焼き鳥串にすると3~4本くらいです。
すぐ上限を超えてしまいますが、
この量を毎日食べることはないと思います。
妊娠初期は量と頻度に注意しつつ、
ビタミンAのサプリメントなどで毎日摂り続けるのは気をつけましょう
※葉酸のサプリメントにビタミン、ミネラルが含まれる場合は、ビタミンAが含まれていないか、ビタミンAはβ‐カロテンであると書いてあるものなら大丈夫です
β‐カロテンは、体に必要な量だけビタミンAに変えてくれるので、
β‐カロテンを多く含む緑黄色野菜を食べることをオススメします
⇒ かぼちゃ、ほうれん草、人参、春菊、モロヘイヤ、にら など
(厚生労働省 お母さんになるあなたへ 参考)
最後まで読んでくださり
ありがとうございます
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上西ちか