こんにちは。獣医師の大内です
今日も雪が降ったりと大変冷え込んでいますが、皆さん体調を崩したりしていませんでしょうか
そんな中、僕は半袖のTシャツに上着で出勤しているんですが、スタッフの皆から「え.....」と、絶句されています電車の中は暑いし、外も長時間いるわけではないので、半袖のTシャツが丁度いいんですけどね
寒さの感じ方に人それぞれある様に、動物達も寒さに強い子たちや弱い子たちがいます。
今日は寒さに弱いインコで実際にあった出来事をご紹介しますね
さて、インコを飼われている方たちにとって冬場はヒーターを使うというのはあたりまえのことなのではないでしょうか(まだ使ってないよ。という方はこのブログをみて導入してほしいです。)
セキセイインコを例にあげると適正飼育温度は29~32℃くらいです。
この温度をエアコンだけで保つのはとても大変ですよね。。。
そこで活躍するのが鳥用のヒーターです
パネルタイプや電球が中にあるタイプ、電熱線タイプなど様々なものがあり、ケージ内に入れるものか外付けのものかでも色んなやり方があります。
今回診察にきたインコは肢の裏が赤いという子でした。
両肢の裏の外側が赤くなっているのが分かりますね
膨らみや、噛み傷などが無かったこととケージ内タイプのヒーターで保温していて、いつもヒーターの上にいるという事から火傷を疑いました。
対策としてヒーターの位置を変更し上に乗れない様にするか、外付けタイプに変更してみることを提案しています。
この様に保温器具の使い方によっては危ないこともありますので、注意してみて下さい
この子の場合、食欲や元気などは至って普通でしたが、飼い主の方が日頃からよく見ていて軽い症状で来院してくれたのもよかったです
もし、飼われている子たちに少しでも異変があった場合、すぐに来院して頂きたいな。と思います