【知って安心】介護のお金が戻ってくる?「高額介護サービス費制度」をやさしく解説
こんにちは!皆さんは、ご自身やご家族の「これからの介護」について、こんな不安を感じたことはありませんか?「デイサービスや施設をたくさん利用したいけれど、毎月の費用が高くなってしまうのでは……」「年金暮らしの中で、もし介護が必要になったら家計がもつかしら……」介護はいつまで続くか分からないからこそ、お金の不安は尽きないですよね。でも、安心してください!私たちの国には、「支払った介護費用の自己負担が一定の上限を超えた分、あとから戻ってくる」という、とても心強い仕組みがあるんです。今日は、知っているだけで安心できる「高額介護サービス費制度」について、分かりやすくご紹介しますね。1. 高額介護サービス費制度ってなに?介護保険サービスを利用すると、費用の1割〜3割を自己負担しますよね。「少しずつなら大丈夫」と思っていても、回数が増えたり、たくさんのサービスを利用したりすると、毎月の支払いが大きな負担になってしまうことがあります。そこで役立つのがこの制度です。1ヶ月間(同月内)に支払った介護サービスの自己負担の合計が、「所得に応じた上限額」を超えた場合、その超えた分が申請によってお金として戻ってくる(払い戻される)という仕組みになっています。自分と家族の医療と介護のお金で損しない! 税理士・社労士が教える最善の手続きQ&A大全 【電子書籍】[ 山本宏 ]楽天市場2. 毎月の自己負担の上限はいくら?「上限」といっても、ご本人の収入や世帯の所得によって金額が変わります。一般的な所得(現役並み所得がない方など)の世帯の場合、月額の上限は「44,400円」であることが多いです。つまり、いくらたくさんのサービスを利用して計算上の負担が何万円にも膨らんでも、所得に応じた上限額(一般世帯なら44,400円など)を超える分は、自分のポケットから出し続けなくてよい仕組みになっているのです。さらに、住民税が非課税のご家庭などでは、上限額がさらに低く(月額15,000円〜24,600円など)設定されており、家計に優しく配慮されています。3. ここがポイント!世帯で合算できます「一人ひとりの負担はそれほどでもないけれど、夫婦ふたりとも介護サービスを使っているから合計すると大変……」という場合もありますよね。この制度は、「同じ世帯のなかで、介護サービスを利用した人全員の負担を合算できる」という嬉しい特徴があります。夫婦で合わせて上限額を超えた分も、もちろん払い戻しの対象になりますよ。4. 注意しておきたい大切なこととてもありがたい制度ですが、利用するうえでいくつか知っておきたいポイントがあります。 対象外の費用がある 介護保険サービスの利用料は対象になりますが、「施設での食費」「居住費(滞在費)」「日用品代」や「医療費」などは対象外となります。 最初は自分で立て替える必要がある 一度窓口で支払ったあと、後から戻ってくる仕組みです。そのため、一時的な立て替えができるように少し準備しておくと安心です。 「申請」をしないと戻ってきません 条件に当てはまると、お住まいの市区町村から「お知らせ(申請書)」が届きます。この通知が届いたら、期限内(一般的に利用した翌月から2年以内)に必ず申請手続きを行ってくださいね。 ※一度申請しておけば、2回目以降は自動的に指定口座に振り込まれることがほとんどです。最後に:不安を安心に変えるためにお金のことは、なんだか難しく感じられて、考えるのも少し気が重くなりますよね。でも、「もし介護にお金がかかりすぎても、こうして守ってくれる制度があるんだ」と知っているだけでも、心がふっと軽くなるのではないでしょうか。元気なうちから仕組みを知っておくことは、これからの暮らしを穏やかに楽しむための大きな安心材料になります。「うちの場合はどうなるのかな?」と気になったときは、お近くの地域包括支援センターやケアマネジャーさん、市区町村の窓口に気軽に相談してみてくださいね。