〝礼〟の必要条件とは、『泣いている人と共に泣き、喜びにある人と共に喜ぶこと』とあります。
つまり、他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現することになります。
空手の型は礼に始まり礼に終わります。また、稽古の始まり終わりには『三礼』を行います。
三礼とは
1,神前に礼 2,師範に礼 3,お互いに礼
の三つであり、神前へは、自分は生かされていることへの礼儀、師範へは、教えを説いてくださる先生や先輩への礼儀、お互いへは、共に空手を学ぶことができる仲間への礼儀となります。
このように稽古中においても幾度となく〝礼〟を行い、神や他人の気持ちに対する思いやりを形で表現します。
そして自分自身への〝礼儀〟を身につけることで、自らの思考や行いを外すことなく、自分を正しい方向へ導いていけることに繋がります。