●散骨（さんこつ）バースデイ　in 沖縄●

ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ

両親のお骨を沖縄に散骨することになった経緯はこちら です

・・・・と、いうことで～。
行ってきましたよ、人生初の沖縄～～！！！

２泊３日の散骨旅行。
しかも私のバースデイ♪
めでたいじゃありませんか～。

しかしここで１つ問題が。
予定では散骨は明日だったのですが
海が荒れ模様なので、明日より今日のほうがいいと連絡があり。
急遽那覇空港から１時間タクシーをかっとばして約束の岬へ。

しかしこのタクシー運転士のおじさんがね。。。。
なんていうのかな？うちな～タイムが流れているというか・・・
急いでいるのに
「おじさんね、ナビ、昨日買ったばかりで使い方わかんないんだよね～」

・・・と、指定の住所も入力してくれず、
もたもたしていてイライラしたのです～・・・。
（東京だったらありえない対応）
まあ、かわいいおじさんだったので、
はんにゃ顔になりたいところを必死で抑えました

で、何とか無事に到着。

約束の岬には、
海に散骨するための豪華クルーズが

私たち姉妹をお出迎え～。

↓

↓

↓

ええ。思いっきり漁船ですが、何か・・・？？？？笑

今、沖縄では散骨が流行っていて、
色々な散骨業者さんがいらっしゃいます。

で、豪華クルーズレベルになると
日付が決まっていて、他の御家族と合同になるんですね。

でも、私たち姉妹は意外と多忙なもので日付を合わせることができず
個人で依頼したのです。
個人レベルになると、漁船になるのですネ＾＾
そこはリサーチ済み

なので
船酔いしないように
御存知大食い姉妹ですが、朝ごはんや機内のおやつを控え
酔い止めまで飲んでスタンばっていたのですが

予想以上に荒れ狂う海。
雨風もすごい。
（実際はこの写真の１００倍すごかったです）

（雨なので業者さんがカッパを貸してくださる　
　　　&　　　船が荒波で揺れすぎで写真ブレる）

散骨ポイントまで向かうのに
漁船は何度も何度も上下に激しくダイビング。

あまりに揺れが激しくて、つかまっていても無理で
身体がゴロゴロ船底を転がる。笑

口から内臓が飛びだしてきそうというか
内臓全部がシャッフルされて
胃と腸の配置が逆になるのでは？という心配が・・・・

写真もブレブレ。
後から聞いた話によると
怖いもの知らずの姉・なおたんも相当怖かったようで
「このまま船が転覆して死ぬかもと思った」と。

そして

なんとか無事散骨ポイントに到着。
この時、既に
生まれてはじめての激しい船酔いで歩くことができず
ひざを使って赤ちゃんのハイハイのようにデッキ？へ出る。

（散骨中）

手前の、ぐで～ん。
・・・と、しているのが思いっきり船酔いしているワタクシです。笑

もう、
リバースする寸前だったのですが（お食事中の方失礼）

「あかん！！
おとんとおかんのお骨をまいている神聖なる海に
リバースなんぞしたらあかん！！！」

その想いだけが私の支えでした。
なんとか・・・難は免れ。（今年一番の頑張りだった気がする。笑）

ちなみにお骨は事前に沖縄に送って（お骨はゆうパックなら送れるのです♪豆知識～）
海に溶けやすいよう、サラサラのパウダー状にしていただくのです。
実際、小麦粉みたいに細かくてきめ細やかでびっくりでした。

父は小袋に６袋分
母は小袋に４袋分
粉になると意外とコンパクトになるのですね～。
　　

（パウダー状のお骨が波に乗って流されていきます）

私が２０代半ばの時に母が、３０代半ばの時に父が、
ちょっと早めに天国に帰ってしまったのですが

母が亡くなった時、父が「おかんのお骨をそばに置いておきたい」
というのでお墓にはあえて入れておらず
その後、父も急に他界してしまったため、
両親のお骨が茨城の実家にずっとあったんですね。
（実家は姉が守ってくれています）

なので
実家に帰ると、２人のお骨があるので
それを普通と思っていて、むしろ安心感を覚えていたワタシたち姉妹。

時には骨ツボをオープンして、
頭蓋骨をナデナデしたりして。（変わった姉妹。笑）　　　　　　　　　

うちの父は、すごくしっかりした、手際のいい人で
私たちが子供のころから

「おれは、絶対お墓なんて入らん！坊主も呼ぶな！！！
きれいな海に骨をまいてくれよな！！！」

と、洗脳されていて。笑

彼が天に召された時も
約束のノートにも、きれいな海に散骨してくれって書かれておりました。

（お花も一緒に海へ・・・・）

なので、それを実行しました。
あえての、私の誕生日に。

お骨が近くに無くなったことは寂しかったのですが
物体が無くても、２人の心はずっとそばにいると信じています。

なにより
２人とも、旅行好きだったから
綺麗な波にゆらゆら揺られて
いろんなところを旅できて嬉しいんじゃないかな～と。（しかも無料。笑）

海が大荒れで、船が出せないかもと言われていたのですが、
なんとか無事完了。両親に守られていたに違いない！
散骨業者の方もとっても親切で、丁寧で、癒されました。

本当に無事に任務遂行できて良かったです。
全てに「ありがとうございます。」

ちなみに、散骨の写真を見て

「あれ？お坊さんも同行したんだね～」

とたまに聞かれるのですが