主に中高一貫校に合格された現6年生のご家庭向け内容です。
以前にこのような記事を書きました。
今回はこの時に触れなかった「塾選び」に関してです。
少々長くなります。
まず、皆さんにぜひわかっておいて欲しいことがあります。
それはお子様が小学校(主に公立小学校)にいた時とこれからの6年間は全く違う状況だという事です。
小学校の時にはクラスにお子様より学力が大きく下回ったお子様がたくさんいたでしょう。
先生の授業は「とても丁寧でゆっくり進む授業」だったはずです。
しかし受験をして入学した中高一貫校では、同じようなレベルのお子様が集まっているのです。これは親が想像する以上です。
それは、お子様がギリギリで合格しようが、楽々合格しようがあまり変わらないのです。
もちろん、5%くらいはすごくできる子や、ちょっとキツイかなと思える子もいるでしょうが、9割はほぼ横一線です。
先生は、授業を進みの遅い子に合わせる必要がありませんので、サクサク進みます。しかも中高一貫校は6年分を5年に圧縮したカリキュラムです。ですので、毎日の授業にしっかり付いていく、毎日の復習や宿題をきっちりやる。少なくとも1時間は学校の勉強を毎日する事が最も大切です。
初めのうちは中学受験の勉強と被りますので簡単です。しかし、ここで油断をしてさぼり癖
が付くと後々大きなハンディを背負う
ことになります。どこの学校も1学期は比較的楽ですが、2学期から様相は一変します。そして中2になる頃には一気に難しく
なってきます。
授業が簡単な頃に塾に重心をかけて学校の勉強をおろそかにしているとみるみる成績が下がってきます。なにせ入学した時の差が小さいわけですから、真ん中付近のボリュームゾーンがとんでもなく大きいので、少し成績が下がっただけで、すぐに20%くらいに入ってしまいます。そしてその山の形が中2➡中3➡高1と進むに従って横に広がっていくわけですから怖いです
。
ですので、学校の成績が維持できる上で余裕のある人に限って塾に行けば良いのです。ですので、まずは学校の宿題の量や授業のスピード、部活の曜日や負担などを把握してからで良いのです。
「中1から入塾しないといっぱいになる」なんてことは全くありませんし、遅れを取る事もありません。
なので、「まずは様子見」が正解です。
たった1つだけ急ぐとすれば英語塾でしょう。英語が苦手なお子様は早くから塾に行った方が良いです。大学受験における英語はは中学受験の算数に近い位置づけで、大変重要です。
今後塾について説明していきます。その中で有名な塾に関して、内容や比較などを書きます。
鉄緑会や東進、英語塾、小規模塾にも触れます。
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