高校無償化の流れが加速します | 生活を豊かに醸造したい(life-brew) FP/料理/craft beer/音楽/美術/身の回りや季節のこと など-

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FP事務所ライフブリューです。
2019年まで「Mr.ソトコト」で綴ったブログをFP開業を機に再開します。
FP関連の比重を高めたい!と意気込んでますが、まぁあまり気負わず続けていければ。
以前の記事も残しておきますので、よろしければご覧下さい。



大阪府が、高校授業料の完全無償化の具体案を出しました。


現在の全国一律の所得制限を撤廃します。

ついこの間、統一地方選挙がありましたが、このような公約はぜひ実行してほしいもの。


高校3年生から始めて、2026年度までに完全無償化を達成する計画のようですね。私立高校や府立大学にも広げる予定とのことですので、大阪府内の世帯には朗報です。


現在、公立高校に対する無償化は、概ね年収910万円未満の世帯について、年118,800円の授業料負担を軽減する内容となっています。

3年間で約35万円強。


一方、文部科学省の「平成30年子どもの学習費調査」によると、給食費や学校外活動費を含めた3年間の教育費全体は、公立で137万円 、私立で290万円となっています。


授業料以外に、修学旅行の積立てや教材費、遠足、部活動、学年(クラス)費、PTA、塾、習い事などなど…家庭へのアンケート調査で、これらの費用も含まれた金額です。

授業料以外の出費のほうが遥かに多い😬


無償化=学校への支出ゼロ  ではない!


これは全国平均なので、大阪だと学校外の費用などもっと高いでしょう。

また、自治体規模が小さくなるほど、塾費用は少なくなりますが実験や実習の教材費負担は高くなる傾向があるので、学校に払うお金は大都市よりふえています。


なので、中学の児童手当(所得制限内なら月1万円)と同額程度が無償になるのは、どんな家庭にとっても有難いことです。


でも、教育費の話は少子化対策というより、教育を個々の家庭に依存するのではなく、成人(18歳)まで公金で支えるかどうかの人材育成への姿勢の話だと思います。


児童手当を高校まで延長する議論もありますが、そうなれば、授業料以外の学校へ直接支払う費用に充てることができます。全員無償化するならやめる、どちらか、というものではないでしょう。


少なくとも公立校については、学校へ直接支払っているものに世帯収入を使わなくていいようにできないかなぁ。

国債使うなら、未来への投資に使ってほしいものです。


ではまた。

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