うちの家族はみな大都会など人の多い所が苦手なので、旅行の行先はそこも考慮してスロベニアを選んでみた。比較的行く人が少ないかなと思ったのだがこれはとんでもなく甘かった。
1週間滞在したブレッド湖は文句なく美しく、そのせいで世界各国からわんさとツーリストが訪れていて、英語やドイツ語、いろんな言語が聞こえてくる。だいたい夏のヨーロッパで観光客がいない地域などめったにないのだ。
どこかもっと人の来ない穴場はないかいなと目を凝らして検索をかけていたところ、あったあった!その名もシークレット・スロベニアというサイト、地元の人がおすすめするそこには、
人里離れた場所にある壮大な木組みの村、他の観光客に会う事はあまりないと思う、スロベニア人の友人でさえ、この場所を知らないことが多い
と書いてありまさしく私の求める条件にふさわしいではないか。
日本語で検索しても誰も訪れた人が見つからない。ということは、ブログに書くのは私が初めて?イヒヒ、これは是非とも行かねば。
シークレット・スロベニアったって、検索してすぐ上位に出てくるようじゃたいしてシークレットになってないんじゃないの、といらんことにツッコミを入れながら、地元のスロベニア人でさえも知らない人が多いという言葉に惹かれてその村ザジャムニキ(Zajamniki)に行ってみることにした。娘二人はハイキングに興味なく、お留守番。
サイトによるとルートは難しくなく簡単なウォーキングとなっているが、旦那のナビがどう誤作動を起こしたのか、より険しいチャレンジングなコースを行く羽目になった私達。
森の中には見たこともない鮮やかな紫の高山植物が咲いている。
こちらも珍しい高山植物なのだが、この村ではごく普通に見かけた。
片道1時間半は歩いたと思うが、観光客どころか地元の人にも誰一人として出会わず、この道であっているのか森の中で心細くなってくる。
それでも歩き続けたところ、やっと視界が開け、お目当ての村が目に入ってきてほっとするやら嬉しいやら。
おお、いいじゃない。木の屋根がユニークだ。スイスアルプスみたいだけど、屋根の色が灰色なのが独特の雰囲気。
人っ子一人見えない。誰か住んでいるのだろうか。
何とも言えない不思議な景色。時が止まったよう。確かにこんな所は見たことがない。はるばる来てよかった。
村にはナナカマドの木があったのだが、これがまたびっくりするぐらい鮮やかな色で。
こんな朱い実は麓ではなかなか見たことがない。
村にはホテルもレストランもお店も一軒もなく、本当に地元の人しか住んでいない模様。さすがにここまで来ると観光客も少なく、地元の人がハーブやキノコ狩りをしているのどかな風景が印象的だった。
きちんと手入れされているので誰かは住んでいるのだろう。どんな人達なんだろう。
私はこれら古い家の中がどんな風になっているのか見たくて好奇心がうずうずしてきた。
後で調べて見ると、なんとこの村で一泊するというプランを見つけた。
ここではなんと本物の豚の丸焼きが回っており、絶対ここにしようと即座に決意。
こんがり焼かれておいしそう~。
旦那が豚の丸焼きを注文。ジャガイモもついてすごいボリューム。しかしこの量をぺろりと平らげるのがさすがヨーロッパの人だ。
私はマス、こちらもすごいボリューム。
息子はなぜかウィンナーシュニッツェル。別にわざわざここで食べんでも・・・。
美味しい食事で生き返った。そこへ授業員の二人が焼き上がった豚を担いで通り過ぎて行った。
豚の大きさに目を丸くして見せると、親切なおばさん、表面を薄く切って食べさせてくれた。スロベニアの人は全体的に優しい。
とにかく今日はよく歩き、よく食べ、日本人未踏(?)の村も見られてよかった。なかなかの穴場だった。こういうバカンスの過ごし方好き。
































