彼女は、会社のハイキングで足をくじいて和人に助けられるんですが、そこから彼女の恋心に火がつきます。
その詳細はお話をご覧いただくとして、彼女の心がグンと和人に傾いた理由はなんでしょう?
脳心理学者の話しでは、人を好きになるのには8秒とかからないのだそうで、その一瞬とも思える時間に、自分の好みの人間なのか視覚(容姿・表情・ルックス等)、聴覚(声・トーン等)、を使って判断しているのだそうです。
一目惚れってのは、そういう意味で冗談抜きで正しいんだとか・・・。
前にも書きましたが、人は常に自分の好みに合いそうな人を無意識に探しています。
「人は人を好きになるようにできている」、です。
ところで、好意の度合いは、最初の8秒で決まる第一印象が絶大なポテンシャルを持つわけですが、よく言われることは、第一印象と二人の距離と会ってる時間と会ってる回数です。
これ、よく言われてることですよね。
まぁ、みなさんご意見もあるでしょうが、それを元にしたわたしなりの方程式が以下です。
f(lv)=i(int)+t(avg)×t(time)/d
f(lv)を好意度です。
i(int)は、最初の第一印象です。
t(avg)は会っている1回あたりの平均時間で、t(time)は1日に会ってる平均回数です。
この二つは掛け合っていて、どちらかがゼロだと、第一印象以上には上がりません。
そして、この二つが大きければ大きいほど、好意度がグンと上がります。
みなさんも、会ってる時間が長くて回数も多いと、その人に親近感が湧くでしょ?
dは相手との距離で、一日のうち二人が一番短くなる時の距離で、1メートル以内は1とします。
で、これは分母にもなっているように、これが大きいと好意度は下がってきます。
距離が短くできないと、好意どころか関心すら持たれないかもしれない、ということですよね。
と言っても、自分の好みのタイプかどうかは、最初の印象がとても大きいので、i(int)がマイナスで始まっちゃたら、取り返しは容易ではないということです。
きつぅーーー!
なぁーーーんちゃってぇ、人それぞれですから、これといった完全な法則をお求めなら、それはダメです!
実はこれ、営業の法則でもあるんですよね。
営業成績を上げるということは、お客さまに好意を持ってもらうということですから、結局相手に気に入られようとすることなんです。
お客さまには、客先はもちろん、昼(ビジネスランチやカフェ)も夜(接待等)も何度も会うようにしますよね。
1回当たりも少な過ぎず多過ぎず、お客さまの都合を考えて、なるべく会ってもらえそうな時間帯にアポ入れしますよね?
これで、i(int)+t(avg)×t(time)は、大幅に上がるはずです。
営業では話している内容も極めて大きい要素ですが、ここでは単純化してますので、ご容赦くださいね。
後は、距離ですが、ビジネスと恋愛では少し違ってきます。
ビジネス上の距離は、交渉先の担当者以外の意見もあることでしょうから、ある程度許されます。
しかし、恋愛は極めて個人的なものです。
相手が、焦がれてくれてる間はいいんですが、あまりに遠くて会える回数が少ないと、第一印象が良く、回数を稼ぐこと(電話やeメール)をしてフォローでもしておかないと、好意度は下がりかねません。
ここで、可憐ちゃんのケースを見ていきましょう。
可憐ちゃんも、和人への第一印象はまずまずでした。
i(int)は大きく稼いでいました。
決定的なのはハイキングの足くじき事件で、和人に助けられたことですよね。
そこで、和人が可憐ちゃんをおぶっているわけですから、最小距離は1です。
実際、人の好意度は60センチ以内に入った時にグンと上がるということがあります。
でも、それ以降の距離は、事務所の机の距離、約3メートルでしょうか・・・。
ですから、この場合、1以上3未満の値が適当でしょう。
さて、ハイキングに来れるようなところとはいえ、可憐ちゃんは山道を何百メートルもみんなから置き去りにされたんです。
だれだって心細いなんてもんじゃないですよね?
それを、和人が最初に気づいて、行動を起こしたんです。
ここです!
「あなただけが、わたしだけにしてくれた行動」なんです。
みんなにしてる行動じゃ、ありきたりです。
また、思っただけじゃ、なんにもしていません。
そういうことで、可憐ちゃんは和人にどんどん惹かれていくことになったわけですね。
※ノリックの『失われし銀河の天使 ~ エルフィア ~』 本編は『小説家になろう』に連載中です!