今日もご訪問ありがとうございます。
今日は、滞在許可証の更新時の注意事項について書いてみたい。
我が家は、4人家族でそれぞれ、滞在許可の期限が、少しずつずれているため、グーグルカレンダーで各自のパスポートの期限と、滞在許可証の期限を管理している。
どちらも、期限がきれるまえに手続きをしておかないと、とんだ手間と時間がかかるので、この作業は非常に重要なものとなっている。
パスポートについて注意すべき点
- 期限がきれる前に海外旅行に行く場合は、注意が必要。
- ノルウェー大使館のウェブサイトによると、「パスポート残存期限が、シェンゲン協定加盟国から出国後、90日間以上残っていること。滞在許可を取得している場合、ノルウェー入国時にパスポートが有効であればその他の手続きは必要ありません。ただし、トランジットで他の国からノルウェーに入国する場合、手続きが必要になることもあるため、該当する国の大使館にて確認が必要です。」とある。
- 海外旅行や帰国する場合、再入国まで期限が有効かどうかを確かめて、ぎりぎりの場合は、切替発給(更新)の手続きをしておく方が安心だ。
- うっかり期限がきれているのを忘れると、新規発給となり、日本から戸籍謄本(抄本)を取り寄せる必要があるから、さらに面倒なので、その点気を付けるべし。
- パスポート更新の申請用紙は、在ノルウェー大使館で入手あるいは、ウェブサイトからダウンロードができる。
- 申請は代理人でできるが、受取は本人が行く必要がある。
- 支払いは、現金のみ受け付ける。
滞在許可証について注意すべき点
- 滞在許可を持っている場合は、期限がきれる1ヶ月前までに、オンラインポータルから申請を行うこと。
- 面会の予約は、期限がきれる1ヶ月前に行うと期限までに予約がいっぱいでとれない場合もあるので、余裕をもって予約すること。
- 期限後にしか予約ができない場合でも、オンライン申請を、期限の1ヶ月前にしていれば大丈夫のはず。
滞在許可証の更新中ノルウェー国外にでる場合に、移民局の対応が異なる場合がある。私が知っている3例を取り上げてみた。
1.下の娘の例:
11月の中旬に修学旅行があり、戻ってきてからしばらくして期限がきれるケースで、あわてて、修学旅行の直前に予約をいれた。
ちなみに、旅行先はシェンゲン域内なので、基本的にはパスポートコントロールはなし。
申請中であることを証明する書類を書いてもらえるか、古い滞在許可証を持っていてもいいか尋ねたが、どちらもだめだと言われ、旅行が終わってから、もう一度面会の予約をするように言われた。
次の予約は、期限が切れてから1ヶ月後となってしまったが、上記の説明をしたら、問題なく手続きしてくれた。
2.ある学生さんの例:
夏休みに帰国する必要があり、こちらも戻ってきてからしばらくして期限がきれるケースだったが、滞在許可の更新申請は、期限が切れる3ヶ月から1ヶ月の間に行うようにと記載があったため、3ヶ月前に、オンライン申請し、帰国前に面会の予約をした。
その際に、滞在許可証は取り上げられると思っていたので、日本に帰国するため、申請中ということを証明する書類が欲しいといったところ、古い滞在許可証を持って、日本に帰国してもいいと言われた。
ちなみに、再入国の際に、ヘルシンキでトランジットだったが、あそこは、機械による入国審査のため、特に質問等もなく、スムーズに入国ができたそうだ。
ちなみに、再入国の際に、ヘルシンキでトランジットだったが、あそこは、機械による入国審査のため、特に質問等もなく、スムーズに入国ができたそうだ。
3.ある知人の例:
滞在許可更新中に日本に一時帰国すると言ったら、古い滞在許可証を取り上げられたものの、「申請中です」と一筆書いた用紙を渡されたそうだ。再入国時、これを所持していたので特に問題はなかったらしい。
それぞれに、見事に違う移民局の対応。これは、なぜなのだろうか?
まとめ:
- 滞在許可の更新については、人それぞれ、担当者によってもかわるし、時期によってもかわる。滞在許可の種類によっても違う?のかは不明。
- 一番いいのは、余裕をもって申請をしておくこと。
- オンライン申請は、少なくとも期限がきれる1ヶ月前には行うこと。
- オンライン申請も、面会予約もかなり早い時期からでも受け付けているので、期限がきれるぎりぎりでなくても申請は可能。
- 最悪、期限がきれてからしか予約がとれない場合でも、多くの場合は、その旨説明すれば受け付けてくれると思われる。
他の方はどうでしたか?
ご意見お聞かせいただけると嬉しいです。
お・ま・け
永住許可取得の条件に大きな変更:
2017年9月以降の申請から、申請者の収入が過去1年間で、238,784クローネ(約320万円)あることを証明する書類をの提出が必要となった。
それ以外にも、ノルウェー滞在歴が3年以上あること、犯罪履歴がないこと、ノルウェー語および社会のコースを受けることなど。
ただし、永住許可がもらえなくても、滞在許可を毎年、更新していけば滞在は可能だ。
以上、滞在許可にまつわる話でした。
前回の記事にも関連しますが、ノルウェーだけでなく欧州全体が、移民にとってますます条件が厳しくなっているのがわかりますね。
