本テーマについて、なかなか続きを書けずにいました。
どうやって生活を軌道に乗せたかという話でしたね。
今回は、海外移住で最も重要な滞在許可について。
(昔の話なのでうろ覚えの部分もありますがお許しください)
滞在許可申請のポイント:
滞在許可の申請方法は、駐日ノルウェー王国大使館のウェブサイトに詳しく掲載されています。
4年目までは、毎年更新手続きが必要。
その後、永住許可を得てからも、滞在許可カードの更新を2年毎に行う必要があります。
予約はオンラインで、期限が切れる3ケ月前から可能です。
これを怠り、ぎりぎりになると、いっぱいで期限内に予約できない場合もあるので注意が必要です。
我が家はグーグルカレンダーに家族それぞれの、滞在許可カードとパスポートの有効期限、その申請開始可能日を事前に登録して管理しています。
この滞在許可カードを持っていれば、海外旅行から戻ったときも、入国審査でノルウェー人と同じ列に並ぶことができます。
私はそれを知らずに、EU以外のパスポート保持者の長い列にしばらく並んでいました。
ノルウェー vs 日本:
7年目でノルウェー国籍を申請することが可能ですが、日本人の多くは日本国籍を保持したままの人がやはり多いですね。
他の外国人から言わせると、「なんでノルウェー国籍とらないの?」と聞かれます。
イギリスのテレグラフ社が発表した、
「世界で最も威力のあるパスポートを持っている国ランキング」とあり、
ビザなしで渡航できる国の数が目安となるようですが、
1位がドイツの177ヶ国
日本は173ヶ国で5位
ノルウェーは172ヶ国で6位
最下位はアフガンスタンで25ヶ国
ということです。ほとんど変わらないですね。
関連用語集:
滞在許可 (熟練労働者として)Residence permit for skilled worker /Oppholdstillatelse som faglært.:
何はともあれこちらが一番重要。
旦那は、会社に雇われたのが12月で、1度下見や挨拶もかねて渡欧。
6月になってもおりなかったので、家族全員で渡欧。
まずは、観光ビザで入国。
観光ビザで滞在できる3ケ月のぎりぎり9月にやっと許可がおりた旨、日本の在ノルウェー大使館より連絡をもらう。
本来は「ノルウェーにいてはいけないのだけど」という前置きがあったものの、無事滞在許可をゲット。
滞在許可(家族ビザ)Family immgration / Familieinvandring
私と子供はこちらの種類の滞在許可を申請。(だったと思う)
私は自動的に労働許可ももらえました。
滞在許可の更新 Permit renewable / Fornye tillatelsen :
この手続きが本当にストレスの溜まるものでした。毎年、UDIのオフィスが開く前に並ぶ必要があります。横入りする不届きものがいたり、それに対して怒る人がいたり、やっとオフィスが開いても、自分の番がくるまでずっと待つ、忍耐が必要です。
ただし、数年前からネットで予約がとれるようになったので、今は並ぶ時間も短くなり、随分と楽になりましたが、永住許可を得るまでは毎年の更新手続きが必要です。(だと思います。)
永住許可 Permanent residence permit / Permanent oppholdstillatelse:
本来であれば4年目で、永住許可を取得できるはずが、どうも最初に申請したビザの種類が、永住許可を得るための滞在累積年数としてカウントされるタイプのものでなかったらしく、(これは移民局のミス)ようやく7年目にして、永住許可を得たと記憶しています。
永住許可を得る条件として、ノルウェー語のコースに参加するか、試験にパスする必要があります。
滞在許可カードの発行 Residence card / Oppholdskort:
数年前から今まではパスポートに貼付されていた滞在許可証がカード形式になりました。これは身分証明書とはならず、基本的にはいつも携行しておく必要があるそうです。身分証明書となるのは、パスポート、運転免許証、写真入りキャッシュカード等です。
滞在許可カードの更新 New residence card / Nytt oppholdskort :
永住許可をもらっても、滞在許可カードは2年ごとに更新する必要があります。オンラインで予約可能。海外に2年以上住む予定がある場合は、永住許可を維持するための別の手続きが必要です。
お役立ちサイト:
移民局(UDI)のホームーページ ノルウェー語、英語の用語集もあり非常に見やすい。(以前はノルウェー語のみでそれはそれは読みにくかったです。)
駐日ノルウェー王国大使館 日本語で書かれた役立つ情報が満載。
次回は、公的手続きについて書きたいと思います。
お楽しみに~
続きはこちらその4
