ちょうど1年前のこの時期に
長年の夢だったペルー・マチュピチュ遺跡に
一人旅をしました。
下の写真は、マラスの塩田です。
当時、母国語がスペイン語のペルーに
一人旅をして
それでもものすごく充実した1人時間と
仲良くなった人も多くいて
生きようとすればどこでも生きれるなと
世界観と人生観がガラッと変わりました。
あとから振り返ると
それは氷山のたった一角の前ぶれでした。
ペルー・マチュピチュ遺跡の旅から帰宅後
翌月には同居していた義母が亡くなり
家族構成がとてつもなく変わりました。
今まで義母のおかげで
仕事に集中できていた部分が多く
家事や育児の分量は
いっきにのしかかってくるように感じました。
それは、時間的にだけでなく
こんなにやらないといけないんだ
これだけを今までしてもらってきたんだ
という精神的にくるものの方が大きくて
なんだか「今まで」が
だめだったような気にもなるし
(冷静に考えると
そうではないとわかるのだけれど)
自分自身の捉え方や
人生、家族、やりたいことはどこまでやれるのか
夢、選択肢、などなど
ありとあらゆるものに対して
今まで巡らせてこなかった思考を巡らせて
考えるようになりました。
それから、落ち着いてゆっくりと
心の回復というか
立て直し、新たな時間構築を
していけばよかったのかもしれませんが
義母が亡くなる少し前の
8月から始まっていた
長男の中学受験が進行中でした。
塾の送り迎えや受験する親としての心理など
切羽詰まったものが目の前にあって
毎日が慌てた状態でした。
運よくなのか、本人の頑張りなのか
12月末に、受験に合格した結果が出た時には
かなり安堵しました。
そして、義母が亡くなる前から
飛行機のチケットをとって
3月の子供たちの春休みに
行くことを決めていたロサンゼルス旅行。
考えに考えた結果、決行することにしました。
ここまでをやり終えたら
私の中では、激動の半年を
よく生きてこれたなというそれだけで
精一杯でした。
しかも、夫が自分の母を亡くしてから
様子もおかしくて、そこにも
サポートしていた(つもり)でしたし
仕事の面でも激動なくらい
さまざまなお客様への対応や
マーケティングの分野で新たな販売に
挑戦していた時でもあったので。
私も疲れるんだということが
わかりました。笑
変な話ですが
ここまで、あらゆることを
やりたいと思ったことはできるはず
できないのは自分があきらめたり
やる気や意志が弱いからだ、などと
自分の尻を叩いて
ものすごく奮闘してきていました。
しかもそれを誰かの力を借りてではなく
1人で乗り越えていかなければいけない
という思い込みがとても強かった。
さらに
自分で自分の頑張りを認められない
というのが子供の時代からの癖でした。
自分で自分のことを褒められない
褒めた先から堕落しそうな気がする。
だから、褒めてくれる人のことも
心のどこかでは信じられなかったし
何より自分のことを信じていなかったから
一生懸命、SNS発信や講座なんかでも
こうしたらいいよ、なんでもっと
自分のやりたいことを大切にしないの
などと強く言っていたけれど
それは全部自信がない自分に対して
言っていたのだと思います。
もちろん目の前の人にも伝えたい気持ちには
嘘はなく
目の前の人に懸命に伝えていたことが
自分のためにもなっていたということだと
思うんですけどね。
こういう言葉だけで
この内面で大きく起きた変化変容を
お伝えできているのかな?
わからないのですが
私の中では、こういった1つ1つの気づきが
ものすごく大きな内面の変化でした。
最近読んだ本で「トランジション」
人生の転機をあらわしている本ですが
これはまさに私に起きていたことが
表されていると思いました。
この期間も仕事はありがたく続けていて
去る者は追わず来る者は拒まずの精神で
いらっしゃるお客様とは
深く関わることができ
心のあり方や仕事との向き合い方など
この期間でなければ伝えられないことを
お伝えしてこれたのではないかなと思っています。
私がお客様の吸収度にいい刺激を受けたことも
たくさんありました。
もう数年前からこの変容のきざしは
はじまっていたのですが
ペルー・マチュピチュ遺跡一人旅から
ちょうど1年経って
次の次元の入り口に到着したように感じています。
とにかく、今までの
頑張らないとなんにもなれないというのは
違うなというのがわかりました。
人のために奮闘しているようで
そこが自己否定や犠牲や我慢ばかりで
成り立っているのであれば
相手にも犠牲や我慢を強いていくことになります。
お互いが尊重されていない状態。
それより、力を抜いて、見る目を養っていった方が
気づけることが多いし
豊かさを感じられるよねということなどなど。
仕事、事業、社会、組織、地域などとなると
もっと様々なことと関連させて言えます。
この気づきが
これから現実に反映していくであろうことを
よかったら、また
楽しみにしていてください♪