◎大谷本廟から数十年振りの清水寺
大谷本廟に着いたのは、16時をまわっていた。
上さんの父母の御霊が安置されている。何と駐車場は無料だった。お参り後、すぐ近くの清水寺を観光することにした。が、ものすごい人、人、人。細い道に車を進めるのは怖い。どこか駐車場はないか? すぐに見つかり、1台空きがあったので安堵して駐車。清水寺の拝観料は1000円だった。正直、「高い」と思った。大昔、ここには来たことがあるが、まったく印象が違う。寺の施設や歴史を観るというよりも、驚くほどの人、人、人。それも欧米人や中国人、そしてインド?人の中に紛れた日本人の隙間に、清水寺が背景としてあるという感じ。
夕刻、山の緑の中に五重塔のようなものが見えた。少し遠くにある、泰産寺の子安の塔であろう。その遠景は美しかった。

清水寺に来たなら、緒濫人には目的が一つあった。阿弖流為の碑を写真に収めることだ。どこにあるのか? 高い舞台の真下のあたりにあることがわかった。近くには音羽の滝もあったが、そこも写真に押さえるべきだったが、洩らしてしまった。音羽の滝は、たしか田村麻呂が観音様の感応を受け、清水寺の建立に至った場所であるはずだ。

◎国立国会図書館がある京都の精華町
この日は、京都の精華町にある「けいはんなプラザホテル」を予約していた。ここは奈良の近くであった。行ってみて驚いた。そこには国立国会図書館があった。この周辺には理研などの大きな研究施設があり、関東でいえば、つくばの学園都市のような場所であることがわかった。翌朝付近を散策すると、街路樹のある広い道路が快晴の朝日を浴びて美しく輝き、まるでヨーロッパかカナダの街を歩いている錯覚を覚えた。
生活のための商業施設も充実していた。早朝から深夜まで営業しているスーパー、チェーンの著名な飲食店、温泉施設、ガソリンスタンド、そして宿泊したホテルやイベントホールなどが計画的に広々と、しかし集約して整えられており、ものすごく便利な場所だった。
そしてホテルには、大きな細長い船の船尾のような造形物があり、これは何だろうと思い調べてみたところ、数十メートル半径の影を追いかける日時計だった。

墓参りの旅、次の目的地は奈良公園の近くの小山の上の霊園にある。快晴のやわらかな光に包まれた眺めの良い墓地は、拡張されていた。次に訪れると、さらに下に広がっているかもしれない。




